ゴルフ肘｜上腕骨内側上顆炎

ゴルフ肘

ゴルフ肘は、肘の内側にある骨の出っ張り部分に痛みや炎症が起こる症状です。

手首や指を曲げる、腕を内側にひねるための筋肉が肘の内側に付着しており、これらの筋肉や腱に繰り返し負担がかかることで微細な損傷や炎症が発生し、痛みが引き起こされます。

名前の通りゴルフのスイング動作で発症しやすいですが、実際にはゴルフをしていない方でも、手首や指を繰り返し使う作業や家事、職業などで発症するケースが多くみられます。

ゴルフ肘は、テニス肘よりも少ないとされていますが、一般人口では45〜64歳で最も多く、女性に多く見られるというデータがあります。特定の職業では有病率が3.8〜8.2%に達することもあり、多くは利き腕に発症します。（Kiel and Kaiser. 2023）

当院でもこうした症状でお悩みの方が多く来院され、よくご相談をいただく症状の一つです。

ゴルフ肘を放置すると、痛みが慢性化し日常生活に支障をきたします。初期は運動後や特定の動作時のみですが、進行すると安静時にも痛みを感じ、夜間痛で睡眠が妨げられることもあります。

肘の可動域が制限され、ドアノブを回す、包丁を持つ、タオルを絞る、荷物を持ち上げるといった基本動作が困難になり、仕事や家事に支障をきたします。

さらに、痛みをかばうことで肩や手首、反対側の腕などに新たな痛みが生じる可能性もあります。慢性化すると治療期間が長期化し、完治まで数か月から数年かかるケースもあるため、早めの対応が大切です。

ゴルフ肘の原因

ゴルフ肘は、肘への繰り返しの負担や筋力・柔軟性の低下、不適切なフォーム、疲労など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や回復には個人差があり、根本的な解決を目指すには、肘の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

ゴルフ肘の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、肘だけに問題があるのではなく、肩甲骨や前腕全体のバランス、体幹の使い方が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なゴルフ肘へのアプローチと特徴

ゴルフ肘では以下のような対処法が一般的です。

当院では、ゴルフ肘の症状だけに注目するのではなく、身体全体のバランスや姿勢、生活習慣や動作まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

症状を一時的に抑えるだけでなく、根本原因にアプローチし、再発を防ぎ、安心してゴルフや仕事を楽しめる状態を目指します。

ゴルフ肘の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の肘や身体の状態を正しく知り、「なにが原因となっているのか」「どのようなケアが必要か」を見極めることが大切です。

実は、ゴルフ肘の改善には、肘だけでなく肩甲骨や体幹の使い方、前腕全体のバランスを整えることが大切です。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、ゴルフ肘の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

ゴルフ肘を根本から解決し再発を防ぐためには、肘の構造やバランス、上肢全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

ゴルフ肘のQ＆A

ゴルフ肘は自然に治りますか？

軽度の場合は安静で自然に改善することもありますが、多くは適切な介入が必要です。放置すると慢性化するため、早期に専門家にご相談ください。

ゴルフ肘とテニス肘の違いは何ですか？

ゴルフ肘は肘の内側、テニス肘は外側が痛みます。原因となる筋肉は異なりますが、アプローチは類似しています。

ゴルフ肘は何科を受診すればいいですか？

まずは整形外科の受診が必要です。改善が見られない場合は、カイロプラクティックや運動療法など身体の機能改善を専門とする施設も効果的です。

どのくらいの期間で治りますか？

軽度なら数週間から数か月で良くなることが多いですが、慢性化すると半年以上かかることもあります。早期介入と動作改善が回復を早めます。

ゴルフをしていないのにゴルフ肘になることはありますか？

はい、よくあります。パソコン作業、家事、重い荷物の持ち運びなど、手首や指を繰り返し使う動作全般が原因となります。

効果を実感された方の声

肘の痛みに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

肘は手先を使う様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると日常生活の質が大きく低下してしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、肘と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

ゴルフのフォーム改善と並行して施術を受け、肘の痛みが改善

慢性的な肘の違和感が改善し、パフォーマンスアップを実感