恥骨結合炎

恥骨結合炎とは

恥骨結合炎は、骨盤の前面中央で左右の恥骨が軟骨を挟んで結合している部分に炎症が起きる疾患です。

この恥骨結合部に繰り返し負担がかかることで、周辺組織に炎症が生じ、恥骨部から下腹部、股関節の付け根にかけて痛みが現れます。

主にスポーツ活動での反復動作や妊娠出産による骨盤の変化などが原因となり発症し、歩行や運動時の痛みが特徴的な症状として現れます。

特に20代から40代の活動的な世代に多く、ランニングやサッカーなど下肢を酷使する競技の選手に多く見られるため、当院でもご相談をいただくことが多い症状の一つです。

恥骨結合炎を放置すると、最初は軽い違和感だった症状が徐々に悪化し、日常生活にも支障をきたし始めます。歩行や階段の昇降や車の乗り降りといった基本的な動作が辛くなります。

スポーツ選手の場合、競技復帰が困難になるだけでなく、パフォーマンスの著しい低下を招きます。

慢性化しさらに悪化すると外科的手術が必要になることもあるため、違和感がある段階での早めの対応が大切です。

恥骨結合炎の原因

恥骨結合炎は、スポーツによる反復負荷や妊娠出産、骨盤帯の不安定性、筋力バランスのくずれなど、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、症状の感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、恥骨結合部の状態や全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

恥骨結合炎の原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、恥骨結合部だけに問題があるのではなく、骨盤帯全体のバランス、体幹～股関節が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な恥骨結合炎へのアプローチと特徴

恥骨結合炎では以下のような対処法が一般的です。

恥骨結合炎の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の骨盤帯や身体の状態を正しく知り、「なにが原因となっているのか」「どのようなエクササイズをするべきか」を見極めることが大切です。

実は、恥骨結合炎では体幹や殿筋群のバランスを整え、適切な負荷管理をすることが早期復帰のポイントとされています。

できるだけ日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、恥骨結合炎の本当の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

恥骨結合炎を根本から解決し再発を防ぐためには、骨盤帯のバランス、体幹～下肢全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

恥骨結合炎のQ＆A

恥骨結合炎は自然に治りますか？

軽度であれば安静で自然治癒することもありますが、骨盤帯の不安定性や筋力バランスの問題が残ると再発しやすくなります。カイロプラクティックでは関節のバランスを整え、自然治癒力を引き出しながら再発予防まで目指します。

恥骨結合炎はどのくらいの期間で治りますか？

軽度なら数週間～数か月、中等度以降は数か月以上かかることが多いですが、個人差や症状の重症度により変わります。

恥骨結合炎に効果的なストレッチ方法はありますか？

内転筋や股関節周囲、腹直筋のストレッチが効果的ですが、炎症が強い時期は無理をせず専門家に相談してください。個々の状態に合わせた方法やストレッチの強度を知る必要があります。

恥骨結合炎は誰に診てもらえばいいですか？

基本的には整形外科、スポーツ外傷ならスポーツ整形外科が推奨されます。排尿時の痛みなら泌尿器科、月経時の痛みなら婦人科も選択肢です。カイロプラクティックでは背骨・骨盤帯など身体全体の関節のバランスに対するアプローチを提供できます。

スポーツ復帰はいつ頃できるようになりますか？

段階的なリハビリを経て3～6か月程度で復帰が可能なことが多いです。復帰後の定期ケアで再発予防とパフォーマンス向上も視野に入れたケアをおすすめします。

効果を実感された方の声

股関節・鼠径部の痛みに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

恥骨結合部は骨盤帯の前面で身体を支える重要な部位であり、歩行時の負荷を分散するなど、様々な動作で使われる重要な関節で、問題があると全身のバランスがくずれ、他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

内転筋の痛みが改善し、大事な試合にも出場できました