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しびれがある?モートン病と中足骨骨頭痛の見分け方

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足の前側が痛い時、「これってモートン病かな?」と思ったことはありませんか?

モートン病と中足骨骨頭痛は、痛みが出る場所が似ているために混同されやすい症状です。共通する原因や悪化しやすい場面も多く、モートン病との違いが分かりにくいと感じるのは自然なことだと思います。

ただ、痛みの出どころや性質には違いがあり、そこを正確に把握することが改善への近道になります。今回は両者の特徴と、どう見分けるかのポイントを整理してお伝えします。

院長:近江

共通点が多いからこそ、違いをしっかり押さえておくことが大切だと感じています

目次

それぞれの症状と仕組みを知っておこう

2つを比べる前に、まずそれぞれがどういう状態なのかを整理しておきましょう。どちらも足の前側(前足部)に痛みが出て、立ち仕事や歩行で悪化しやすいという共通点があります。

一方で、痛みの出どころや感じ方には違いがあります。どちらが当てはまるかを知ることで、改善のアプローチをより的確に選べるようになります。

モートン病とはどんな症状か

足の指と指の間を走る神経(趾間神経)が、圧迫や摩擦によって肥厚・炎症を起こした状態です。第3趾と第4趾の間(薬指と小指)に最も多く発生します。

特徴的なのは、電気が走るようなズキンとした感覚や、しびれ・灼熱感です。前足部を締めつける靴を履いているときに悪化し、靴を脱いで足を揉むと楽になることが多いのも、モートン病ならではのサインです。

中高年の女性や、ヒールの高い靴を日常的に履く方、前足部への衝撃が多いスポーツをしている方に多く見られる傾向があります。足の横幅が広い方も注意が必要です。

中足骨骨頭痛とはどんな症状か

中足骨(足指の付け根にある骨)の先端・骨頭に繰り返し荷重がかかり、炎症が起きた状態です。第2〜第4中足骨骨頭に多く見られます。

痛みはじわじわした圧迫感や体重をかけたときの鈍痛が中心で、しびれや電気的な感覚はほとんどありません。横アーチの低下(開張足)が背景にあることが多く、立ち仕事やランニングなどで症状が出やすい特徴があります。

骨の先端(骨頭)を直接押したときに圧痛があり、長時間立ったあとや歩行後に痛みが増す傾向があります。

2つの違いと共通点を整理してみる

言葉だけでは分かりにくいため、主な特徴を一覧にして整理しました。異なる点だけでなく、共通している点も多いことが分かると思います。

自分の症状がどちらに近いかを確認しながら読んでみてください。ただし同時に両方が存在するケースも珍しくないため、あくまで目安として活用してください。

モートン病中足骨骨頭痛
原因趾間神経の圧迫・肥厚中足骨骨頭への繰り返しの荷重
痛みの性質電気・灼熱・しびれ鈍い圧迫感・じんわりした痛み
主な痛む場所指と指の間(3〜4趾間)指の付け根の骨頭(2〜4番目)
しびれあることが多いほとんどない
靴を脱いだとき揉むと楽になりやすい裸足でも荷重をかけると痛い
悪化しやすい場面細い・ヒールの高い靴長時間の立ち仕事・長距離走
共通する背景横アーチの低下・合わない靴・プロネーションの乱れ

自分でできる目安の確認ポイント

専門家に診てもらうのが確実ですが、今感じている痛みがどちらに近いかを大まかに確認する目安があります。以下のサインを参考に、自分の症状と照らし合わせてみてください。

ただしあくまでも目安であり、症状が重なっているケースも多いため、確定診断には専門家による評価が必要です。

モートン病が疑われるサイン

しびれや電気が走るような感覚が主体で、足指の間に違和感がある場合は神経系のトラブルが疑われます。

足の第3趾と第4趾のあいだを横から絞るように押したときに痛みやしびれが強まる場合も、モートン病を示唆するサインのひとつです。靴を脱いで足を揉むと比較的早く楽になる、というパターンも参考になります。

中足骨骨頭痛が疑われるサイン

しびれはなく、骨の出っ張り(骨頭)を直接押したときに明確な圧痛がある場合は中足骨骨頭痛が疑われます。

立ったり歩いたりするとじんわり痛むが、横になって休むと和らぐというパターンも、骨頭への荷重が原因であることを示唆します。足の前側が地面に直接当たるような感覚がある方も注意が必要です。

2つが同時に起きているケースが実は多い

モートン病と中足骨骨頭痛は、同時に存在することが珍しくありません。横アーチがくずれると骨頭への荷重増加と趾間神経への圧迫が同時に起こりやすくなるためです。

「しびれもあるし、骨も痛い」という方はまさにこのパターンです。2つを完全に切り離して考えるよりも、足の前側全体で何が起きているかを包括的に見ていくことが大切です

改善のアプローチには共通する部分(横アーチのサポート、靴の見直し、後足部の動きの改善など)がある一方で、神経への対処と骨への対処では優先順位や手法に違いが出てきます。

専門家の評価が必要な理由

2つの症状は共通する背景を持ちながらも、痛みの出どころが「神経」か「骨」かという点で異なります。そのため、どちらが主体かによってアプローチの優先順位が変わります。

また、両者に共通して重要なのが後足部の動き(プロネーション)のコントロールです。後足部の過剰な動きが前足部の荷重分布を乱し、神経への圧迫や骨頭への集中負荷につながることがあります。

前足部の痛みだけにフォーカスしていると、後足部を含めた足部全体の連動が見逃されてしまいます。足部全体を包括的に評価することが、どちらの症状においても根本的な改善につながります。

モートン病か中足骨骨頭痛かという判断は、評価や動作分析を通じて初めて明確になります。自己判断で対処を続けても改善しない場合は、専門家への相談を検討してください。

「なんとなく足の前側が痛い」という段階でも、早めに原因を特定しておくことで慢性化を防ぎやすくなります。ひとりで悩まず、少しでも気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。


院長:近江

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