ジャンパー膝

ジャンパー膝とは

ジャンパー膝は、膝のお皿（膝蓋骨）の周りにある腱に炎症が起こる症状です。バスケやバレーボールなど、ジャンプ動作を繰り返すスポーツでよく見られます。

膝を伸ばす時に働く太ももの前の筋肉（大腿四頭筋）が、膝蓋骨を通じてすねの骨につながる部分で炎症が生じ、運動時や日常生活で痛みを引き起こします。

スポーツ医学のデータによると、ジャンプを多用するスポーツ選手の発症率は11.2％から17％と報告されているように、当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。（Nutarelli et al. 2023）

ジャンパー膝を放置すると、軽度の運動後の痛みから始まり、徐々に運動中にも痛みを感じるようになります。さらに進行すると階段や歩行でも痛みが生じ、最終的には膝蓋腱の組織自体を傷める可能性もあります。

この段階になると競技復帰まで数ヶ月から1年以上を要することもあります。また、長期間の運動制限により筋力低下など他の部位への負担増加も懸念され、運動や趣味などに深刻な影響を与える可能性があるため、早めの対応が大切です。

ジャンパー膝の原因

ジャンパー膝は、筋肉の柔軟性や筋力バランス、動作パターン、成長期の身体的変化などさまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、膝の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

ジャンパー膝の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、膝だけに問題があるのではなく、下肢全体のバランス、体幹・殿筋の使い方が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なジャンパー膝へのアプローチと特徴

ジャンパー膝では以下のような対処法が一般的です。

当院では、膝だけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して運動や日常生活を楽しめる状態を目指します。

ジャンパー膝の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の膝や体の状態を正しく知り、「どこのバランスがくずれているのか」「どのようなアプローチを行うべきか」を見極めることが大切です。

実は、膝だけを見ていても根本的な解決にはならず、股関節や足首のバランスなども評価し、状態に合わせて、できるだけ積極的に動くことが大切です。

運動をなるべく続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、ジャンパー膝の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

ジャンパー膝のQ＆A

ジャンパー膝は自然に治りますか？

軽度であれば適切な安静により良くなる場合もありますが、多くは専門的な介入が必要です。放置すると慢性化などのリスクが高まります。

ジャンパー膝の人がやってはいけないことは？

強い痛みを伴うジャンプ動作、不適切なストレッチ、炎症部位への強いマッサージなどは自己判断でしないようにしてください。

手術以外の治療法はありますか？

保存療法、物理療法、リハビリテーション、体外衝撃波治療、PRP療法など多様な選択肢があります。カイロプラクティックも選択肢の一つです。

何科を受診すべきですか？

整形外科が第一選択ですが、スポーツ整形外科などがおすすめです。カイロプラクティックでも根本的なアプローチが可能です。

ランナー膝とは違うものですか？

膝蓋骨の動きが一つの要因となる点では一緒ですが、ランナー膝では腸脛靭帯に、ジャンパー膝では膝蓋腱に負担がかかっている状態です。

効果を実感された方の声

膝の痛みに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

膝は体重を支え、歩行や運動時の負荷を和らげるなど、様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、膝と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

ジャンパー膝が改善し、バレーボールを楽しめています

娘のジャンパー膝が改善し、安心してバスケに取り組めています