シンスプリント

シンスプリントとは

シンスプリントは、すねの骨（脛骨）の内側を覆っている骨膜に炎症が起こることで痛みが生じるスポーツ障害です。

脛骨過労性骨膜炎（MTSS）とも呼ばれ、ランニングやジャンプなどの反復動作により、ふくらはぎの筋肉がすねの骨膜を継続的に引っ張ることが主な原因となります。

すねの内側の下部1/3あたりに、5～10cm程度の範囲で痛みが現れるのが特徴で、陸上競技やバスケットなどのスポーツ選手に頻繁に見られる症状です。

ランニング関連の障害の6～16％がシンスプリントとされ、男女問わず発症します。大学生・高校生など部活動が活発になる時期やトレーニングレベルが上がる進学後になる選手も多いです。（Bhusari and Desumukh. 2023）

当院でもこうした症状でお悩みの学生やランナーが多く来院され、よくご相談をいただく症状の一つです。

シンスプリントを適切に治療せずに放置すると、症状が慢性化し、痛みが治りにくくなります。

さらに深刻な問題として、疲労骨折に進行するリスクがあります。疲労骨折は一般的な骨折と比べて治癒期間が長く、何カ月も練習ができなくなることもあります。

また、すねの痛みをかばうことで他の筋肉や関節に過剰な負担がかかり、膝や腰などの二次的な問題が発生する可能性もあるため、早めの対応が大切です。

シンスプリントの原因

シンスプリントは、運動量の変化や筋力不足、足の構造的問題、環境要因など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、足部の状態や下肢全体のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

シンスプリントの原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、すねだけに問題があるのではなく、足部の機能、下肢全体のバランス、体幹の使い方が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なシンスプリントへのアプローチと特徴

シンスプリントでは以下のような対処法が一般的です。

当院では、すねだけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して運動や日常生活を楽しめる状態を目指します。

シンスプリントの無い生活のために

スポーツ活動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の足や体の状態を正しく知り、「どこが原因で負担がかかっているのか」「どこを整えるべきか」を見極めることが大切です。

実は、すねの痛みの問題ですが、特に足部の動きや股関節・骨盤帯のバランスなど下肢全体を評価して、総合的なアプローチやエクササイズを行うのがコツです。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、シンスプリントの原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

シンスプリントのQ＆A

シンスプリントは自然に治りますか？

軽度の場合は適切な休息で改善することもありますが、多くの場合は根本的な原因（筋力バランスなど）が解決されない限り自然治癒は困難です。早期の専門的な評価と介入が大切です。

シンスプリントと疲労骨折の違いは何ですか？

シンスプリントは5～10cmの広い範囲の痛みですが、疲労骨折はピンポイントで鋭い痛みが特徴です。疲労骨折では安静時痛や腫れも見られ、より深刻な状態です。

どのくらいの期間で治りますか？

一般的には3～5週間で炎症が治まることが多いですが、これは症状の軽減期間です。根本的な改善には個人差があり、適切な施術と運動を行えば数週間から数カ月で競技復帰までできることが多いです。

走りながら治すことはできますか？

急性期は安静が必要ですが、症状が軽減すれば段階的に運動量を調整しながらを施術や運動を進めることは可能です。ただし、専門家の指導のもとで慎重に行う必要があります。

インソールは有効ですか？

足の形態的な問題（扁平足、回内足など）がある場合、インソールはよく利用される選択肢の一つで、効果的な場合も多いです。足のアライメントにアプローチできるものが推奨されます。

効果を実感された方の声

シンスプリントに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

シンスプリントは適切なアプローチを行わないと長引いてしまい、競技生活を続けるにあたってかなり大きな支障になってしまう可能性があります。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、足部～下腿と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

高校時代からのシンスプリントが改善し、競技に集中できる

定期的に出る足の痛みが改善し、目標レースに出場できるように