膝蓋大腿疼痛症候群｜PFPS

膝蓋大腿疼痛症候群とは

膝蓋大腿疼痛症候群は、膝のお皿（膝蓋骨）と太ももの骨（大腿骨）の間にある関節（膝蓋大腿関節）に生じる痛みや炎症を指します。

特に階段の昇り降りや長時間座った後に痛みが強くなるのが特徴で、若年層から中年層の活動的な人々に多く見られます。この症状は、膝の痛みの中でも最も一般的なもので、当院でもよくご相談をいただくお悩みの一つです。

長距離ランナーに多く見られることから、腸脛靭帯炎と併せて「ランナー膝」とも呼ばれることもあります。しかし、日常生活でも発症することがあり、意外と身近な不調であることがわかります。

膝蓋大腿疼痛症候群を放置すると膝への負担が続き、痛みが慢性化してしまいます。痛みを避けるための代償動作により、他の関節や筋肉に負担がかかり二次的な問題が発生することもあります。

症状が進行し、膝の軟骨などへの負担がよりかかるようになると最終的には変形性膝関節症へと発展する可能性もあるため、早期の適切な対応が大切です。

膝蓋大腿疼痛症候群の原因

膝蓋大腿疼痛症候群は、膝への繰り返しの負担や筋力バランスの偏り、アライメントの問題など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

特に膝は、足首や股関節・骨盤帯からの影響を受けやすい部位でもあります。膝蓋大腿疼痛症候群と呼ばれているからと、膝だけ見ていても解決にならないことが多いです。

膝蓋大腿疼痛症候群の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を利用される方の多くは、膝だけに問題があることは少なく、足関節やLPHC（腰椎・骨盤帯・股関節）からの影響が見られます。そのため全身の状態をしっかり評価し、根本的解決のために何が必要か見極める必要があります。

これまでいろいろとケアを試したみたけれどなかなか良くならないという方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な膝蓋大腿疼痛症候群へのアプローチと特徴

膝蓋大腿疼痛症候群では以下のような対処法が一般的です。

当院では、膝だけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して運動や日常生活を楽しめる状態を目指します。

膝蓋大腿疼痛症候群の無い生活のために

まずはご自身の膝や体の状態を正しく知り、「どの動きや習慣が原因で膝に負担になっているのか」「どこをケアするべきか」を見極めることが大切です。

膝へのストレスを減らすためには、大腿四頭筋（特に内側広筋）や股関節周囲（特に中殿筋）のバランス改善、そして適切な動作の習得が必要です。

好きな運動や日常生活を諦めることなく、その時の状態に合わせたセルフケアとカイロプラクティックによる総合的なケアを取り入れてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、PFPSの原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

膝蓋大腿疼痛症候群（PFPS）のQ＆A

PFPSは自然に治りますか？

適切な対処をせずに放置すると自然治癒は難しいです。軽度では活動制限や適切なエクササイズで改善することもありますが、多くの場合は積極的な運動を含む専門的なアプローチが必要です。

PFPSと膝蓋大腿関節症の違いは何ですか？

PFPSは膝蓋骨周囲の痛みを特徴とする状態で、原因は多岐にわたります。膝蓋大腿関節症は膝蓋骨と大腿骨の間の軟骨が摩耗して起こる変性疾患で中高年に多い傾向があります。

PFPSに効果的なストレッチはありますか？

大腿四頭筋、ハムストリングス、腸脛靭帯、ふくらはぎのストレッチなどがあります。ただし、見よう見まねや自己流で行うと逆効果になる場合があるので正しい方法で行う必要があります。

PFPSと変形性膝関節症の関連性はありますか？

直接的な因果関係は証明されていませんが、長期間にわたるPFPSにより異常な膝の使い方が定着すると、関節への負担が増加し変形性膝関節症のリスク因子となる可能性があります。早期の適切な対処が重要です。

どこで診てもらえばいい？

整形外科やスポーツ整形外科、スポーツ障害に詳しい理学療法士や治療院・整体院などが適切です。特に運動療法と手技療法を組み合わせたアプローチができる専門家がおすすめです。

効果を実感された方の声

膝の痛みに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

カイロプラクティックでは、背骨や骨盤帯だけでなく、膝や股関節などの関節にもアプローチすることが可能です。膝は日常生活やスポーツの要となる大切な関節ですが、他の体の部位からの影響を受けやすい場所でもあります。

早めに対応することが、症状の早期改善そして再発予防にもつながります。当院では膝と全身を同時にチェックし、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

膝の痛みが改善し、次のレースに向けて自信が持てるようになりました

産後の身体トラブルから解放され、子育ての毎日が楽になりました