回内筋症候群

回内筋症候群とは

回内筋症候群は、前腕にある「円回内筋」という筋肉が、腕の神経（正中神経）を圧迫することによって起こる神経障害です。手や指のしびれ、痛み、力が入りにくいなどの症状が現れるのが特徴です。

手首の「手根管症候群」ほど知名度は高くありませんが、腕の痛みやしびれの原因として見過ごされがちな疾患の一つです。当院にも「長年の腕の痛みの原因がわからなかった」とご相談に来られる方が少なくありません。

回内筋症候群は、パソコン作業やスポーツ、工具の使用など、腕を繰り返し使う方に多くみられます。しかし、日常動作や仕事習慣が原因となることから潜在的にこういった症状にお悩みの方は少なくないと考えられます。

回内筋症候群を放置すると、しびれや痛みが慢性化し、細かな手作業や日常動作が難しくなります。症状が進行すると、手指の筋力低下が起こり、物を持つこと自体が難しくなる場合もあります。

仕事や趣味の活動に支障をきたすだけでなく、睡眠の質の低下やストレスの増加など、生活全般に影響を及ぼすこともあるため、早めの対処が大切です。

回内筋症候群の原因

回内筋症候群は、前腕にある神経への圧迫が主な原因ですが、その圧迫を引き起こす要因はさまざまです。単一の原因ではなく、複数の要素が組み合わさって発症することが多く、症状の現れ方も個人差があります。

根本的な改善を目指すには、腕や肘だけでなく、肩や手首周囲の状態、姿勢や動作のクセなど、上肢全体のバランスまで総合的に評価することが重要です。

回内筋症候群の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方々の多くは、腕だけでなく肩や首、背中など上半身全体のバランスに問題を抱えていることが少なくありません。

そのため、症状のある部位だけを見るのではなく、体全体の状態を丁寧に評価することが、根本的な解決への近道となります。これまで様々な対処法を試してもなかなか改善しなかった方も、まずはお気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な回内筋症候群へのアプローチと特徴

回内筋症候群では以下のような対処法が一般的です。

当院では、症状のあるところだけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して仕事や日常生活を楽しめる状態を目指します。

回内筋症候群の無い生活のために

まずは、ご自身の腕や体の状態を正確に把握し、「どこが問題で神経に負担がかかっているのか」「どのようなケアが必要か」を見極めることが大切です。

根本的な解決のためには、神経への圧迫を軽減するとともに、腕全体のはたらきを向上させることが大切です。特に肩から手首にかけての筋肉のバランスと柔軟性の回復、姿勢改善が鍵となります。

痛みやしびれがあると日常生活の質が低下し、仕事や趣味の活動にも支障をきたしてしまいがちです。

適切なケアと生活習慣の見直しによって、できるだけ日常生活を制限せず、その時の状態に合わせたセルフケアとカイロプラクティックによる総合的なケアを取り入れてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、回内筋症候群の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

回内筋症候群を根本から改善し再発を防ぐには、腕の状態だけでなく、日常の動作習慣や姿勢、全身のバランスを正確に把握することが何より大切です。

当院では、症状の変化や小さなサインを見逃さないよう、評価から施術まですべて院長が責任をもって対応し、一人ひとりに最適なアプローチを提供しています。

また、神経の滑走性に対する施術、IASTM（金属のツール）などの手技も活用し、他ではなかなか受けられない総合的な施術も特徴です。神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの体にしっかりと向き合います。

回内筋症候群のQ＆A

回内筋症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は安静や適切なケアで改善することもありますが、多くは施術や生活習慣の見直しが必要です。放置すると慢性化や悪化のリスクがあるため、早期の対処が大切です。

回内筋症候群の人がやってはいけないことは？

痛みやしびれを悪化させる無理な動作や、腕を強くひねる運動は避けた方がいいです。症状が強いときは安静を心がけ、腕を内側に回転させる動作の繰り返しは控えることが推奨されます。

手根管症候群との違いは何ですか？

影響を受けやすい神経は正中神経と共通していますが、手根管症候群では手首で神経が圧迫されるのに対し、回内筋症候群は肘の筋肉で圧迫されます。そのため症状やアプローチも異なります。

どこで診てもらえばいい？

医療機関としては整形外科や神経内科、それに付随するリハビリがあります。より深刻な疾患が見つからなかった場合や、症状が長引いて改善しない場合は、神経の問題に精通した治療院も選択肢として考えられます。

どのくらいで治るのか？

軽症なら数週間から数ヶ月で改善することもありますが、重症例では長期化することもあります。早期のアプローチが回復を早めますが、個人差が大きいため、専門家の指導のもとケアを続けることが大切です。

効果を実感された方の声

腕の痛みやしびれに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

カイロプラクティックでは、腕や肘だけでなく、肩や首、背中など上半身全体の関節のバランスにアプローチすることができます。

症状のある部位と全身を同時にチェックし、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指していますので、どうぞお気軽にご相談ください。

ずっと悩んでいた症状が軽減し、とにかく安心しました

仕事終わりの痛みがとてもつらかった