
院長:近江お気軽にご相談ください!
カッピング(吸い玉)と聞くと、背中にたくさんのカップをつけて寝ている風景や、丸い跡が残る施術をイメージするかもしれません。
しかし、当院が導入している米国RockTape社の『RockPods(ロックポッド)』は、従来のカッピングとはアプローチの概念が異なります。
RockPodsの最大の特徴は、「皮膚や結合組織(ファッシア)を引き上げた状態で、身体を動かすこと」にあります。これにより、単なる組織のケアにとどまらず、脳や神経系に働きかけて「正しい動き」を再学習させることを目指しています。


RockPodsは、慢性的な可動域の制限や、運動時の不調を感じている方に新たなアプローチを提供します。
RockPodsが一般的なカッピングと大きく異なるのは、以下の点です。
マッサージやフォームローラーが組織を上から押して(圧迫して)ケアするのに対し、RockPodsは皮膚と結合組織を上に引き上げます。この「減圧(Decompression)」の刺激により、組織間の滑走性をサポートするという考え方です。
カップで皮膚を吸い上げる刺激は、皮膚にあるセンサー(受容器)を通じて脳へと伝わります。これは「ここに意識を向けて動かして」という外部からのサイン(External Cueing)となり、姿勢の修正や、忘れていた筋肉の使い方を思い出すきっかけを作ります。
RockPodsは質の高いシリコン製で、柔軟性があります。そのため、カップを装着したままストレッチをしたり、関節を動かしたりすることが可能です。皮膚を引き上げた状態で下の筋肉を動かすことで、より効果的に組織の滑らかな動きを引き出します。




当院では、FMT(Functional Movement Training)の概念に基づき、評価から動作の変化までをセットで行います。
どこに動きの制限があるか、皮膚や組織の滑りが悪い箇所はどこかを確認します。
状態に応じて、吸着の強さ(3段階)やカップのサイズを選択します。神経の通り道や、動きの支点となる部分を狙ってアプローチすることもあります。
カップを装着した状態で、特定の方向に動かしたり、ゴムバンドを使ったエクササイズを行ったりします。これにより、ただ緩めるだけでなく「新しい動きのパターン」を定着させます。
RockPodsは従来のカッピングより短時間で使用することが多いですが、体質や組織の状態によっては皮膚に赤みや丸い跡が数日間残ることがあります。これは血流反応の一種ですが、跡を残したくない場合や肌が弱い方は、吸着の強さや時間を調整しますので事前にお知らせください。