椎間関節症（腰部）

こちらのページでは腰部の椎間関節症について説明しています。

腰痛のケースレポート

椎間関節症とは

椎間関節症は、背骨を構成する椎骨と椎骨の間の後方にある小さな関節（椎間関節）に炎症が起きたり、加齢や負担によって変形したりすることで痛みが生じる状態です。

ぎっくり腰も急性の椎間関節症からくることもあり、腰痛の原因としては従来考えられていたよりも高い割合を占めることが最近では言われています。

ほとんどの日本人が一生のうち一度は腰痛を経験すると言われています。

椎間関節症は慢性腰痛の主要な原因の一つであり、特に中高年以降で急増するとされているため、当院でもご相談をいただくことがよくある症状の一つです。(Cascio et al. 2023)

椎間関節症を放置すると、痛みが慢性化し日常生活にも支障をきたします。

初期には動作時の痛みだけだったものが、進行すると安静時にも痛みが生じるようになり、長時間座ることや歩行にも影響が出ます。

椎間関節の変形が進んでしまうと背骨全体にも影響し、それが神経を圧迫することで足のしびれや筋力低下といったより深刻な神経症状に発展する可能性もあります。

神経症状が出てからだと治るまで時間がかかってしまうので、違和感がある段階での早めの対応が大切です。

椎間関節症の原因

椎間関節症は、椎間板の変性や日常的な負担の蓄積、加齢による変化、スポーツや職業による反復動作など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や回復には個人差があり、根本的な解決を目指すには、椎間関節の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

椎間関節症の原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、腰部だけに問題があるのではなく、骨盤帯全体のバランス、姿勢や体幹の使い方が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な椎間関節症へのアプローチと特徴

椎間関節症では以下のような対処法が一般的です。

椎間関節症の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の腰や身体の状態を正しく知り、「どこの関節や筋肉に問題があるのか」「どのようなケアやエクササイズが必要か」を見極めることが大切です。

実は、椎間関節症の改善には、その部位へのアプローチだけでなく、そこにいかに負担がかからないようにその他の部位のバランスを整えるか総合的に判断する必要があります。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、椎間関節症の本当の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

椎間関節症を根本から解決し再発を防ぐためには、椎間関節の構造やバランス、腰部全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

椎間関節症のQ＆A

椎間関節症は自然に治りますか？

軽度のものであれば、適切な安静と生活習慣の改善により自然に症状が軽減することもあります。しかし、加齢や椎間板変性による関節の変形が原因の場合、完全に自然治癒することは困難です。放置すると慢性化や悪化のリスクがあるため、早期に専門家の判断を受けることをおすすめします。

椎間関節症と椎間板ヘルニアの違いは何ですか？

椎間板ヘルニアは椎間板の中の髄核が外に飛び出して神経を圧迫し、足のしびれや痛みを引き起こす疾患です。一方、椎間関節症は背骨の後方にある椎間関節の炎症や変形が原因で、主に腰を反ったりひねったりする時の痛みが生じます。ただし両者は併発することもあります。

椎間関節症で足のしびれが出ることはありますか？

椎間関節症自体では通常、足のしびれは出にくいとされています。椎間関節症の痛みは主に腰部やお尻、太ももの外側に感じることが多いです。ただし、椎間関節症が進行して、神経を圧迫するようになると、二次的に足のしびれが出現する可能性があります。この場合、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など他の疾患の可能性もあるため、医療機関での詳しい検査が必要です。

どこで診てもらえばいいですか？

まず整形外科で正確な診断を受けることをおすすめします。椎間関節症か他の腰痛疾患かを鑑別した後で、症状に応じて専門的なエクササイズや施術のできる場所を利用することも選択肢としてあります。

椎間関節症でも運動やスポーツはできますか？

症状が安定すれば、一般的な趣味レベルの運動やスポーツは十分可能です。ただし、急性期や症状が強い時期は安静が必要で、症状の程度に応じて段階的に活動レベルを上げていきます。

効果を実感された方の声

腰の痛みが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

腰椎～骨盤帯は身体の中心部であり、歩行時の負荷を支えるなど、様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると全身のバランスがくずれ、他の部位にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、腰椎・椎間関節と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。