ランナー膝｜腸脛靭帯炎

ランナー膝/腸脛靭帯炎とは

ランナー膝（腸脛靭帯炎）は、膝の外側にある腸脛靭帯が繰り返しの膝の曲げ伸ばしや運動によって大腿骨と擦れることで、炎症を起こして痛みを生じるスポーツ障害です。

特に長距離ランナーやサイクリストに多く、膝の外側に鈍い痛みや違和感が現れるのが特徴です。スポーツをしていない方でも、膝に負担のかかる仕事や生活習慣によって発症することがあります。

ランナー全体の5～14％が経験し、運動をする方における膝の痛みとしては22％を占めるというデータもあります。実は意外と身近にある体のお悩みで、当院にもこうした症状でご相談に来られるランナーの方が多くいらっしゃいます。（van der Worp et al, 2012）

ランナー膝を放置すると、炎症が慢性化して膝の動き自体が制限され、日常生活にも支障が出ることがあります。

無意識に痛みを避ける走り方がクセになり、膝以外の関節や筋肉にまで負担が広がることもあるので、少し違和感を感じ始めたタイミングで専門家にみてもらうことをおすすめします。

症状が進行しすぎると、パフォーマンスの低下につながり、さらにはマラソンや運動を諦めざるを得なくなる場合もあるので、ランナー膝と軽視せず早めの対応が大切です。

ランナー膝の原因

ランナー膝は、膝への繰り返しの負担や筋力・柔軟性の低下、フォームの乱れ、靴やトレーニングメニューの影響など、さまざまな要素が影響しあって発症します。

特に膝は、足首や股関節・骨盤帯からの影響を受けやすい部位でもあります。ランナー膝と呼ばれているからと、膝だけ見ていても解決にならないことが多いです。

ランナー膝の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を利用される方の多くは、膝だけに問題があることは少なく、足関節やLPHC（腰椎・骨盤帯・股関節）からの影響が見られます。そのため全身の状態をしっかり評価し、根本的解決のために何が必要か見極める必要があります。

これまでいろいろとケアを試したみたけれどなかなか良くならないという方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なランナー膝へのアプローチと特徴

ランナー膝では以下のような対処法が一般的です。

当院では、膝だけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して運動や日常生活を楽しめる状態を目指します。

ランナー膝の無い生活のために

まずはご自身の膝や体の状態を正しく知り、「どの動きや習慣が原因で膝に負担になっているのか」「どこをケアするべきか」を見極めることが大切です。

膝へのストレスを減らすためには、特に股関節周りや体幹の筋力強化と柔軟性の向上、足関節の機能改善が大切です。

好きな運動や日常生活を諦めることなく、その時の状態に合わせたセルフケアとカイロプラクティックによる総合的なケアを取り入れてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、ランナー膝の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

ランナー膝を根本から改善し再発を防ぐには、膝だけでなく全身、特に体幹～足部のバランスや動き方を正確に把握することが大切です。

当院では必要に応じてIASTM（金属のツール）やカッピングを使った腸脛靭帯へのアプローチや足部トレーニングツールも活用し、他ではなかなか受けられない総合的な施術を提供しています。

評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応し、姿勢や歩き方、全身の動きまで総合的にケアすることで、より良い変化を引き出しています。

ランナー膝のQ＆A

ランナー膝は自然に治りますか？

軽度なら安静や運動負荷の調整で自然に治ることもありますが、根本原因を改善しないと再発しやすいです。

ランナー膝の人がやってはいけないことは？

急に運動量を増やしたり、無理なストレッチ（フォームローラーでゴリゴリ）は悪化させる可能性があります。

どのくらいで治るのか？

多くは数週間から半年で痛みが引くことが多いですが、程度や対処法によってはさらに長引くこともあります。

再発を防ぐ方法はありますか？

足の筋力強化、足部～足首の関節の動きの改善、日々のケアなどが予防につながります。体重管理やトレーニングメニューの調整も有効です。

どこで診てもらえばいい？

整形外科を始め、鍼灸・整骨院、整体・カイロプラクティックなど利用される方が多いですが、スポーツ障害に詳しいスタッフがいるところがおすすめです。

効果を実感された方の声

ランナー膝に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

カイロプラクティックでは、背骨や骨盤帯だけでなく、足・膝・股関節などの関節にもアプローチすることが可能です。

膝は日常生活やスポーツの要となる大切な関節ですが、他の体の部位からの影響を受けやすい場所でもあります。早めに対応することが、症状の早期改善そして再発予防にもつながります。

当院では膝と全身を同時にチェックし、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

下り坂も怖くなくなりました

早めのケアで安心して走れました