ドケルバン病｜狭窄性腱鞘炎

ドケルバン病とは

ドケルバン病は、親指を動かす腱が手首の部分で炎症を起こし、腫れや痛みが生じる疾患です。狭窄性腱鞘炎とも呼ばれます。

女性の方がなりやすいとされ、40～50代をピークとして発症する疾患です。また、過去にテニス肘やゴルフ肘になったことがある人もなりやすい傾向があります。さらに、子育てで抱っこが多い時期になりやすいというデータもあります。（Satteson and Tannan. 2023）

パソコン作業や育児による手首の負担で発生することが多く、幅広い年齢層で見られる疾患で、当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。

ドケルバン病を放置すると、腱鞘の肥厚が進行し慢性的な炎症が残り、日常動作に支障をきたすようになってしまいます。

さらに進行すると、腱の癒着や拘縮により親指の可動域が制限され、握力低下が生じるようになります。無意識に痛みを避ける動作がクセになり、肩や首などにまで負担が広がることもあります。

手術が必要になったり、慢性的な痛みと付き合い続けなければならない状況にもなりえるため、違和感がある段階の早めの対応が大切です。

ドケルバン病の原因

ドケルバン病は、手首への反復的な負荷やホルモンバランスの変化、加齢による組織の変化、疲労など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や回復には個人差があり、根本的な解決を目指すには、手首の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

ドケルバン病の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、手首だけに問題があるのではなく、肩甲骨や頚部のバランスが影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なドケルバン病へのアプローチと特徴

ドケルバン病では以下のような対処法が一般的です。

当院では、症状のあるところだけに注目するのではなく、身体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して仕事や日常生活を楽しめる状態を目指します。

ドケルバン病の無い生活のために

手首の痛みや握力の低下があると、仕事や育児に支障をきたし心理的ストレスもたまり、日常生活のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の手首や身体の状態を正しく知り、「なにが原因となっているのか」「どのようなケアをするべきか」を見極めることが大切です。

実は、ドケルバン病で一番大切なのは再発予防を考えながらケアを行うことです。症状にもアプローチしつつ、正しいセルフケアの方法も学ぶことが必要です。

できるだけ仕事や家事を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、ドケルバン病の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

ドケルバン病のQ＆A

ドケルバン病は自然に治りますか？

軽度の場合は安静により自然治癒する可能性もありますが、多くは適切な介入が必要です。早期に対処すれば回復期間が短くなることが多いため、症状を感じたら専門家にご相談ください。

ドケルバン病と腱鞘炎の違いは何ですか？

ドケルバン病は腱鞘炎の一種で、親指側の手首に特化した疾患です。一般的な腱鞘炎は様々な部位に発症しますが、ドケルバン病は特定の腱と腱鞘の問題に限定されます。

ドケルバン病は両手に発症しますか？

片手のみの発症が一般的ですが、子育てが忙しい時期など、両手に発症する場合もあります。利き手に多く見られますが、作業内容や生活習慣により利き手じゃない方にも発症する可能性があります。

整形外科と整骨院や整体院など、どこに行くべきですか？

まず整形外科で正確な診断を受けることをおすすめします。その後、症状に応じて専門的なエクササイズや施術のできる場所を利用することも選択肢としてあります。

同じように手首の痛みが出る病気はありますか？

手根管症候群、関節リウマチ、ばね指などがあります。間違ったアプローチをしないためにも、まずは専門家にしっかりと診てもらうことが推奨されます。

効果を実感された方の声

手指の問題に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

手首は日常生活で頻繁に使用される重要な関節で、問題があると仕事や家事、育児に大きな支障をきたし、他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、手首と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

痛みが改善し、バレエもパソコン作業も快適になりました