ばね指｜弾発指

ばね指・弾発指とは

ばね指（弾発指）は、指を曲げ伸ばしする際に腱の動きが悪くなり、スムーズな動きが妨げられる状態です。指が曲がったまま戻りにくくなり、無理に伸ばそうとするとバネのように「カクン」と跳ねるように戻るのが特徴です。

日本整形外科学会の調査によると、特に40〜60代の女性に多く見られる症状で、厚生労働省の統計では、指の痛みや違和感を訴える人の約10〜15%がばね指に該当すると考えられています。

当院でも、編み物などの趣味やクライミングなどのスポーツ、ピアノの練習からくる指のお悩みをお持ちの方から多くご相談をいただいております。

初期は動かす時の違和感や軽い痛み程度ですが、ばね指を放置すると、炎症が進行して症状が悪化し、完全に指が動かなくなる「ロック現象」を引き起こす場合があります。

また、痛みのある指をかばうことで他の指に過度の負担がかかり、別の指にも腱鞘炎やばね指が発症することがあります。さらには、手首や前腕にも無理な力がかかりやすくなるので、早めの対象が推奨されます。

ばね指の原因

ばね指は、指の使いすぎや加齢による変性、基礎疾患など、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症します。

症状の現れ方には個人差があり、根本的な解決を目指すには、手指の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切です。

ばね指の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、手指の問題だけでなく、手首、肘、肩のバランスが影響しているケースも多く見られます。症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なばね指へのアプローチと特徴

ばね指では以下のような対処法が一般的です。

当院では、症状のあるところだけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して仕事や日常生活を楽しめる状態を目指します。

ばね指の無い生活のために

まずは、ご自身の手指や体の状態を正しく知り、「どこの動きが良くないのか」「どういったセルフケアや運動をすべきか」を見極めることが大切です。

手指へのストレスを軽減するためには、特に手首や前腕の動き、肩甲骨周りの筋肉の柔軟性をまずはしっかり改善していく必要もあります。

好きな趣味や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

できるだけ趣味や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、ばね指の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

ばね指のQ＆A

ばね指は自然に治りますか？

軽度であれば、適切な休息とセルフケアにより自然に改善することもあります。特に症状が進行している場合や長期間続いている場合は、専門的な治療を受けることをおすすめします。

ばね指の人がやってはいけないことは？

指を無理に伸ばすこと、患部を強く揉むこと、症状を放置することは避けた方がいいです。特に炎症が強い時期に無理に指を動かしたり、自己判断での強いマッサージは悪化する可能性があります。

ばね指は再発しやすいのでしょうか？

ばね指は再発する可能性があります。特に原因となる手の使い方や生活習慣が改善されない場合、治療後も再発するリスクが高まります。基礎疾患がある場合はその管理も大切です。

複数の指に同時に発症することがありますか？

あります。特に関節リウマチや糖尿病などの基礎疾患がある方や、更年期の女性は複数の指に症状が出やすい傾向があります。ばね指を放置することで、他の指に負担がかかり、症状が広がることもあります。

どのくらいで治るのか？

軽度の場合は数週間から1〜2ヶ月程度で改善することもありますが、重度の場合や長期間放置していた場合は、3〜6ヶ月以上かかることもあります。

効果を実感された方の声

手指の問題に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

カイロプラクティックでは、背骨や骨盤帯だけでなく、手指や手首、肘、肩などの関節にもアプローチすることができます。

手は日常生活やお仕事、趣味などで常に使う大切な部分です。早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、手指と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

ロッククライミング再開への道のり

ピアノの指の動きが軽やかに