

近年で人気が出てきて、競技人口が増加しているスポーツの1つにトレイルランニング(トレラン)があります。
景色を楽しみながら自然の中を走るというのはとても気持ちのいいことだと思います。
ですが、マラソンなどのように平らな道を走るのとは違うため、からだに対するストレスも通常のランニングとは異なり、そのことがケガなどにつながることもあります。
多くの場合はランニングでみられるようなケガと同じようなものがありますが、特に膝の痛みに関してはトレラン特有のものが多い印象です。
「トレランを楽しみたいのに、膝が」
「上りや下りで膝が痛くなる」
といったことでお困りの方はまずはこのページをお読みいただければと思います。
トレランでなぜ膝が痛くなるのか
ランニングで膝の痛みと言えばランナー膝(腸脛靭帯炎)をイメージする方は多いかもしれません。
ですが、トレランでは別の原因で膝に問題が出ることがよくあります。
それは膝窩筋(しつかきん=Popliteus)が原因となっているものです。
膝窩筋は膝の裏の深いところにあるとても小さい筋肉なのですが、膝の曲げ伸ばしの際の安定性においてとても重要な役割をもっています。
また、”すね”が捻じれてしまうような動きが起こった時や下り階段・下り坂を走る際にも膝を安定させるために働いています。
トレランでは平らな道ではなく、でこぼこした道や下りの急な道を走ることで、足首の動きなどを通してこの筋肉に負担が多くかかってしまうことがあります。
そのストレスがかかることで、膝に痛みといった症状が出てきてしまいます。


右図は右足の膝窩筋を後ろからみたものです。*膝窩筋=Popliteus
どうやって膝窩筋の問題だと判断すればいい?
膝窩筋に何か問題があると、膝に痛みが出ることはもちろんですが、膝の裏が痛くなったり、膝の外側が痛くなることが多いです。
この膝の外側の痛みですが、よくランナー膝と間違われてしまうことが多いので注意が必要です。OSCを利用されている方の中でも、ランナー膝だと思って来てみたら膝窩筋の問題だったということが多くありました。
膝の裏も普段は痛くないのに、押されて初めて痛いことに気付いたという方もめずらしくありません。


*膝窩筋の問題では左図のように、膝の外側に痛みが出ることも多いです。
OSCでは何をしてもらえるの?
OSCではからだ全体の機能をチェックして、カイロプラクティックをベースに脳とからだのコミュニケーションを良くしていきます。
からだ全体のはたらきを良くしつつ、ランナー膝や他の膝の問題ともしっかりと区別した上で、膝窩筋の問題には足首やすねの骨、膝窩筋、場合によっては腰・骨盤・股関節まで含めてアプローチを行います。
初回に正確な評価をして、その結果をもとにケアプランを作成し問題の根本解決をサポートします。
ランニング関連の膝の痛みでお困りの方は是非一度ご相談ください!
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