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肘なのに股関節?テニスでのゴルフ肘の真実

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こんにちは。OUMIカイロプラクティック・立川院の近江です。テニスをしていて「肘の内側が痛くて困っている」「休んでも繰り返してしまう」という方、意外と多いのではないでしょうか。

この痛みは、ゴルフ肘と呼ばれる状態で、テニスプレーヤーにもとてもよく見られます。肘なのに股関節が原因、テニスなのにゴルフ肘、と聞くと「えっ、どういうこと?」と思われるかもしれません。実は、肘だけに注目していても根本的な改善につながらないケースが少なくありません。

院長:近江

肘の痛みに股関節が関係しているというのは意外に思われるかもしれませんが、身体全体のつながりから原因を探るアプローチは大切です

目次

ゴルフ肘とは何か、テニスとの関係

ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)とは、肘の内側にある骨の突起部分に付着している筋肉や腱が、繰り返しの負荷によって炎症を起こした状態です。

名前こそゴルフ肘ですが、テニスのフォアハンドストロークやサービスの動作でも、まったく同じメカニズムで発症します。テニスなのにゴルフ肘、という少し不思議な話ですが、これはよくあることです。

テニスでボールを打つ時、前腕を内側にひねる「回内動作」が繰り返されます。この動作を担うのが、肘の内側に付着している筋肉群です。一球一球の負荷は小さくても、練習量が増えたり、身体の使い方に問題があったりすると、少しずつダメージが積み重なって痛みとして現れてきます。

「なぜ自分だけ痛めやすいのか」「なぜ安静にしても繰り返すのか」と感じている方は、ぜひ続きを読んでみてください。

スポーツカイロプラクティックが考える運動連鎖

当院はスポーツカイロプラクティックを専門としています。スポーツケアの専門家が大切にしているのが「運動連鎖(キネティックチェーン)」という考え方です。身体は、足首から膝、股関節、骨盤、背骨、肩、肘、手首へと、下から上へ動きと力が連鎖するようにできています。

テニスのストロークもサービスも、下半身から生まれたパワーが身体の回転を通じて上半身へ伝わり、最終的にラケットへと届きます。このチェーンのどこかに詰まりや制限があると、失われたパワーを別の部位で補おうとするため、特定の関節や筋肉に過剰な負担がかかってしまいます。

痛みが出ている場所が、必ずしも問題の原因とは限りません。肘が痛いからといって、原因が肘にあるとは限らない。これがスポーツカイロプラクティックの基本的な視点です。

肘なのに股関節が原因になる仕組み

股関節は大腿骨と骨盤をつなぐ大きな球関節で、テニスの動作においてとくに重要な役割を担います。フォアハンドやバックハンドで身体を回転させる時には、股関節が十分に回旋できることが不可欠です。

同側の股関節:パワーの源

例えば右利きのフォアハンドでは、踏み込む右足の股関節をしっかり使って身体を回転させます。この右股関節の回旋可動域が制限されていると、身体はなんとか動作を成立させようとして、腰椎や背骨で過剰に動いたり、肩や肘で余分な動きを起こしたりします。

股関節の硬さが代償動作を生み、回り回って肘の内側への負担として現れてくるのです。これが、肘だけをケアしていても繰り返してしまう大きな理由のひとつです。

反対側の股関節:見落とされやすい安定性

実はもうひとつ大切な視点があります。それが、利き腕とは反対側の股関節です。人間の身体はクロスパターン、つまり右腕と左脚、左腕と右脚というように、対角線上の動きが連動するようにできています。

歩いたり走ったりする時を思い浮かべてみてください。右足が前に出る時には、自然と左腕が前に出ているはずです。

テニスのダイナミックなスイングでも同じことが起きています。右腕が大きく動く時、その土台を支えているのは左股関節の安定性です。左股関節がぐらついていると、右腕の動きも不安定になり、肘への余分な負担が生じます。右肘が痛い場合でも、左股関節まで評価することがとても大切な理由がここにあります。

同様のメカニズムが起きやすいスポーツ

テニス以外でも、運動連鎖の乱れから肘に負担がかかりやすいスポーツはいくつかあります。当院でも次のようなスポーツをされている方から同様のご相談を受けることがあります。

  • ゴルフ:スイングで股関節と体幹の回転が連動しなければ、肘や手首に負担が集中しやすい
  • 野球・ソフトボール:投球やバッティングも全身の連鎖動作であり、股関節の制限は肘への過負荷につながりやすい
  • バドミントン:素早いスマッシュやドライブで前腕の回内動作が多く、身体の土台が乱れると肘への影響が出やすい
  • 卓球:打球時のラケット操作は細かいが、身体の重心移動と股関節の使い方が肘の負担と密接に関係する

当院でのアプローチについて

当院では、背骨や骨盤だけでなく、肩や股関節を含めた全身の関節のバランスを評価した後、必要な部位にアプローチします。ゴルフ肘のクライアントさんに対しても、肘だけをみるということはしません。

股関節の可動域や骨盤の傾き、胸椎の回旋機能なども含めて総合的に確認した上で施術を行います。

股関節の関節機能が低下していると判断した時には、カイロプラクティックアジャストメントによってその動きを回復させていきます。関節の動きが正常に戻ることで運動連鎖が改善され、肘への過剰な負担が軽減されていきます。

また、身体の使い方を整えるためのセルフエクササイズも一緒にお伝えし、日常やプレー中でのセルフケアもサポートしています。

繰り返す痛みには根本的な原因がある

肘の内側の痛みを抱えながらテニスを続けることは、精神的にもとても辛いことです。「またどうせ痛くなる」という不安を抱えながらプレーするのは、本来の楽しさとはほど遠い状態です。

繰り返す痛みには、必ず繰り返す理由があります。肘だけのケアでなかなか良くならないという方は、股関節まで含めた全身をしっかり一度見てもらうことがとても大切です。

痛みが出ている場所だけを追うのではなく、なぜその部位に負担がかかり続けているのかを根本から探ることが、本当の意味での回復への近道だと私は考えています。

股関節を含めた全身の動きを整えることで、テニスをまた思い切り楽しめる状態を一緒に目指しましょう。一人で悩まず、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。


院長:近江

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