母趾種子骨障害｜種子骨炎

母趾種子骨障害とは

母趾種子骨障害は、足の親指の付け根にある種子骨と呼ばれる小さな骨に炎症や骨折などが生じて、歩行時やスポーツ時に母趾球の足底部に痛みや腫れが生じる状態です。

種子骨は親指を曲げる腱の中に埋め込まれており、歩く時やつま先立ちをする際の衝撃を吸収したり、親指が大きな力を発揮できるように効率を高める重要な役割を果たしています。

スポーツをする人の約25人に1人が種子骨障害を経験しているとされ、足や足首のケガの中では約10件に1件を占める比較的よくあるトラブルです。

ランナーだけでなく、バレエダンサーや長時間の立ち仕事をする職業の方など、足に繰り返し負荷がかかる活動をする人に発症しやすい傾向があり、当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。

母趾種子骨障害を放置すると、初期の炎症が慢性化し、日常生活の中で常に痛みを感じるようになります。

歩行時の痛みが強くなることで、無意識に痛みをかばった歩き方をするようになり、足のバランスがくずれて膝や腰、股関節にまで負担がかかり、二次的な障害を引き起こすリスクが高まります。

さらに症状が進行すると、骨の変形が進行し、歩行が困難になり、好きなスポーツや仕事を続けられなくなり、外科的な手術が必要となる可能性もあります。

母趾種子骨障害の原因

母趾種子骨障害は、足への繰り返しの負荷や筋力・柔軟性の低下、足の形状異常、靴の問題など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、痛みの感じ方や回復には個人差があり、根本的な解決を目指すには、足部の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

母趾種子骨障害の原因として以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、足部だけに問題があるのではなく、下肢全体のバランス、体幹～骨盤帯が影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な母趾種子骨障害へのアプローチと特徴

母趾種子骨障害では以下のような対処法が一般的です。

母趾種子骨障害の無い生活のために

好きな運動や日常生活の中で痛みや不安を感じてしまうと心理的ストレスもたまり、行動自体のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の足部や身体の状態を正しく知り、「どこが原因で負担がかかっているのか」「どのようなエクササイズをするべきか」を見極めることが大切です。

実は、足部は踵の動きや足首、さらにはお尻の筋肉の使い方なども含めて総合的に見ていかないとなかなか良くなりません。その場しのぎでなく、根本解決を目指すためには一定期間しっかりと頑張る必要があります。

できるだけ運動や日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、母趾種子骨障害の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

母趾種子骨障害を根本から解決し再発を防ぐためには、足部の構造やバランス、下肢全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に動ける毎日をサポートします。

母趾種子骨障害のQ＆A

母趾種子骨障害は自然に治りますか？

軽度であれば安静とセルフケアで数週間から数カ月程度で良くなることがあります。しかし骨折や骨壊死を伴う場合は自然治癒が難しく、放置すると慢性化するため早期に専門家の評価を受けることが大切です。

母趾種子骨障害と種子骨炎の違いは何ですか？

種子骨炎は種子骨に炎症がある状態で、母趾種子骨障害はそれに加えて急性骨折、疲労骨折、骨壊死、二分種子骨など種子骨に関連するさまざまな病態を広く含む総称です。

テーピングやサポーターは効果がありますか？

テーピングで母趾を適切にサポートすることで種子骨への負担を軽減し痛みを和らげる効果が期待できます。ただし不適切だと血流障害を起こすこともあるため専門家の指導を受けて正しく使用することが大切です。

痛みがあってもスポーツや運動を続けても大丈夫ですか？

痛みがある状態で無理に負荷の強い運動を続けると炎症の悪化や骨折の進行を招くため推奨されません。まずは安静にして症状を落ち着かせてから段階的に運動を再開することが大切です。

同じように足の親指の痛みが出る疾患はありますか？

外反母趾、強剛母趾、痛風、足底腱膜炎、中足骨骨頭痛などがあります。それぞれ原因や対処法が異なるため、まずは専門家にしっかりと鑑別をしてもらうことが推奨されます。

効果を実感された方の声

足の痛みやしびれに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

足～足部は身体の土台であり、歩行時の負荷を和らげるなど、様々な動作で使われる重要な部位で、問題があると全身のバランスがくずれ、他の関節にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、足部と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

複数の足のトラブルの原因がわかり、光が見えました

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