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OSCコラム~Unlock Your Spine~ 背骨だけじゃない!顎・肩・足首も施術できる?カイロプラクティックの「四肢アジャストメント」

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「カイロプラクティック=背骨や骨盤の矯正」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。

もちろんそれも大事なアプローチですが、実は足首・膝・股関節・肩・手首といった「手足の関節(四肢)」はもちろん、「顎(顎関節)」や「肋骨」など、「えっ、そんな所も施術できるの!?」と驚かれるような部位も、アジャストメント(施術)の対象となります。

*アジャストメントといっても関節を鳴らす手技だけではなく、様々なアプローチがあります。

足関節のアジャストメント|OUMIカイロプラクティック立川
足首へのアジャストメント

今回は、私が強い情熱を持って長年深く追及し続けてきた「四肢のアジャストメント」について、最新の研究を交えながらシェアしたいと思います。

目次

なぜ四肢のアジャストメントにこだわるのか?

この分野に強い興味を持つきっかけとなったのは、実は私自身の体験です。

初めて足部のアジャストメントを受けた時、「久しぶりに地面にちゃんと立っている感覚になった!」という、今でも忘れられない感覚がありました。*大げさではなく「地球に立っている!」くらいの大きな衝撃でした。

それ以来、この分野を強い情熱を持って長年深く追及し続けています。

スポーツカイロプラクティックにおける「必須技術」

走る・跳ぶ・投げるなど、スポーツにおいて、地面からの衝撃を最初に受けるのは足首であり、力を伝えるのは手首や肩です。背骨・骨盤のバランスが整っているにもかかわらず、パフォーマンスが上がり切らないケースに出会うことがあります。

そんな時に鍵を握っているのが、足首や手首、股関節といった四肢の関節であることが少なくありません。だからこそ、スポーツカイロプラクティックにおいて、四肢へのアプローチは欠かせない技術だと私は考えています。

「ケガの一番の原因は昔のケガ」という言葉がありますが、慢性的にくずれた四肢それぞれの部位のバランスにアプローチができるのが特に強みだと考えています。

実は一般の方にこそ、関係が深い

「スポーツをしていないから関係ない」と思われた方、少し待ってください。四肢のアジャストメントが必要な場面は、スポーツの現場に限りません。例えば、こんな方にも関係してきます。

  • デスクワークで手首・肘・肩に違和感がある方
  • なんとなく歩くと足首や膝が気になる方
  • 深呼吸がしにくい、肩周りが常に重い方(肋骨へのアプローチが関係するケースがあります)
  • 顎の開閉時に音がする、顎まわりが張りやすい方
  • 転倒が不安、バランスに自信がない方(特にご高齢の方)

日常の何気ない不調や違和感が、実は四肢の関節の問題と関係している可能性があります。全身をつなぐ神経の観点から見ると、「局所の問題」ではなく「全身のネットワークの一部」として捉えることができるからです。

まだ研究途上だからこそ、可能性を感じる

これまでカイロプラクティックの研究は「背骨・骨盤」が中心で、四肢に関する質の高い研究はまだ多くありません。しかし近年、四肢へのアプローチが神経系にどのような影響を与えるのかについて、とても興味深い研究結果が次々と発表されてきています。

「まだ分かっていないことが多い分野」だからこそ、これからの発展が楽しみですし、カイロプラクターとして引き続き深く追及していきたいと思っています。

最新研究が示す「脳と神経」への影響

① バランス感覚と「ながら動作」への関与

2020年・2021年に発表された研究(Malaya et al.)では、上肢・下肢の関節へのアジャストメントを行ったところ、不安定な場所でのバランスや、「別の作業をしながら姿勢を保つ能力」が向上したというデータが報告されています。

また2022年(Schueren et al.)の研究では、下半身の関節へのアジャストメントが、脳が認識している「姿勢の錯覚(ズレ)」を修正した可能性が示唆されています。私はこれを、ズレたGPSをリセットするようなイメージで捉えています。

② 筋肉のスイッチへの関与

2024年の研究(Studnicki et al.)では、股関節へのアジャストメント直後に、お尻の筋肉(中殿筋)の活動を示す筋電図の振幅が増加したことが報告されています。

関節への刺激が、うまく使えていない筋肉のスイッチを入りやすくする可能性があると、私は普段からアジャストメントを提供している立場としてとても興味深く感じています。

③ 自律神経・局所機能への影響

2019年のシステマティックレビュー(Picchiottino et al.)では、四肢を含む関節へのアジャストメントが、心拍変動(HRV)などの自律神経マーカーに変化をもたらしたことが報告されています。

また2024年のレビューでは、足首へのアジャストメントがジャンプ力や安定性の向上に寄与した可能性も示されています。

クライアントさんの声と、カイロプラクターとしての考察

肩甲骨への施術|OUMIカイロプラクティック立川

こうした研究結果を踏まえて読むと、現場でクライアントさんからいただく以下のご感想が、神経学的な視点からとても興味深く感じられます。

「手・手指のアジャストメントを受けた後に、手が動かしやすく、ポカポカ暖かくなった」

院長:近江

関節へのアプローチが自律神経系の反応を引き出し、血流に影響を与えた可能性があると私は考えています

「肋骨のアジャストメントを受けた後に、呼吸がしやすくなり、肩が軽くなった」

院長:近江

肋骨の可動性が改善されることで呼吸のメカニズムが働きやすくなり、連動する肩周りの緊張が緩和したのではないかと推測しています

「足首のアジャストメントを受けた後に、足のふんばりがきくようになって、バランスも良くなった気がする」

院長:近江

これはまさに、前述の「ボディマップのリセット」「筋肉のスイッチ」という研究結果と重なる感覚です。私が初めて足部の施術を受けた時の「地面にちゃんと立っている感覚」とも共通するものがあります

これらは個人の感想であり、効果を保証するものではありません。しかし、クライアントさんの主観的な感覚が最新の研究データとリンクしてくるのは、現場にいてとても面白いと感じる部分です。

おわりに

四肢のアジャストメントは単なる「局所の関節ケア」にとどまらず、関節のセンサーを通じて脳・神経ネットワークへ働きかけ、全身の機能をより良い状態へ導く「きっかけ作り」になると私は考えています。

背骨や骨盤に比べると研究の数はまだ少ないですが、だからこそこれからが楽しみな分野でもあります。

「色々なケアをしているのに足の違和感が抜けない」「フォームがどうしてもしっくりこない」「地面をしっかり掴んで走りたい」という方は、この四肢へのアプローチを是非試してみてください。痛い場所そのものではなく、別の関節への「神経的なアプローチ」が突破口になるかもしれません。

参考文献

  • Picchiottino M, Leboeuf-Yde C, Gagey O, Hallman DM. The acute effects of joint manipulative techniques on markers of autonomic nervous system activity: a systematic review and meta-analysis of randomized sham-controlled trials. Chiropr Man Therap. 2019 Mar 12;27:17.
  • Malaya CA, Haworth J, Pohlman KA, Powell C, Smith DL. Impact of Extremity Manipulation on Postural Sway Characteristics: A Preliminary, Randomized Crossover Study. J Manipulative Physiol Ther. 2020 Jun;43(5):457-468.
  • Malaya CA, Haworth J, Pohlman KA, Smith DL. Immediate impact of extremity manipulation on dual task performance: a randomized, crossover clinical trial. Chiropr Man Therap. 2021 Feb 5;29(1):6.
  • Schueren S, Hunger H, Pham H, Smith DL, Layne C, Malaya CA. Immediate effect of lower extremity joint manipulation on a lower extremity somatosensory illusion: a randomized, controlled crossover clinical pilot study. Front Hum Neurosci. 2022 Nov 8;16:1011997.
  • Effectiveness of High-Velocity Low-Amplitude Manipulation in the Treatment of Ankle Joint Dysfunction: A Comprehensive Review. (2024). Reabilitacijos Mokslai: Slauga, Kineziterapija, Ergoterapija, 1(30), 4-14.
  • Studnicki R, Skup K, Sochaj M, Niespodziński B, Aschenbrenner P, Laskowski R, Łuczkiewicz P. Hip Manipulation Increases Electromyography Amplitude and Hip Joint Performance: A Double-Blind Randomized Controlled Study. Life (Basel). 2024 Oct 23;14(11):1353.

院長:近江

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