腰椎椎間板ヘルニア

腰痛のケースレポート

腰椎椎間板ヘルニアとは

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板（背骨のクッション）が変形し、中心部分が外に飛び出すことで、周囲の神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす疾患です。

椎間板は中心部の柔らかい髄核と、その周囲を取り囲む丈夫な線維輪で構成されており、何らかの原因で線維輪に亀裂が生じると、髄核が押し出されて神経を刺激します。

比較的よく見られる疾患で、成人1000人あたり年間5～20例の発症率というデータがあり、30～50歳代に最も多く発症し、男女比は2対1で男性に多い傾向があります。（Qaraghli and Jesus. 2025）

当院でもこうした症状でお悩みの方が多く来院され、よくご相談をいただく症状の一つです。

腰椎椎間板ヘルニアを放置すると、痛みが慢性化し、日常生活の質が著しく低下します。足のしびれや筋力低下が進行し、歩行が不安定になることもあります。

脊髄や神経に深刻なダメージが及ぶと排泄機能に影響が出たり、歩行困難にもつながるため早めの対応が大切です。

腰椎椎間板ヘルニアの原因

腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の変性や生活習慣、仕事や運動時の動作、遺伝的要因など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、症状の感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、椎間板の状態や全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

腰椎椎間板ヘルニアの原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、腰部だけに問題があるのではなく、姿勢や、運動習慣、体幹の使い方が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な腰椎椎間板ヘルニアへのアプローチと特徴

腰椎椎間板ヘルニアでは以下のような対処法が一般的です。

腰椎椎間板ヘルニアの無い生活のために

激しい痛みやしびれを感じてしまうと心理的ストレスもたまり、日常生活のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の腰や体の状態を正しく知り、「どこの動きが良くないのか」「どのようなアプローチができるのか」を見極めることが大切です。

実は、ヘルニアのタイプにもよりますが、完全安静よりも適切に動くことが自然治癒を促す上で大切です。

できるだけ日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、腰椎椎間板ヘルニアの本当の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

腰椎椎間板ヘルニアを根本から解決し再発を防ぐためには、椎間板の状態や関節バランス、腰部全体の使い方など、今の体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

腰椎椎間板ヘルニアのQ＆A

腰椎椎間板ヘルニアは自然に治りますか？

最近では、手術をしなくても椎間板が自然に小さくなるなど、自然に治ることがわかっています。そのためには適切な運動を行うことが必要と言われています。

椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の違いは何ですか？

椎間板ヘルニアは椎間板の突出による神経圧迫で、腰部脊柱管狭窄症は脊柱管の狭窄による神経圧迫です。症状の現れ方や好発年齢に違いがあります。

若い人でも椎間板ヘルニアになりますか？

好発年齢は30～50歳ですが、10代や20代、高齢者でも発症することがあります。遺伝的要因やスポーツ活動による負荷が関与することがあります。

MRI検査は必ず必要ですか？

正確な診断にはMRI検査が必要です。椎間板の状態や神経圧迫の程度を詳細に評価できるため、適切な治療選択に役立ちます。

手術をしないで治すことは可能ですか？

保存療法により多くの方で改善が期待できるとされています。ヘルニアのタイプを分かった上で、カイロプラクティックや運動による筋肉バランスの改善などが選択肢としてあります。

効果を実感された方の声

腰の痛みが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

腰椎～骨盤帯は体の中心部であり、歩行時の負荷を支えるなど、様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると全身のバランスがくずれ、他の部位にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、腰椎と全身を同時にチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

手術後の慢性的な腰痛が改善し、運動への不安も解消

仕事を続けながら腰痛を改善し、定期的なケアで安心