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姿勢を放置するとどうなる?上位交差症候群のリスク

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「そのうち良くなるかな」と、姿勢の悩みを放っておいた時はありませんか。こんにちは、立川市でカイロプラクティックを提供している近江です。

首や肩のこりが慢性化している方の中には、上位交差症候群と呼ばれる筋肉のアンバランスが背景にあり、そのまま姿勢を整えずに過ごしてしまうことでリスクが積み重なっているケースが少なくありません。

今日はそのまま放っておくと身体の中で何が起きているのか、少し踏み込んでお話ししていきます。

院長:近江

放置する期間が長いほど、姿勢のクセは定着しやすくなる印象があります

目次

姿勢の乱れを放置すると身体の中で何が起こるのか

「そのうち良くなるだろう」と考えて姿勢の悩みを放置してしまう方は少なくありません。実際には、姿勢のクセが引き起こす不調は段階を踏んで進行していくと考えられており、その流れを知ることが放置のリスクを理解する第一歩になります。

今回お伝えする内容は、NASM(米国スポーツ医学協会)が提唱する累積損傷サイクル(Cumulative injury cycle)という考え方を参考にしています。

小さなダメージの積み重ねから炎症が始まる

上位交差症候群のような、長時間同じ姿勢を続けるクセが繰り返されると、その部分の組織に小さなダメージが積み重なっていきます。このダメージがきっかけとなり、筋肉や筋膜には炎症のような反応が起こり始めます。

その炎症をきっかけに、身体は「痛み」という信号を出し始めます。これは身体を守るための自然な防御反応であり、筋肉を硬くして緊張させることで、その部分をかばおうとする働きです。

目に見えない緊張がコリへと変わっていく

ここで起こる筋肉の緊張は、ふくらはぎが「つる」ような一時的なけいれんとは違います。神経が過敏になり、痛みを感じるセンサーの働きが強くなることで、目に見えないレベルでの小さな緊張状態がずっと続いてしまうイメージです。

この緊張状態が続くと、筋肉や筋膜の中に「コリ」や「トリガーポイント」と呼ばれる硬い部分ができてきます。これは組織同士がくっついてしまい、伸び縮みしにくくなった状態で、放置している時間が長いほど、この硬さは定着しやすくなっていきます

神経や筋肉、関節の働きにまで影響が広がる

こうした硬い部分ができると、その周りの組織は本来の柔らかさや動きやすさを失っていきます。その結果、身体はいくつかの不具合を同時に抱えるようになります。

具体的には、筋肉を正しく動かす神経の働きが乱れたり、筋肉の伸び縮みのバランスがくずれたり、力を発揮する時の筋肉同士の連携がうまくいかなくなったり、関節の動き方そのものがぎこちなくなったりします。

首や肩だけの問題だと思っていたはずが、気づかないうちに肩関節のインピンジメントや四十肩・五十肩、ストレートネックといった別の症状につながっていくのは、こうした連鎖が背景にあるためです。

放置が長引くと組織そのものが変化してしまう

ここまでの段階を放っておくと、最終的には組織そのものの形や質にまで変化が及んでいきます。ここではその先に起こりうることと、この変化にかかる時間について触れていきます。

組織の構造そのものが変わってしまう

神経や筋肉、関節の働きが乱れた状態がそのまま続くと、やがてその組織自体の形や質にまで変化が起こってしまいます。これは、身体が「使われ方に応じて形を変えていく」という自然な仕組みの結果でもあります。

つまり、最初はちょっとした姿勢のクセや繰り返しの動きから始まった小さな変化が、炎症、緊張、コリ、神経や筋肉の働きの乱れ、関節の不具合という段階を経て、最終的には組織そのものが変わってしまうところまで進んでしまう、という一連の流れとして理解されています。

中には神経の圧迫によって、腕や手指にしびれや筋力の低下が出てくるケースもあるため、決して軽く見ていい状態ではありません

こういった変化にかかる時間について

ここで一つお伝えしておきたいのが、こういった変化は昨日今日で起こるものではないということです。それこそ5年、10年、20年という長い時間をかけて、少しずつ積み重なっていくものです。

そのため、特にきっかけや思い当たる節もないのに、急にどこかへ症状や不調が出てきたという場合は、このようなサイクルが長い時間をかけて影響していた可能性もあります。日々の小さな積み重ねが、ある日突然表面化するようなイメージです。

症状が出る前の評価とケアの大切さ

歯の違和感や痛みを放っておいて、虫歯が進行してしまい、削るだけでは間に合わなくなると後が大変というのは、皆さんなんとなく理解していると思います。ただ身体のことに関しても同様に考えられている方は、まだ少ない印象です。

こういったサイクルに陥っている状態を評価して、症状が出る前に介入できるのが、身体の専門家です。早い段階でセルフケアなどの簡単な取り組みを行うことが、この連鎖を防ぐことにつながります

問題が大きくなる前に対処した方がいいというのは、身体のことに限らず、多くのことに共通する考え方だと思います。


放置してしまう理由として多いのが、「何をすればいいかわからない」という声です。以下のような状態に当てはまる方は、早めに対処を検討していただきたいポイントです。

  • マッサージを受けても、その場だけで長続きしない
  • 猫背や巻き肩が気になっているが、対策がわからない
  • 肩甲骨まわりがだるく、腕を後ろに引くと違和感がある
  • 「姿勢の問題」と言われたことがあるが、具体的な対策をしていない
  • 呼吸が浅く、慢性的に疲れやすいと感じている

いくつか当てはまる方は、先ほどお伝えした段階のどこかに、すでに足を踏み入れている可能性があります。

放置せず、正しく向き合うために

姿勢の乱れは、放置していても自然に良くなることはほとんどありません。むしろ時間が経つほど、筋肉のクセや組織の変化は定着しやすくなり、改善までに時間がかかってしまう傾向があります。

症状が出る前のケア、症状が悪化する前のケアというのも、この記事をきっかけに一度考えてみてください。

一人で「様子を見よう」と抱え込まずに、いつでも気軽にご相談ください。あなたの姿勢のクセや身体の状態を丁寧に評価し、今の状態に合ったケアの方向性を一緒に考えていきます。


院長:近江

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