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顎関節症の悪化を防ぐ|やめる行動と付き合う行動

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顎の症状がなかなか改善しないとお悩みの方に、少し聞いてみたいことがあります。毎日の生活の中で、気づかないうちに症状を悪化させる行動を繰り返していないでしょうか。

実は、顎関節症は治療を受けながらでも、日常のちょっとした習慣や行動が回復の妨げになっていることがあります。ただ、日常に染みついた習慣をすべて変えることは現実的には難しく、無理に制限しすぎることがストレスになってしまっては逆効果です。

今回は、顎関節症を悪化させやすい行動について、「やめた方がいいもの」と「うまく付き合うべきもの」を分けながらお伝えします。

院長:近江

制限より「うまく付き合う」視点が大切

目次

なぜ日常の行動が顎関節症に影響するのか

顎関節症は、顎関節そのものの問題だけでなく、周囲の筋肉・靭帯・関節包などの軟部組織、さらには頸椎や姿勢との関係まで、複合的な要因によって引き起こされます。

そのため、日常生活の中で顎や首に繰り返し負担をかける行動が積み重なると、症状がなかなか落ち着かなかったり、改善しかけていたものが再び悪化したりすることがあります。

ただし、すべての行動を完璧に制限しようとする必要はありません。何が影響しているかを知った上で、できる範囲で意識していくことが大切です。

できれば避けたい行動

まずは、日常生活への支障が比較的少なく、意識すれば変えやすい行動から見ていきます。こちらは積極的に減らしていくことをおすすめします。

頬杖をつく

デスクワーク中やスマートフォンを見ている時に、無意識に頬杖をついていませんか。頬杖は顎に対して横方向から力を加える行為であり、顎関節の関節面に偏った圧力をかけてしまいます。特に片側だけに習慣的に頬杖をつくと、顎のバランスがくずれやすくなります。

やめても日常生活に何ら支障はないため、気づいた時にやめる習慣をつけていきましょう。

片側だけで噛む習慣

虫歯や歯の痛みがある時、あるいは単なる癖として片側だけで食べ物を噛んでいることはありませんか。片側噛みが続くと、よく使う側の顎の筋肉が過度に緊張し、左右差が生じます。この筋肉のアンバランスが顎関節への偏った圧力となり、症状を悪化させる要因になります。

意識的に両側でバランス良く噛むことを心がけてみてください。

スマホ首・猫背の姿勢を続ける

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で頭部が前方に出た姿勢が習慣化すると、首や肩周りの筋肉が常に緊張状態になります。この緊張は顎を動かす咀嚼筋にも波及し、顎関節への負担を増やす原因になります。

顎関節症の改善には、顎だけでなく首や胸椎を含めた姿勢全体を整えることが欠かせません。1時間に一度、首を軽く後ろに引く動作を意識するだけでも、積み重なる負担を変えることができます。

うまく付き合いながら対策していきたい行動

次に挙げる行動は、「やめる」こと自体が現実的に難しかったり、制限しすぎることで別のストレスを生んでしまったりするものです。完全にやめようとするより、負担を和らげる工夫と並行して考えることが大切です。

食事の内容

理論上は柔らかいものを食べることが顎への負担軽減になります。しかし、食べたいものを我慢し続けることは食事の楽しみを奪い、それ自体がストレスになってしまいます。

現実的なアドバイスとしては、硬すぎるものや大きすぎるものを避ける程度に留めておくことをおすすめします。ひと口サイズに切ってから食べる、一度に大量に噛まないよう意識するといった工夫で、顎への負担をある程度抑えながら食事を楽しむことができます。

就寝中の姿勢

うつ伏せや横向きで寝ると顎に圧力がかかりやすくなります。ただし、寝相は自分でコントロールできるものではなく、無理に意識してもなかなか変わるものではありません。

現実的に取り組めることとしては、枕の高さや硬さを自分の身体に合ったものに調整することです。首への負担が減ることで顎への間接的な影響も変わってきます。

歯の食いしばり・噛みしめ

TCH(歯列接触癖)と呼ばれる無意識の噛みしめは、顎関節症の悪化に深く関わっています。しかしこれも、「噛みしめないようにしよう」と意識で直すことは非常に難しいのが実情です。

それよりも大切なのは、噛みしめることで負担がかかりやすい咬筋や側頭筋のケアを日常的に行うことと、噛みしめが起きにくい状況を作る習慣づくりです。

例えば、集中作業の合間に顎を意識的に緩める時間を設ける、軽いストレッチを取り入れるといったことから始めてみてください。

ストレスとのつき合い方

精神的なストレスは無意識の食いしばりや歯ぎしりを増やし、顎の症状に影響します。ただし、ストレスを根本的に解消しようとすることは簡単ではありません。

まずは自分のストレス源を把握することが第一歩です。そして、顎や筋骨格系の状態が施術や運動によってある程度落ち着いてきたタイミングで、あらためてストレスマネジメントに取り組むという流れが、無理なく続けやすい現実的なアプローチだと考えています。

日常の行動の見直しが回復を左右する

顎関節症の回復において、日常の行動を見直すことは非常に重要な要素です。施術を受けても、日常で繰り返すマイナスの行動が続いていれば、回復のスピードは落ちてしまいます。

一方で、すべてを一度に変えようとすると続きません。まずは「やめやすいもの」から手をつけ、次第に「うまく付き合うもの」への対策を加えていくというステップで進めていくことをおすすめします。

また、これらの行動の多くは小さい頃からの癖が影響していることも多く、大人になってから修正するには根気が必要です。焦らず少しずつ、自分のペースで取り組んでいきましょう。

カイロプラクティックでできること

当院では、顎関節症に対して顎関節の動きや筋肉の状態を評価するとともに、頸椎や姿勢のバランスも含めて総合的にアプローチしています。施術の中で顎や首の機能を整えるだけでなく、日常生活で気をつけていただきたいことや、ご自身でできるセルフケアについても丁寧にお伝えしています。

大切なのは、制限することではなく、身体の状態を整えながら日常をうまく送れるようにしていくことです。施術と生活習慣の見直しを組み合わせることで、症状の改善をより着実に進めることができます。

まとめ

顎関節症の症状がなかなか改善しない時、日常の行動が回復の妨げになっていることがあります。すべてを制限するのではなく、やめやすい行動から見直しつつ、難しいものについてはうまく付き合う工夫を取り入れることが現実的なアプローチです。

顎への負担を少しずつ減らしながら、身体全体のバランスを整えていくことが根本的な改善につながります。

もし顎の症状で困っていること、何から手をつければいいかわからないという方は、ひとりで抱え込まずにぜひご相談ください。あなたの身体の状態をしっかりと評価した上で、今できる最善のアプローチをご提案します。


院長:近江

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