立方骨症候群

立方骨症候群とは

立方骨症候群は、足の小指側にある「立方骨」とその周囲の組織に痛みや炎症が生じる状態です。特に急な方向転換やジャンプなどの動作時、または長時間の立ち仕事やデスクワーク後に痛みが強くなるのが特徴です。

足首の捻挫後に発症することも多く、特にスポーツ選手やアクティブな方に見られる症状で、当院にご相談に来られる方も捻挫の治りが悪いからという理由が多いです。

一般の方でも日常生活の中で発症することがあります。レントゲン検査では異常が見つからないことが多いため、見過ごされがちな問題です。

ある研究では、足のケガを持つアスリート3600人中約4%が立方骨由来の症状があるとされています。特にバレエダンサーでは足・足首のケガがある場合の17%、足首捻挫患者の6.7%に立方骨症候群が確認されています。（Durall CJ. 2011）

立方骨症候群を放置すると、足部全体のアーチ構造がくずれ、歩行パターンの変化により膝や股関節、腰にまで負担が及ぶことがあります。

痛みをかばう歩き方が続くことで、アキレス腱や足底腱膜などにも過度な負担がかかります。趣味の運動やスポーツ、競技生活にも良くない影響を与える場合があるので、早めの対応が推奨されます。

立方骨症候群の原因

立方骨症候群は、足部への繰り返しの負担や関節の動きの制限、日常の動作のクセ、スポーツ活動など、さまざまな要素が複雑に絡み合って発症します。

特に立方骨は足部のショック吸収機能や安定性といったはたらきにとって重要ですので、細かな視点からのアプローチが必要になります。

立方骨症候群の原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、足部の問題だけでなく、歩き方のクセ、体幹や股関節の筋バランスが影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。いくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な立方骨症候群へのアプローチと特徴

立方骨症候群では以下のような対処法が一般的です。

立方骨症候群の無い生活のために

まずは、ご自身の足や体の状態を正しく知り、「どこの動きが良くないのか」「どういったケアをすべきか」を見極めることが大切です。

特に足部～足首の関節のバランスをしっかり改善し、足本来のはたらきを回復させることが重要です。同時に、姿勢や歩き方、体幹や下肢の筋力バランスを整えることも欠かせません。

好きなスポーツや日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

できるだけ好きな運動を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、立方骨症候群の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

立方骨症候群を根本から解決し再発を防ぐためには、足の構造やバランス、下半身の使い方など、今の体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応し、より良い変化を引き出せるよう努めています。

また、当院では、必要に応じて「QUADRASTEP」という専用インソールや、「BlackBoard Training System」という足部トレーニングツールも取り入れ、他ではあまり受けられない総合的な施術を提供できる体制を整えています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

立方骨症候群のQ＆A

立方骨症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は休息で一時的に症状が和らぐことはありますが、根本的な問題（立方骨のアライメントや足部アーチの機能低下）が解決されない状態での自然治癒は難しくなります。

立方骨症候群の人がやってはいけないことは？

でこぼこな地面での運動、合わない靴を履き続けるなどは症状が悪化することがあります。自己判断での過度なストレッチや足部マッサージも症状を悪化させることがあります。

誰に診てもらえばいいですか？

整形外科を始め、鍼灸・整骨院、整体・カイロプラクティックなど利用される方が多いですが、足部の機能的問題に詳しい専門家がいるところがおすすめです。

レントゲンで異常がないのに痛いのはなぜ？

立方骨症候群は骨自体の異常ではなく、関節の機能不全や周囲組織の問題です。レントゲンは骨折や変形を見るには適していますが、関節の動きや軟部組織の問題を見つけるものではありません。カイロプラクティックでは、このような機能的問題を評価・施術することに長けています。

足首の捻挫をした人は発症しやすいですか？

足関節捻挫が思ったように良くならないと思って、しっかり調べてみたら立方骨症候群も併発していたということがよくあります。特に内反捻挫の際に、長腓骨筋の腱によって立方骨に負担がかかって起こることが多いです。

効果を実感された方の声

足～足首の痛みに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

カイロプラクティックでは、背骨や骨盤帯だけでなく、立方骨など足の骨にもアプローチすることができます。足は人が立ったり歩いたりするための土台となる重要な部分です。

早めに対応することが、症状の改善はもちろん、膝や腰への負担軽減や再発予防にもつながります。

当院では、足と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

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