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知らないと損!ランナーのためのショパール関節講座

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こんにちは、OUMIカイロプラクティック・立川院の近江です。今日は走ることが好きな方に向けて、あまり聞き慣れない足の関節についてお話しします。

ランニングを続けている時、足首や膝の痛みには気を配る方が多いのですが、足の甲の中央にあるショパール関節については、意外と知られていないというのが現場での実感です。

院長:近江

この関節、実はランニングの質そのものを左右しています

目次

ショパール関節ってどこにあるの?

まずはこの関節がどこにあるのか、簡単に整理しておきましょう。名前だけ聞くと専門的で身構えてしまうかもしれませんが、構造を知っておくだけで走る時の足への意識が変わってきます。

普段はほとんど話題にならない関節ですが、足の動きを支える上ではとても重要な位置にあります。

足の甲の真ん中にある横向きの関節

ショパール関節は、かかとの骨である踵骨や距骨と、足の中央部にある立方骨・舟状骨をつなぐ関節です。

足首の外側にある一般的な捻挫の場所とは違い、もう少し前方の足の甲の付け根あたりに位置しているのが特徴です。

この部分は着地のたびに地面からの衝撃を受け止め、足全体のアーチを支えるという大切な役割を担っています。

普段は意識しない部分だからこそ、その働きの大きさに気づきにくいところがあります。足裏やふくらはぎのストレッチはよく耳にしますが、この関節そのものに目を向ける機会はなかなかないものです。

衝撃吸収と安定性を切り替える役割

ショパール関節は、着地の衝撃を吸収する動きと、蹴り出す時の安定性をつくる動きを切り替える、とても大切な関節です。

着地の瞬間には関節がやわらかく動いて衝撃を受け止め、地面を蹴り出す瞬間には反対にしっかりと固まって、力を効率よく前へ伝える働きをします。

ランニング中はこの切り替えがすばやく繰り返されているので、より有効に使うためには、歩行時や立位、静止時にもきちんと機能させる練習が必要になります。

走る動作の中だけで意識しようとしても、なかなか変化は起きません。日常の中でこの関節が働く感覚をつかんでおくことが、走りにも良い影響を与えていきます。

例えば、片足でゆっくり立った時に足の中央あたりがしなやかに動いているかを感じてみるだけでも、この関節への意識づけにつながります。

現代のランナーが使いこなせていない関節

ショパール関節を傷めやすい原因をいくつも並べるよりも、根本にあるのは、この関節をうまく使えなくなっている身体そのものだと考えています。

これは特別な人だけに起こることではなく、多くの現代人に共通している傾向だと感じています。

機能的なシューズと舗装路が影響している?

クッション性の高いシューズを履き、舗装された道路ばかりを走っていると、足はその機能に助けられる分、ショパール関節本来の動きをあまり使わなくなってしまいます。

シューズが衝撃を吸収してくれることで、足自体が細かく変形しながら衝撃を受け止める必要が減っていくためです。

だけど、足が本来持っている機能を発揮するためには、この関節がしっかり働いていることが欠かせません。

便利な道具に支えられている分、関節そのものの動きが眠ってしまいやすいと考えていただくとよいと思います。決してシューズや道路が悪いという話ではなく、それに頼りきってしまうことで足自身の働きが弱くなっていくということです。

ミニマリストシューズに替える時は要注意

厚底系のシューズから底の薄いものやミニマリストシューズに替えようと考えている方は、特にこの関節の働きをチェックしておく必要があります。

今まで頼っていたクッション性がなくなる分、ショパール関節が担う衝撃吸収の役割が一気に大きくなるためです。

普段からこの関節を意識して使っていないと、シューズを替えた途端に足への負担が急に増えてしまうということが起こりやすくなります。

切り替えは少しずつ、足の状態を確認しながら進めていただきたいところです。最初は短い距離から試して、翌日の足の状態を確認しながら段階的に距離を伸ばしていくくらいの慎重さがちょうどよいと思います。

過去のケガとのつながり

過去の足の既往歴は、この関節を考える上でとても関連してきます。

それはショパール関節自体の損傷だけでなく、アキレス腱や足底腱膜、足関節捻挫といったケガにも当てはまります。

「昔のケガだからもう関係ない」と思われがちですが、足の使い方のクセとして今も残っていることが少なくありません。

お互いに影響し合う関係

ショパール関節がうまく使えていないことが、アキレス腱炎や足底腱膜炎、足関節捻挫といったケガにつながることもあります。

反対に、そうしたケガの経験があることで、ショパール関節の動きが制限されてしまうこともあります。どちらが先かにかかわらず、両者は関連し合っていると捉えていただくとよいと思います。

過去に足首を捻ったことがある方や、足底の痛みを経験した方は、この関節の状態も一緒に振り返ってみる価値があります。

足のどこか一部分だけを見るのではなく、関節どうしのつながりとして捉えることで、これまで気づかなかった原因が見えてくることもあります。

ランナーに知っておいてほしいこと

この記事でお伝えしたいのは、ショパール関節そのものの損傷というより、この関節の機能と大切さです。普段の練習の中に、足首や足の甲を意識して動かす時間を少し取り入れてみてください。

立っている時や歩いている時にも、足の中央がしっかり動いているかを感じてみることが、ランニング中のこの関節の使い方にもつながっていきます。

特別なトレーニングでなくても、日常のふとした瞬間に足の動きへ意識を向けるだけで、関節の使い方は少しずつ変わっていきます。

走ることを長く楽しむためには、足の一部分だけでなく、こうした関節ひとつひとつの役割を知っておくことがとても役立ちます。

もし足の甲や中央部に違和感がある方、シューズを替えようと考えている方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。


院長:近江

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