モートン病

モートン病とは

モートン病は、足の指のつけ根（特に中指と薬指の間）を通る神経が慢性的に圧迫されることで起こる神経障害です。この圧迫により神経が炎症を起こし、ピリピリとした痛みやしびれ、焼けるような感覚が生じます。

長期化すると神経が腫れて神経腫（こぶ）ができてしまうこともあり、足の裏に小石を踏んでいるような不快な感覚が特徴的です。

足部疾患としては珍しいものではなく、特に40～60歳代の女性に多く見られます。両足に同時になることはまれですが、片足に2個以上のこぶができることはあります。（Munir et al. 2023）

生活習慣の欧米化やハイヒールなど細い靴の使用増加に伴い、国内での患者数は増加傾向にあり、当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。

モートン病を放置すると症状が進行し、範囲が足全体に広がっていきます。初期段階では歩いたときや立ち上がったときに軽い痛みやしびれが現れる程度ですが、やがて歩行が困難になるほどの強い痛みが現れるケースも少なくありません。

神経の圧迫が続くことで神経腫が形成され、痛みがさらに悪化します。安静時にも痛みが持続するようになると、薬や運動などの保存療法では効果が得られず、手術以外の選択肢がなくなることもあります。

日常生活や仕事、趣味の活動に深刻な支障をきたす可能性があるため、違和感がある段階での早めの対応が大切です。

モートン病の原因

モートン病は、足への繰り返しの負担や靴による圧迫、足のアーチのくずれ、姿勢の問題など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や回復には個人差があり、根本的な解決を目指すには、足の構造やバランス、全身の使い方を見極めながら整えていくことが大切になります。

モートン病の原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、足だけに問題があるのではなく、骨盤帯や姿勢、体幹の使い方が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なモートン病へのアプローチと特徴

モートン病では以下のような対処法が一般的です。

足底腱膜炎の無い生活のために

好きな靴を履いて外出中に、または日常生活の中で痛みやしびれを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の足や身体の状態を正しく知り、「どこが原因となっているのか」「どのようなケアがまずは必要か」を見極めることが大切です。

実は、モートン病では足趾の付け根だけでなく、特に踵や足関節の動き、さらには膝や殿筋の使い方なども見ていかないとなかなか根本解決にはいたりません。

できるだけ日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、モートン病の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

モートン病を根本から解決し再発を防ぐためには、足の構造やバランス、下肢全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

モートン病のQ＆A

モートン病は自然に治りますか？

モートン病は自然治癒しにくい疾患です。神経への圧迫が続く限り炎症が進行するため、早期に足への負担を軽減し、身体のバランスを整えることが大切です。放置すると慢性化しやすいため早めのケアをおすすめします。

モートン病の人がやってはいけないことは？

痛い部分を直接強くマッサージすることは避けてください。ハイヒールや先の細い靴は神経への圧迫を強めるため控える時期は必要です。痛みのある部分にパッドを貼ることも逆効果です。

病院・治療院・カイロプラクティックなどどこを受診すればよいですか？

基本的には整形外科を受診し、画像診断や医学的な検査を受けることが推奨されます。薬や注射での対症療法だけでは根本改善が難しい場合、足の構造や身体全体のバランスを評価できる専門家を併用することも選択肢です。

インソールや湿布を試しても効果がないのはなぜですか？

インソールや湿布は局所的なサポートには役立ちますが、骨盤帯や姿勢・筋肉のバランスなど全身的な問題が原因の場合は不十分です。根本的な原因を特定し、身体全体の機能を改善するアプローチが必要です。

外反母趾とモートン病の関係は？

外反母趾があると足の構造的なバランスがくずれ、足のつけ根にある神経が圧迫されやすくなり、モートン病を発症しやすくなります。外反母趾を併発している場合は両方を同時にアプローチする必要があります。

効果を実感された方の声

足の痛みやしびれに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

足～足首は身体の土台であり、歩行時の負荷を和らげるなど、様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると全身のバランスがくずれ、他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、足と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

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