腱板損傷

腱板損傷とは

腱板損傷は、肩関節を安定させる4つの筋肉（腱板）が傷ついたり、部分的に切れたりする状態です。

これらの筋肉は、腕を上げたり回したりする動作を支える重要な役割を担っており、損傷すると肩の痛みや動きの制限が生じます。

統計的には、60歳以上の成人の約30%、80歳以上では62%に一定の損傷が見られます。特に繰り返し腕を上げる動作（スポーツ・職業）をする方に多く見られます。当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。（May and Garmel. 2023）

腱板損傷を放置すると、損傷範囲が徐々に拡大し、部分断裂が完全断裂に進行する可能性があります。痛みが慢性化し、夜間痛により睡眠の質が低下します。

肩の可動域がさらに制限され、日常生活における着替えや洗髪が困難になります。筋力低下が進行し、最終的には肩関節の機能が大幅に制限され、手術が必要になる場合もあります。

また、痛みをかばうことで首や背中にも負担がかかるなど、全身の不調につながることもあるため、早めの対応が大切です。

腱板損傷の原因

腱板損傷は、加齢による組織の変化、繰り返しの動作による負担、急激な外力、血流不足、姿勢不良などさまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、肩関節の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

腱板損傷の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、肩だけに問題があるのではなく、姿勢や、上肢全体のバランスなどが影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な腱板損傷へのアプローチと特徴

腱板損傷では以下のような対処法が一般的です。

当院では、肩だけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して仕事や日常生活を楽しめる状態を目指します。

腱板損傷の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の肩や体の状態を正しく知り、「どこの動きが良くないのか」「どのようなアプローチを選ぶべきか」を見極めることが大切です。

実は、腱板損傷があっても痛みが無い方も多くいます。そのためには肩に負担のかかりにくい身体の使い方を目的とした施術と運動の工夫が必要です。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、腱板損傷の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

腱板損傷を根本から解決し再発を防ぐためには、肩関節の構造やバランス、上肢全体の使い方など、今の体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

腱板損傷のQ＆A

腱板損傷は自然に治りますか？

軽度の損傷であれば自然治癒の可能性もありますが、多くの場合は適切な治療とリハビリが必要です。放置すると悪化する傾向があるため、早期の対処が重要になります。

腱板損傷と五十肩の違いは何ですか？

腱板損傷は筋肉の損傷が原因で、五十肩は関節包の炎症が主な原因です。症状は似ていますが、原因とアプローチが異なるため、正確に判断する必要があります。

スポーツに復帰できますか？

適切なアプローチと運動を行えば、多くの場合スポーツ復帰が可能です。ただし、復帰時期や強度については専門家の指導のもとで段階的に進める必要があります。

どのくらいの期間で回復しますか？

軽度の場合は2～3ヶ月、中等度では6～12ヶ月程度かかることが一般的です。重度の場合や手術が必要な場合はさらに長期間を要することがあります。個人差も大きく影響します。

腱板損傷に効果的なストレッチはありますか？

急性期には過度なストレッチは避けるべきですが、回復期には適切なストレッチが有効です。ただし、専門家の指導のもとで、どの部位に対してどのような方法で行うか知ることが重要で、自己判断は危険です。

効果を実感された方の声

肩の症状に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

肩は日常生活で頻繁に使われる重要な関節で、問題があると様々な動作に支障をきたし、生活の質が大きく低下してしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、肩と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

長年の肩の痛みが改善し、全身の調子も良くなりました

クライミングのパフォーマンスが向上し、定期的に通っています