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足の指の付け根が痛い!人差し指から薬指の痛みに隠れた原因

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靴を履くたびに、足の前側がじんわり痛む。そんな違和感がずっと続いていませんか?

特に足の人差し指・中指・薬指の付け根あたりに不快感が集まっているという方は、実は多いです。この症状は専門的に中足骨骨頭痛(別名:中足骨痛・メタタルサルジア)と呼ばれ、足の構造と日常での使い方が深く関わっています。

「たかが足の痛みだし」と放置しがちですが、歩き方が変わって膝や腰にまで影響することもあります。今回は原因から自分でできるケアまで、順番にお伝えしていきます。

院長:近江

原因を正確に把握することが遠回りせずに改善への一歩につながります

目次

足の指の付け根が痛くなる根本的な仕組み

足には内側縦アーチ(土踏まず)・外側縦アーチ・横アーチの3種類のアーチがあり、それぞれが連動しながら体重を分散しています。

横アーチが正常に機能しているとき、体重は5本の指の付け根にバランスよく分散されます。ところが横アーチが低下すると、特定の指の付け根に圧力が集中するようになります。

横アーチのくずれが起こす連鎖

横アーチが低下した状態は「開張足」とも呼ばれます。足の前側が広がったように見え、指の付け根あたりにタコができやすい方は、すでにその兆候が出ているかもしれません。

加齢による足底の筋力低下や、長時間の立ち仕事による疲弊が積み重なることで、アーチは年単位でじわじわと変化していきます。気づかないうちに、毎日の積み重ねが炎症の原因になっています。

なぜ人差し指・中指・薬指の付け根に集中するのか

人差し指・中指・薬指に対応する第2・第3・第4中足骨は、構造的に動きが制限されていて衝撃を逃がしにくい特徴があります。

横アーチがくずれた状態でこれらの骨の先端に負荷が集中し続けることで、慢性的な炎症へとつながります。痛む場所が決まっているのは、こうした足の構造的な理由があるからです。

親指や小指の付け根が痛む場合は別の疾患も考えられます

ひとつ知っておいてほしいのが、痛む場所によっては別の疾患が関わっているケースがあるということです。

親指(第1趾)の付け根が痛む場合は外反母趾や強剛拇趾(きょうごうぼし)、小指側が痛む場合は内反小趾やジョーンズ骨折といった疾患が疑われることがあります。

痛む場所が人差し指から薬指の付け根ではなく、親指や小指側に集中しているという方は、早めに専門家へ相談されることをおすすめします。

知らないうちに足を傷めている日常習慣

横アーチがくずれていく背景には、日常のちょっとした習慣の積み重ねがあることがほとんどです。

特別なスポーツをしていない方でも、気づかないうちに足へ負担をかけているケースは珍しくありません。自分の生活と照らし合わせながら読んでみてください。

靴と立ち仕事による継続的な負荷

ヒールの高い靴を長時間履くと体重が前方にシフトし、中足骨の骨頭への圧力が大きくなります。つま先の細い靴は横アーチを圧迫しやすく、長期間の使用でアーチの低下を招くことがあります。

立ち仕事や接客業の方は一日の累積負荷がとても大きくなります。「休日は楽だけど、仕事中はずっと痛い」という方は、職業的な負荷が大きく影響している可能性が高いです。

ランナーや運動量の多い方にもよく見られます

この症状は、繰り返しの衝撃が前足部にかかるランニングをはじめ、運動量の多い方にもよく見られます。マラソン大会に向けて急に走行距離を増やした、ダンスや格闘技を始めて踏み込みや跳躍動作が増えたというケースが代表的です。

フォームのクセによって特定の指だけに負荷が集中している場合は、運動量を減らすだけでは解決しないこともあります。

まず試してほしいセルフケアのポイント

急性期(痛みが強い時期)は安静とアイシングを優先し、炎症が落ち着いてから本格的なセルフケアを始めるのが基本の流れです。痛みのある状態で無理に動かし続けるのは症状を長引かせるリスクがあるため、まず痛みの状態を見ながら取り組みましょう。

足底深部の筋肉を意識したトレーニング

足底には複数の筋肉層があります。その深部にある第3層の筋肉群は横アーチを支えるうえでとても重要で、私が個人的に重視しているアプローチのひとつです。

具体的には足の指を細かく動かすことを意識したトレーニングになりますが、ポイントは「どの筋肉に効かせているか」を意識することです。ただ単に動かすだけより、その感覚を習得するプロセスが大切だと感じています。

インソールと靴選びの見直し

中足骨の痛みにはインソールがよく使われます。ただし、自分の足の形や歩行パターンに合っていないインソールを選ぶと、かえって症状を悪化させることがあります。市販品で改善が見られない場合は、専門家によるフィッティングを検討しましょう。

靴選びでは前足部に十分な余裕があり、クッション性が確保されているものを選ぶのが基本です。デザインだけでなく、足幅や形状に合うかどうかを試し履きで確かめる習慣をつけましょう。

専門家への相談を考えるタイミング

2〜3週間のセルフケアで改善が見られない場合、痛みが強くなってきた場合、歩き方が変わってきたと感じる場合は、専門家による評価を受けるタイミングです。

足の痛みを放置すると歩行バランスが変化し、膝や腰にまで連鎖的に影響が広がることもあります。

中足骨への負担を考えるうえで見落とされがちなのが、後足部の動き、いわゆる「プロネーション(回内)」のコントロールです。後足部の過剰な動きが前足部の荷重分布を乱し、特定の中足骨頭への集中的な負荷につながることがあります。

前足部の痛みだけにフォーカスしていると、こうした後足部との連動が見逃されてしまいます。足部全体を包括的に評価できる専門家のもとで、全身のバランスを含めて原因から整えることが根本的な解決につながります。

これまで多くの方の足の悩みを見てきましたが、「もっと早く来れば良かった」とおっしゃる方が本当に多いです。ひとりで悩まず、少しでも気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。


院長:近江

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