関節から聞こえる音、ポキッの正体/ Joint Cavitation


まずは文章を頑張って読んでいただき、最後に文章の内容を思い出しながら下にあるアニメーションを見てみてください。

 

Please refer to the video at the bottom of this page if you want to know more about your spinal function.

 

「関節から聞こえる音、ポキッの正体/ Joint Cavitation」

  • アジャストメントを受けた時になぜ音が聞こえるの?
  • 音が聞こえた時、身体の中では何が起こってる?
  • 音が鳴った方が良いの?
  • 関節炎につながるって本当なの?

The Reality Check: Joint Cavitationより引用。アニメーションの内容を簡単に訳したものを共有させていただきます。


【関節から聞こえる音、ポキッの正体】

 

カイロプラクターによるアジャストメントを受けたことがある人は、その際に聞こえるポキッという音に気づくかと思います。そしてそれが何なのか、どういうことなのか疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

*英語ではPopping/ Cracking sound=ポップ音、ポンっという音、割れた音

多くの人がこの音に関してそれぞれ違った理解をもっているので、ここでは実際にはどういったことなのか説明したいと思います。この音は関節の中で単に気体(気泡)が発生した時のもので、身体の他の場所で発生する気体と特に違いはありません。

そして、この音が関節炎を引き起こすと言う人もいますがそんなことはありません。

多くの研究が、何年も日常的に指の関節を鳴らし続けた人とそうでない人のレントゲン写真を見比べてどんな違いがあるかを調べています。これらの研究の結論はみな同じで、何十年も習慣的に指の関節を鳴らすことは臨床的にもレントゲン画像でみても関節炎とは関係がないというものでした。

もちろん、背骨は体重のかかる部分なので、手や指と同じように比べられるのかという疑問があるかもしれません。
しかし、今現在手に入る研究においては、関節を鳴らすことは関節炎と何の関係もないことが示されています。

この音自体には実際のところ何の意味もないのです。そして聞こえようが聞こえまいがアジャストメントの良し悪しには関係のないことなのです。
関節から音が鳴るアジャストメントの方が、鳴らないものよりも良いかどうかを調べたいくつかの研究においても、音が鳴る鳴らないはアジャストメントの効果とは関係がないことが示されています。

カイロプラクターは”素早い動き”を使ってアジャストメントを行いますが、速さを伴うアジャストメントであるほど、あなたが音を聞く可能性は高くなります。
繰り返しになりますが、音が鳴ったから良いアジャストメントということにはならないのです。音が鳴らないアジャストメントでも背骨の働きを良くして、音が鳴るものと同じ効果を得ることができます。

この音がなんなのかということに関してはいろいろな説が言われています。それらの説の中では、腱が関節とこすれている音・骨が元の位置に戻る音・癒着や瘢痕組織がはがれる音、といったことが言われています。

最近では、音が鳴る時に関節の中で何が起こっているかを調べた面白い研究もあります。この研究では、ビデオMRIを使って指を音が鳴るまでひっぱった時に指の関節の中で何が起こっているかを観察しました。

指につけたケーブルでゆっくり指をひっぱり、音が鳴る瞬間の状態をビデオMRIで撮影しました。また、コンピューターを使い、音が鳴る前後での関節の間のスペースも観察しました。

結果として、指を引っ張り始めてしばらくは関節の間のスペースに変化はありませんでしたが、ある一定の力を超えたところで素早く関節のスペースが広がり気泡が発生しました。そしてこの瞬間が音が聞こえたタイミングでした。

これが意味するのは、カイロプラクターがアジャストメントを行った時に聞こえる音は、関節の中の液体と気体の状態が変わったことによるものということです。

この現象にはとてもかっこいい名前がついています。それはトリボヌクリエーション (Tribonucleation)です。2~3杯飲んだ後に言ってみましょう笑

これは実はシャンパンのボトルを開けた時に起こる現象ととても似ていて、それがこの場合は関節の中で起こっているということになります。

この関節からの音に関して研究が始まった当初は、音が鳴るのは関節の状態が良くないからだと言われていました、しかし1930年代になって、健康な状態の関節でも起こるものとされました。

次にカイロプラクティックを受けに行く時にこのことを思い出してみてください。ポキッという音は骨がこすれたりして起こるものではなく、アジャストメントが関節の状態を変えた時に気泡が発生したことよるものなのです。

 

 

~おしまい~

 

それでは下のアニメーションをご覧ください!