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足底腱膜炎とシンスプリントに共通する足部の問題とは

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「かかとや足裏の痛みが続いている」「しばらく安静にしても、また再発してしまう」という経験はありますか?足底筋膜炎や足底腱膜炎は、足裏の痛みとして現れますが、その背景には足部全体の機能不全が隠れていることがほとんどです。

そしてここで注目していただきたいのは、足底筋膜炎・足底腱膜炎を引き起こす足部の機能問題が、すねの痛み(シンスプリント)にも深く関わっているという事実です。足裏の痛みとすねの痛み、場所は違っても根本の原因は同じところにあることが多いです。

今回は足底筋膜炎のメカニズムを軸に、足部の機能が身体全体に与える連鎖的な影響についてお話しします。

院長:近江

足底筋膜炎とシンスプリントを同時に抱えているランナーからの相談は多く、根っこにある問題は共通していることがほとんどです

目次

足底筋膜炎とはどういう状態か

足底筋膜炎は、かかとの骨から足の指のつけ根まで広がる足底筋膜(足底腱膜)に繰り返しのストレスが加わり、損傷や炎症が生じた状態です。近年は足底腱膜炎とも呼ばれており、炎症所見が乏しい変性状態をPlantar fasciopathy(足底腱膜症)と分類することもあります。

最も特徴的な症状は朝の第一歩でかかとに痛みが走ることで、しばらく歩くうちに和らいでいくのが特徴です。ランニング後や長時間の立ち仕事の後に悪化する傾向もあります。

単純に「足裏を使い過ぎた」という問題ではなく、足底筋膜に過剰な負荷がかかり続ける構造的・機能的な背景があることがほとんどです。その背景を正確に評価することが、根本的な改善への出発点になります。

足底筋膜炎を引き起こす足部の機能不全

足底筋膜炎の根本にある問題として、足部の機能不全が挙げられます。足部は地面と身体をつなぐ起点であり、その機能が乱れると足裏だけでなく、その上の足関節・すね・膝・骨盤にまで連鎖的な影響が生じます。

足底筋膜炎に悩む方の足部を評価すると、ほぼ例外なく何らかの機能問題が見つかります。

中足部の動きと安定性が根本にある

特に重要なのが中足部の動きと安定性です。中足部とは足の真ん中を構成する立方骨や楔状骨といった複数の骨からなる部位で、アーチのクッション機能と地面からの力の分散を担う要所です。

中足部の動きが制限されていたり、逆に不安定すぎたりすると、足全体のアーチ機能が乱れ、足底筋膜への過剰な牽引力が生まれます。足底筋膜炎のアプローチにおいても、中足部の動きや安定性をしっかり評価することが足部機能回復の上でとても重要なステップになります。

足裏をボールでコロコロとマッサージするだけではなかなか改善しないのは、この中足部の機能問題に対処できていないからです。表面的な筋膜の緊張をほぐすだけでは、根本の構造的問題は解消されません。

足部のアーチくずれが過回内を引き起こす

中足部の機能不全があると、着地時に足のアーチが過剰に崩れる過回内(オーバープロネーション)が起きやすくなります。過回内の状態では、足底筋膜が着地のたびに過剰に引き伸ばされます。これが足底筋膜炎を悪化・慢性化させる大きな要因です。

加齢によって足部のアライメントが変形してしまっているケースでは、構造そのものが変化しているため、治癒に時間がかかることが多くなります。そのため、早期に専門家へ相談し、自分の足部の状態を正確に把握することが大切です。

同じ足部の問題がシンスプリントにも影響する

ここで注目したいのが、足底筋膜炎を引き起こす足部の機能不全が、すねの痛み(シンスプリント)にも直接影響しているという点です。実際に、足底筋膜炎とシンスプリントを同時に抱えているランナーは多く、これは偶然の一致ではありません。

過回内が脛骨にねじれのストレスを与える

着地時の過回内が起きると、足底筋膜が過剰に引き伸ばされると同時に、脛骨には内旋(内側へのねじれ)を強いる力が働きます。このねじれが繰り返されることで、脛骨の骨膜や付着する筋肉が牽引され続け、すねの内側に痛みが生じます。これがシンスプリントの発症メカニズムの一つです。

足底筋膜炎の背景にある過回内という一つの問題が、足裏とすねの両方にストレスをかけているということです。すねの痛みだけを局所的に処置しても改善が乏しい場合、足部の機能問題が見落とされている可能性があります。

足関節の可動域制限が連鎖をさらに悪化させる

足底筋膜炎に悩む方に多く見られるもう一つの問題が、足関節の背屈可動域の制限です。ふくらはぎの筋肉の硬さや距骨の動きの制限によって足首が十分に動かなくなると、着地時の衝撃吸収が不十分になります。

本来足関節で吸収されるべき衝撃がすねや膝に伝わることで、これらの部位への過剰な負担が生まれます。足底筋膜炎→足関節制限→すね・膝への負担という連鎖が、複数の症状を同時に引き起こす背景にあります。

スポーツカイロプラクティックでのアプローチ

当院では足底筋膜炎に対して、足裏の痛みだけを局所的に処置するのではなく、足部全体の機能を評価した上でアプローチします。中足部の動きと安定性、足関節の可動域、足部のアーチ機能を丁寧に確認し、骨盤を含む下肢全体のバランスを整えていきます。

足底筋膜炎の症状軽減だけでなく、同じ足部の問題から起きているすねや膝へのストレスも同時に軽減できる可能性があるのが、身体全体を見るカイロプラクティックのアプローチの強みです。足裏の痛みで来院された方が「ついでにすねの違和感も改善した」というケースは珍しくありません。

一人で悩まずお気軽にご相談を

足底筋膜炎は、足裏の痛みというわかりやすいサインを通じて、足部全体の機能不全を教えてくれています。その問題を放置したままにすると、シンスプリントや膝の障害など、より広範な症状へと発展していく可能性があります。

足裏の痛みに悩んでいる方も、すねや膝にも不安を感じている方も、まずは自分の足部の状態を正確に把握することから始めましょう。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。


院長:近江

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