腰椎すべり症

腰痛のケースレポート

腰椎椎間板ヘルニアとは

腰椎すべり症は、背骨を構成する腰椎の骨が本来の正常な位置からずれてしまう状態のことです。

骨がずれることで神経が圧迫されることがあり、それが腰痛や足のしびれ、歩行困難などの症状を引き起こします。

主に加齢による椎間板や靭帯の劣化で起こる「変性すべり症」と、成長期のスポーツ活動による疲労骨折が原因の「分離すべり症」に分けられます。

日本腰痛学会による調査では日本人の約3-5%が何らかの程度の腰椎すべり症を有していると考えられています。当院でも、よくご相談をいただく症状の一つです。

腰椎すべり症を放置すると、骨のすべりが進行し神経圧迫が強くなる可能性があります。その結果、慢性的な腰痛や下肢痛が悪化し、歩行時の足のしびれや筋力低下が進行します。

重症化すると間欠跛行（歩いては休むを繰り返す状態）が起こり、日常生活に大きな支障をきたします。

歩行が困難になったり、排尿・排便障害などの重篤な神経症状が現れる可能性もあるため、違和感がある段階での早めの対応が大切です。

腰椎すべり症の原因

腰椎すべり症は、加齢による変化や、姿勢の問題、先天的要因など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、症状の感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、腰椎の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

腰椎すべり症の原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、腰部だけに問題があるのではなく、骨盤帯のバランス、体幹～殿筋群が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、問題解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な腰椎すべり症へのアプローチと特徴

腰椎すべり症では以下のような対処法が一般的です。

腰椎すべり症の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みや不安定感を感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の腰部や身体の状態を正しく知り、「どこを鍛える必要があるのか」「どこの動きをより良くするべきか」を見極めることが大切です。

実は、腰椎すべり症にはカイロプラクティック独自のアプローチがあり、体幹や殿筋群の強化と併せて総合的にケアをすることができます。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、腰椎すべり症の本当の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

腰椎すべり症からくるお悩みを解決し、良い状態を維持するためには、腰椎の構造やバランス、体幹全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

腰椎すべり症のQ＆A

腰椎すべり症は自然に治りますか？

腰椎すべり症での骨のずれ自体が自然に元に戻ることはありませんが、適切な介入により症状の緩和が期待できることは多いです。体幹の強化や姿勢改善により、症状の軽減と機能向上を目的とします。

腰椎すべり症と腰部脊柱管狭窄症の違いは？

腰椎すべり症は骨のずれが原因で、腰部脊柱管狭窄症は神経の通り道が狭くなる病態です。腰椎すべり症が進行すると脊柱管狭窄症を併発することもあります。

腰椎すべり症は必ず手術が必要ですか？

多くの場合、適切な保存での介入により症状の軽減が期待できるため、必ずしも手術が必要ということはありません。排尿・排便障害などの重篤な神経症状がある場合に手術が検討されます。

腰椎すべり症でもスポーツはできますか？

症状が安定していて、体幹～殿筋群の適切な筋力強化がなされていれば、多くのスポーツは可能です。ただし極度に腰を反らす動作が伴う運動については、気を付ける必要があります。

腰椎すべり症の予防方法はありますか？

正しい姿勢の維持、適度な運動による体幹の強化、腰に負担をかけない生活習慣が予防に有効とされています。個人に合わせた予防プログラムにより発症リスクの軽減が期待できます。

効果を実感された方の声

腰の痛みが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

腰椎～骨盤帯は身体の中心部であり、歩行時の負荷を支えるなど、様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると全身のバランスがくずれ、他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、腰椎と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

腰の不安が解消され、積極的に体を動かせます