四十肩・五十肩｜肩関節周囲炎

四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節の周りにある関節包や腱、筋肉などに炎症が起こることで、強い痛みと肩の動きの制限が生じる症状です。

40代で発症すれば四十肩、50代で発症すれば五十肩と呼ばれますが、本質的には同じものです。夜間痛が強く、睡眠の質にも大きな影響を与えることが特徴的です。

一般人口の3-5%が発症し、40-60歳がピークで女性にやや多く見られますが、程度の幅が広く、潜在的な数はもっと多いとされています。当院でもこうした症状でお悩みの方が多く来院され、よくご相談をいただく症状の一つです。（Uppal et al. 2015）

四十肩・五十肩を放置すると、痛みによる睡眠不足から体調不良や精神的ストレスが蓄積し、肩の可動域制限が長期化してしまいます。

筋肉の萎縮や関節の癒着が進行すると、肩の動きがさらに制限され、日常生活動作の多くが困難になる恐れがあります。

仕事や趣味などに深刻な影響を与え、生活の質が大幅に低下する可能性があるため、早めの対応が大切です。

四十肩・五十肩の原因

四十肩・五十肩は、肩関節周囲の組織の炎症や関節の動きの制限、姿勢、筋力の低下などさまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、肩関節の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

四十肩・五十肩の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、肩だけに問題があるのではなく、姿勢や、頚部・胸椎の動きが影響しているケースも多く見られます。症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な四十肩・五十肩へのアプローチと特徴

四十肩・五十肩では以下のような対処法が一般的です。

当院では、肩だけに注目するのではなく、体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して仕事や日常生活を楽しめる状態を目指します。

四十肩・五十肩の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の肩や体の状態を正しく知り、「どこの動きが良くないのか」「どのタイミングでどの程度動かすべきか」を見極めることが大切です。

実は、痛みと相談しながらなるべく早めに肩を動かした方が固くなるのを防げるということがあります。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、四十肩・五十肩の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

四十肩・五十肩を根本から解決し再発を防ぐためには、肩関節の構造やバランス、上半身の使い方など、今の体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

四十肩・五十肩のQ＆A

四十肩・五十肩は自然に治りますか？

数週間から半年程度で自然に改善することが多いですが、凍結肩などの場合は1年以上かかることもあります。適切な施術と運動でできるだけ積極的に動かすことが早期改善のために推奨されます。

痛みがあるときに運動を続けても大丈夫ですか？

急性期の無理な運動は炎症を悪化させることがあります。どこまで動いていいかなどは専門家のサポートが必要なところです。

他の疾患との違いはありますか？

腱板断裂や石灰沈着性腱炎などで似た症状が出ることがあります。見分けるためには、専門的な評価が必要です。

四十肩と五十肩に違いはありますか？

発症年代による呼び方の違いのみで、症状や病態に本質的な差はありません。どちらも肩関節周囲炎という同じ疾患です。

再発する可能性はありますか？

同じ肩での再発は多くはないですが、反対側の肩や、根本原因が改善されていない場合は再発の可能性があります。

効果を実感された方の声

肩の症状に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

肩は日常生活の様々な動作で使われる重要な関節で、問題があると全身のバランスがくずれ、他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、肩と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

フォーム改善後の肩の痛みが解消し、安心してゴルフを楽しめています

着替えもつらかった肩の痛みが改善し、姿勢の大切さも実感しています