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OSCコラム~Unlock Your Spine~ ドクターオブカイロプラクティック(D.C.)が解説する「初めてのカイロプラクティック」
こんにちは!本場アメリカで国家資格である「ドクターオブカイロプラクティック(DC)」を取得したカイロプラクターの近江です。

「カイロプラクティックって何?」「どんな人に向いているの?」と疑問を持つ方や、初めての施術に不安を感じている方へ、専門家の視点からわかりやすく解説します。
カイロプラクティックとは?

カイロプラクティックは、背骨や骨盤帯などの関節の「動き」に着目し、脳と身体の情報伝達(コミュニケーション)をスムーズにすることで、身体本来の力や健康をサポートするものです。
姿勢の悪さ、運動不足、昔のケガをちゃんと治してない、スポーツや日常生活での負担によって、関節の動きのバランスが偏ると、脳が身体の状態を正しく把握できなくなることがあります。
この現象を「(カイロプラクティック)サブラクセーション」と呼び、「アジャストメント」という手法を用いて調整を行います。
アジャストメントとは?

カイロプラクターは、動きが低下している関節を評価し見つけ「アジャストメント」と呼ばれる調整を行います。
徒手による方法が一般的で、キャビテーションと呼ばれる、いわゆるボキっと音が鳴ることが多いですが、専門のツールやテーブルを使う方法など、さまざまなテクニックの中から合ったものを使用します。
これにより、脳と身体のコミュニケーションが円滑になることで、身体本来のはたらきが発揮されやすくなるという考えを基にしています。
現在のカイロプラクティックでは「骨のズレ」や「歪み」といった表現は使わず、“関節の機能的なバランス”に対して行うものとされています。
どんな症状・悩みにおすすめ?
世間一般では肩こり・腰痛に対して行われるのがカイロプラクティックというイメージが若干あるようですが、上記の「脳と身体のコミュニケーション・身体本来のはたらきをサポート」ということからも、ある症状に対してというよりは、その人全体の健康に対してアプローチする形になります。
それが、姿勢や運動パフォーマンス、体調や睡眠に影響する可能性が最近の研究でも明らかになってきています。
施術の流れ(初めての方も安心!)

お悩みや生活習慣を丁寧にヒアリングします。
姿勢や関節の動き、必要に応じて専門的なテストも行い、施術が適切かどうかを判断します。原因についても、わかりやすくご説明します。
必要な部位にのみ、安全かつ一人ひとりのクライアントさんに合った方法で施術を行います。
日常生活で気をつけることや、ご自宅でできる簡単なセルフケアなどもご提案します。
初回の評価とアジャストメントの反応を基に、目的に合わせてケアプランを作成し、2回目の際にご提案させていただきます。
よくある質問(FAQ)
カイロプラクティックは痛いですか?
基本的に痛みはほとんどありません。一人ひとりに合わせた安全な施術を行います。
どのくらい通えば良いですか?
個人差がありますが、初回で変化を感じる方も多いです。症状や目的に合わせて最適なプランをご提案します。
施術時の「ボキッ」という音は何ですか?
関節内の圧力変化で発生する音で、骨同士がぶつかったり、ずれたりしているわけではありません。音が鳴らなくても効果には関係ありませんのでご安心ください。
どんな人が施術を受けられますか?
お子様からご高齢の方、スポーツ選手、妊婦さんまで幅広く対応可能です。安全性を最優先に、必要に応じて医療機関の受診を先におすすめすることもあります。
カイロプラクティックの専門性と安全性

アメリカでは、カイロプラクティックは国家資格(DC)として認められており、解剖学・生理学・神経学など約4,500時間以上の専門教育と国家試験を経て資格が取得できます。
「何に効果があるか」ということも大切ですが、「どれだけ安全か」についてもしっかり教育を受けるのが本場アメリカのカイロプラクティックです。
日本国内でアメリカのDC資格を持つカイロプラクターは約100名程度と非常に少ない現状があります。*DCは日本での医療資格保持を意味するものではありません。
体験談・ケースレポート
まとめ ~まずはお気軽にご相談ください~
カイロプラクティックは、背骨などの関節の動きだけでなく、体全体の健康をサポートするためのアプローチです。
「なんとなく不調が続く」「自分に合うケアを探している」「今後の人生を考えて体を整えたい」という方は、ぜひカイロプラクティックを身体ケアの選択肢の一つとして考えてみてください!
参考文献
- Haavik H, Kumari N, Holt K, Niazi IK, Amjad I, Pujari AN, Türker KS, Murphy B. The contemporary model of vertebral column joint dysfunction and impact of high-velocity, low-amplitude controlled vertebral thrusts on neuromuscular function. Eur J Appl Physiol. 2021 Oct;121(10):2675-2720.