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【ケースレポート10】20代・男性・膝の痛み・バレーボール


【20代・男性・膝の痛み・バレーボール】

 

大学のバレーボール部に所属、練習を重ねるうちに膝が痛くなり、以後運動や階段で痛みが出るようになってしまった。

 

整形外科を受診済みでMRIを撮ったところ、両膝の鵞足炎と診断されたとのことでした。

整体や治療院などにも通ったが、あまり良くならないとのことでOSCに来院されました。

 

2カ月後に控えている試合に出たいとの目的がありました。

 

初回の検査・評価より


痛みのレベルは10段階評価の4。両膝の鵞足部に圧痛がありました。

 

カイロプラクティックで行う動作触診では下部の腰椎(L4/L5)や仙骨の動きが若干低下しているようで、中殿筋などの使い方を含め、LPHC(腰椎・骨盤・股関節の複合体)としての機能があまりバランスよくなっていなような状態でした。

 

過去に腰痛などもあったようで、LPHCからくる慢性的なストレスが膝にさらに負担をかけているような印象でした。

 

施術について


触診や検査から必要な部分にアジャストメントを行っていきました。下部の腰痛と骨盤もそうですが、脊椎としてのユニットで機能しているので頚椎や胸椎部もチェックしました。

 

膝や足首に関してもアジャストメント等行いましたが、主にはLPHCの機能をより改善させるためのからだ作りと筋肉のバランス調整といった形でのアプローチを行いました。

 

施術を行いながら、話を聞いていくとウェイトトレーニングなどをネットや動画を参考に行っているとのことで、フォームがあまりしっかりしてないようだったので、できる範囲でアドバイスさせていただきました。

 

バレーボールということで、ジャンプ動作を繰り返す強度の高い運動になるので、セルフケアに関してもアドバイスをし、しっかりと自分でケアできるような習慣をつけていくサポートもしていきました。

 

1カ月程度で練習にそれなりに復帰できるようになりましたが、少し激しい練習をすると練習後に多少痛みが出てしまうので、よりLPHCの機能改善を優先し、セルフケアも行ってもらいました。

 

最終的には出たかった試合に無事出場してプレーでき、満足いく結果になって良かったとの声をいただきました。

 

まだまだ試合が今後もあるので、定期的にチェックしてより高いレベルでの改善・パフォーマンスアップを目指してケアを続けています。

 

今回のケースについて


出たい試合・レースに間に合うようにどうにかしたいというのはOSCでもよくあるシチュエーションです。

 

どんなにからだを気づかって練習をしていても、ケガは起こってしまう時は起こってしまいます。

あまり直前に来られると難しいですが、目的をしっかりと設定して、一定の期間アクティブにケアしていけば多くの場合で希望する結果が得られるように思います。

 

今回のケースでは、ホームエクササイズやセルフケアを本人がとても熱心にやってくれていたので、良い結果につなげることが出来ました。

 

具体的な話に戻りますが、膝は他の部位の影響をとても受けやすい部位です。からだ全体を評価してできること、やるべきことからしっかりと段階を踏んで向き合っていくことが大切です。

 

OSCで出来ることは”きっかけ”にすぎないかもしれませんが、今回のように目的が達成できて喜んでもらえるととても嬉しいですね。

 

*上記のケースは施術の効果を保証するものではありません。

*効果には個人差があります。

*上記のケースに関する質問や似たような問題をもっているんだけれどどうなんだろうといった疑問をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください!


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