肩インピンジメント症候群

肩インピンジメントとは

肩インピンジメントは、肩関節内で筋肉や腱が骨と衝突・挟み込まれることによって炎症が起こる疾患です。

特に腕を横から上に挙げる動作で強い痛みが現れるのが特徴的で、60～120度の角度で痛みがピークに達するという症状を示します。

夜間痛も特徴的で、寝返りを打った際や痛む側の肩を下にして寝ようとした時に強い痛みが走ります。

特に腕を挙上する動作を伴う運動・スポーツや仕事が多い方に多く見られます。年齢と共に発症率も上がると言われていて、当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。

肩インピンジメントを放置すると、肩の動きが悪くなり痛みが徐々に増していきます。断裂が進行することで肩を支える腱板の筋力が低下し、肩関節がスムーズに動かせなくなるため、日常生活での動作が困難になります。

さらに肩関節や周囲の組織にさらなる負担がかかり、肩が固まって動きにくくなる拘縮を引き起こしたり、痛みが長引く慢性的な症状へと発展する可能性があります。

最終的には仕事や日常生活に支障をきたし、手術が必要になる場合もあるため、違和感がある段階での早めの対応が大切です。

肩インピンジメントの原因

肩インピンジメントは、肩の構造や筋肉のバランス、動作習慣、生活環境などさまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、肩の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

肩インピンジメントの原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、肩だけに問題があるのではなく、姿勢や、上肢全体のバランス、体幹の使い方が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な肩インピンジメントへのアプローチと特徴

肩インピンジメントでは以下のような対処法が一般的です。

当院では、肩だけに注目するのではなく、身体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して仕事や日常生活を楽しめる状態を目指します。

肩インピンジメントの無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の肩や身体の状態を正しく知り、「どこがうまく使えていないのか」「どのようなエクササイズを選ぶべきか」を見極めることが大切です。

実は、腱板などの筋バランスを整えることも大切ですが、肩甲骨の動きや姿勢など総合的にアプローチを行うことが再発予防につながります。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、肩インピンジメントの原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

肩インピンジメントを根本から解決し再発を防ぐためには、肩の構造やバランス、上肢全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

肩インピンジメントのQ＆A

肩インピンジメントは自然に治りますか？

肩インピンジメントは適切な介入なしに自然治癒することは困難です。腱板は血流が乏しい組織のため、放置すると症状が進行し、日常生活に支障をきたす可能性が高くなります。

肩インピンジメントの人がやってはいけないことは？

腕を頭上に勢いよく上げる動作、重い物を持ち上げる動作、痛みを我慢して無理に動かすことは避けるべきです。特に症状が強い時期は安静を保つことも大切です。

手術をしないと治らないのですか？

多くの症例で保存療法により症状が軽くなるとされています。薬や注射、運動療法とを組み合わせた介入で改善が期待できますが、保存療法で十分な効果が得られない場合に手術が検討されます。

四十肩・五十肩との違いは何ですか？

肩インピンジメントは特定の角度での痛みが特徴的ですが、四十肩・五十肩は全方向の可動域制限と痛みを伴います。原因や治療法も異なるため、正確な判別が大切になります。

再発する可能性はありますか？

適切なアプローチにより改善しても、原因となった動作の繰り返しや筋力低下により再発の可能性があります。予防のための運動習慣や姿勢改善が大切です。

効果を実感された方の声

肩の症状に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

肩は腕の動きの基点となる重要な関節であり、日常生活やスポーツでの様々な動作に関わる部位で、問題があると上肢全体のバランスがくずれ、他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、肩と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

肩の動きが改善し、ダンスレッスンを安心して行えています

肩の痛みが改善し、好きな運動を思い切り楽しめています