
院長:近江お気軽にご相談ください!

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両手の親指に痛みと可動域制限が生じていた50代・女性のケースレポートをご紹介します。


日常生活動作およびゴルフのインパクト動作に支障が生じており、セルフケアの習得と日常生活での症状軽減を主な目標に来院されました。
両手の親指の付け根に痛みがあり、特に右側が強い状態で来院されました。物をつまむ動作・ゴルフのインパクト・重い物をしっかり握る動作で痛みが出やすく、お風呂で手をほぐすと一時的に楽になる傾向がありました。
症状は1年前の引っ越し作業中に重い荷物を運んでいたことがきっかけで始まり、徐々に悪化している状態での来院でした。
整形外科を受診してレントゲンを撮影し、母指CM関節(親指の付け根の関節)に問題があると指摘されていました。痛み止めによる対処を続けていたものの改善が不十分で、「他のアプローチを試してみたい」という思いから来院。
ゴルフ(趣味・約20年)を続けたいこと、そして日常のちょっとした動作で痛みが出る状況を改善したいこと、自分でできるセルフケアを身につけたいことを目標として設定しました。
初回評価の結果と考察は以下の通りです。
親指の関節の変形や押したときの痛みに加えて、両肩が前に出た姿勢が観察されました。この姿勢の変化により肩甲骨を通じた腕の安定性が低下していると、肘・手首・指先にかかる負担が増えやすくなります。
今回の親指の症状にも、この姿勢の問題が関わっている可能性が考えられました。また、加齢による関節の変化が関与しているケースであるため、改善には一定の期間が必要と判断しました。
頸椎・胸椎の機能不全は胸郭や肩甲骨の動きにも影響を与えます。C2・T3へのアプローチを通じて胸郭・肩甲骨まわりの機能を整えることが、腕全体の負担パターンを変え、親指への余分な負荷を軽減する経路の一つとして考えられました。
全身の関節と筋肉のバランスを整えることを基本としながら、段階的なセルフケアプログラムの習得を並行して進めました。親指だけに集中するのではなく、姿勢や腕全体の安定性の改善を重視したケアプランを組み立てました。
加齢による関節の変化が関わるケースのため、改善には時間がかかること、無理のない範囲で継続することが大切であることを初回にしっかりお伝えし、理解と同意を確認した上でケアをスタートしました。
初回は今後の見通しとセルフケアの方向性について時間をかけてお伝えし、親指の動かし方の基本を指導しました。2回目の来院時にケアプランを確認し、全身を対象にした本格的なセッションを開始。
アジャストメントはC2・T3・右仙腸関節を中心に行いました。ホームケアとして、まず親指の動きを整えるための無理のないエクササイズを導入しました。
3回目以降は前腕のセルフケアを追加し、4回目の来院時には前腕のケアを始めてから親指の動きと状態に変化が見られたことを確認。上腕・肩まわりへのアプローチもより積極的に加えました。IASTM(専用器具を使った軟部組織へのアプローチ)も継続して取り入れました。




前半は良くなったり気になったりを繰り返す時期が続きました。ケア開始から約3ヶ月半が経過したころから状態が安定してきた様子が観察され、日常生活での症状の変化について報告を受け、状態の確認を行いました
3ヶ月時点での再評価では、日常生活での症状がかなり落ち着いていることを確認。次の目標であるゴルフ動作への対応に向けて、筋力トレーニングを含むより積極的なセルフケアプログラムへ段階的に切り替えました。
日常生活での状態が安定したことを確認し、月1回のメンテナンスケアへ移行しました。毎回のエクササイズの更新と、その時々の気になることへの対応を中心としたケアに切り替えています。
来院当初から気になっていた股関節・足首の機能にも取り組めるようになり、全身のコンディション管理へと施術の幅を広げることができました。ゴルフなど負荷のかかる動作のあとに親指が痛くなることはありますが、落ち着くまでの時間が短くなる傾向が観察されています。
各セッションでは毎回全身の状態を確認し、その時点で対応が必要な部分を優先しながら調整を行いました。
※効果には個人差があり、結果を保証するものではありません
このケースは、局所の関節の変化と全身の姿勢・機能バランスがどのようにつながっているかを評価することの大切さを示す症例です。
頸椎・胸椎へのアジャストメントは、胸郭・肩甲骨の動きを通じて腕全体の機能に影響を与えます。この連鎖が整うことで、肘・手首・指先にかかる余分な負担が軽減されやすくなります。局所だけでなく全身から関わるカイロプラクティックのアプローチが、このケースでも重要な役割を果たしたと考えています。
親指だけにアプローチするのではなく、肩甲帯の安定性や姿勢全体を含めた評価を行うことで、腕の末端にかかる負担を軽減するアプローチが可能になります。また、加齢による関節の変化が関わるケースでは、長い目で見たケアプランと日々のセルフケアの定着が、結果に大きく影響します。
まず日常生活での症状が落ち着くという最初の目標に到達できたことは、毎日のセルフケアへの意欲を保つ上でも大切な一歩です。


引き続きゴルフ動作での負荷にも対応できるコンディション作りをサポートしていきます!
母指CM関節症について解説しているこちらのページもお読みください。




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根本解決を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を検査・評価に費やしています。
2回目以降は6,600円(税込)~
一日の予約枠が元々限られていることに加え、初回は評価・検査の入念な準備も必要になるため、初回受付は1日2名までに制限しております。予約が取りにくい曜日や時間帯もありますので、早めにご予約ください。