肋間神経痛

肋間神経痛とは

肋間神経痛は、肋骨に沿って走る肋間神経が何らかの理由で刺激されたり圧迫されたりすることで生じる痛みの総称です。

あくまで症状を指す言葉であり、脇腹や背中、胸の前面に電気が走るような鋭い痛みや、持続的な痛みを感じるのが特徴です。

肋間神経痛は一般人口の15％程度が生涯のうちに一度は経験するとされていて、手術後の患者の約50%、帯状疱疹にかかる人の30%のうち10～20%が発症するというデータもあります。（Fazekas et al. 2023）

高齢者に多く見られますが、怪我や姿勢不良などが原因となればどの年齢層でも起こる可能性があるため、当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。

肋間神経痛を放置すると、痛みが徐々に悪化し、当初は限られた範囲だった痛みが広範囲に拡大していく可能性があります。

呼吸するだけで激痛を感じるようになり、夜間の寝返りや深呼吸が困難になることで慢性的な睡眠不足に陥ることもあります。

痛みをかばうために不自然な姿勢を続けることで、他の部位にも二次的な問題が生じ、全身の不調へと発展する恐れがあるため、違和感がある段階での早めの対応が大切です。

肋間神経痛の原因

肋間神経痛は、脊椎の問題や筋肉の緊張、姿勢の悪さ、ストレスなど、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や回復には個人差があり、根本的な解決を目指すには、胸椎や肋骨周辺の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

肋間神経痛の原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、痛みのあるところだけに問題があるのではなく、胸椎や胸郭全体のバランス、呼吸パターンが影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な肋間神経痛へのアプローチと特徴

肋間神経痛では以下のような対処法が一般的です。

当院では、肋間神経痛の症状だけに注目するのではなく、身体全体のバランスや姿勢、呼吸パターンまで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

症状を一時的に抑えるだけでなく、根本原因にアプローチし、再発を防ぎ、安心して仕事や趣味を楽しめる状態を目指します。

肋間神経痛の無い生活のために

日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の胸部や身体の状態を正しく知り、「なにが原因となっているのか」「どのようなケアが必要か」を見極めることが大切です。

実は、肋間神経痛では胸椎や肋骨周辺の動き、肋間筋の状態を評価しつつ、適切な呼吸パターンを取り戻すことが回復の鍵となります。

できるだけ日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、肋間神経痛の本当の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

肋間神経痛を根本から解決し再発を防ぐためには、胸椎や肋骨周辺の構造、呼吸パターンなど、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に過ごせる毎日をサポートします。

肋間神経痛のQ＆A

肋間神経痛は自然に治りますか？

軽度の肋間神経痛は数日から数週間で自然に改善することがあります。ただし、痛みが数週間以上続く場合や日常生活に支障が出ている場合は、専門家による評価と適切な施術が必要です。

肋間神経痛にストレッチは効果がありますか？

適切なストレッチは効果的です。胸椎や肋骨周囲の筋肉の柔軟性を高めることで、神経への圧迫の軽減を期待します。ただし、痛みが強い急性期は避け、痛みが落ち着いてから専門家の指導のもとで行うことが大切です。

肋間神経痛は何科を受診すればいいですか？

まずは内科や整形外科の受診になるかと思います。帯状疱疹が疑われる場合は皮膚科、痛みが強い場合はペインクリニック科なども選択肢となります。カイロプラクティックでは筋骨格系の問題や姿勢から根本解決を目指します。

肋間神経痛と帯状疱疹の違いは？

帯状疱疹は肋間神経に沿って皮疹（水ぶくれ）が現れ、ヒリヒリとした痛みを伴うウイルス感染症です。一方、肋間神経痛は症状の総称で、帯状疱疹はその原因の一つです。皮疹の有無が鑑別の重要なポイントとなります。

肋間神経痛でも運動してもいいですか？

痛みが強い急性期は安静が優先されますが、痛みが落ち着いてきたらウォーキングや軽いストレッチなど負担の少ない運動から始めることは可能です。重量物を扱う運動や急激な身体のひねりを伴うものは、痛みの出方にもよりますが専門家の指導の下、運動レベルを上げていく形になります。

効果を実感された方の声

わき腹の痛みに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

胸部・胸椎・肋骨は呼吸をはじめ様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると全身のバランスがくずれ、姿勢や呼吸に負担が広がることがあります。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、胸部と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

走る時の脇腹の痛みが改善し、またマラソンを楽しめています

仕事を続けながら脇腹の痛みが改善し、本当に助かりました