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【保存版】親指の付け根が痛い時の治し方・セルフケア

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ふとした瞬間に親指の付け根がズキッとする、物をつまむたびに気になる、朝起きた時に手がこわばる感じがする。そんな症状が続いていませんか。

親指の付け根の痛みには、いくつかの原因が考えられますが、特に日常的な使いすぎや年齢による関節の変化が関わっていることが多いです。その代表的なものが母指CM関節症です。セルフケアを始める前に、今の状態を少し整理しておくことが、改善への近道になります。

今日は親指の付け根が痛い時に知っておきたいことと、日常の中で取り入れやすいセルフケアの考え方をお伝えします。

院長:近江

まず原因を整理することが、セルフケアを効果的にする第一歩です

目次

親指の付け根が痛くなる仕組みを知っておこう

親指の付け根には、手根中手関節(CM関節)という、つまむ・握る・ひねるといった動作の要となる関節があります。この関節は日常生活の中で非常に多く使われるため、負担が積み重なりやすい場所です。

特に瓶のふたを開ける、洗濯ばさみをつまむ、スマホを片手で操作するといった動作で、関節に圧縮とねじれの力が繰り返しかかります。こうした積み重ねが、軟骨のすり減りや炎症につながることがあります。

また、親指を動かす筋肉は複数あります。どこが使いすぎていて、どこが使えていないのかによって、適切なセルフケアの内容が変わります。「親指が痛いからとにかく動かす」「とにかく休める」では不十分なことが多く、状態を見極めてから取り組むことが大切です

セルフケアの前に確認しておきたいこと

セルフケアを始める前に、自分の状態がどの段階にあるのかを確認しておくことをおすすめします。

炎症が強い急性期と、ある程度落ち着いた慢性期では、適切な対処が異なるためです。焦って動かしたり、逆に完全に休みすぎたりすることで、かえって回復が遅れるケースもあります。

状態の目安セルフケアの考え方
安静時にも痛みや熱感があるまず炎症を落ち着かせることを優先する
動かした時だけ痛みが出る負担が少ない動き方を意識しながら動かす
使った後にだるさや疲れが残る血流を促すやさしいケアを取り入れる
朝のこわばりが続いている温めながら関節を動かすことを意識する

痛みが強い時期に無理なストレッチやマッサージを行うと、かえって炎症が悪化することがあります。まず状態を見極めることが、すべてのセルフケアの出発点です。

日常の中でできる3つのセルフケア

ここでは、特別な道具がなくても取り入れやすいセルフケアを3つご紹介します。それぞれの目的を理解したうえで、自分の状態に合うものを選んでみてください。

やさしいマッサージで血流を整える

反対の手の親指の腹を、母指球(親指の付け根のふくらんでいる部分)にそっと当て、小さな円を描くように30秒ほどやさしくほぐします。

皮ふをゆっくり動かすイメージで、強く押し潰さないことがコツです。血流を促してこわばりを和らげることが目的ですので、炎症が強い時期は避けてください。

負担を減らす動き方を意識する

マウスを持つ時に親指で横から挟み込む持ち方をしていると、CM関節への負担が増します。手のひら全体でのせるように持つだけで、親指の力みが和らぎます。

洗濯ばさみやペンのつまみ方、スマホの持ち方なども同様です。「いつもの動作でどこかに力が入りすぎていないか」を意識するだけで、関節への刺激がかなり変わってきます

温めて関節をやさしく動かす

朝のこわばりには、温めながら親指をゆっくり大きく開いて閉じる動作を繰り返すのが有効です。入浴中や温めた後に行うと、関節が動かしやすくなります。

無理に可動域を広げようとせず、気持ち良く動かせる範囲を繰り返すことで、少しずつ関節まわりの血流が改善していきます。

サポーターやテーピングとの上手な付き合い方

サポーターやテーピングは、痛みの強い時期や仕事中の一時的な負担軽減に有効な場面があります。

特にテーピングは、特定の方向への動きを制限しながら他の動きはサポートできるため、セルフケアと組み合わせることでより効果的になる場合があります。

ただし、サポーターやテーピングで痛みを感じにくくしているだけでは、関節への根本的な負担は変わりません。使い続けることで一時的には楽になっても、使うのをやめた途端に痛みが戻ったり、気づいたら以前より悪化していたりすることは珍しくありません。

痛みをごまかし続けることにはいつか限界がきます。適切なタイミングで活用しながら、並行して根本的な原因を整えていく視点が大切です。

どの向きを制限してどの向きを残すかは、状態によって変わります。自己流で貼り続けると負担の方向がずれてしまうこともあるため、専門家に一度確認してもらったうえで正しい方法を身につけることをおすすめします。

セルフケアで改善しにくい場合のサイン

セルフケアを続けていても、なかなか状態が変わらない時は、より専門的なアプローチが必要なサインかもしれません。

サポーターを外すと痛みが戻る、朝のこわばりが何週間も続いている、親指の付け根が膨らんできた、親指が開きにくくなってきた、という変化が続く方は、関節の状態が進んでいる可能性があります。

セルフケアを始めて1〜2週間たっても改善の兆しがない場合も、早めに相談した方がよいでしょう。

セルフケアは「続けるほど良い」ではなく、「状態に合った方法で行うことで初めて効果が出る」ものです

指の悩みは母指CM関節症だけではありません

当院には親指の付け根の痛みだけでなく、ばね指やヘバーデン結節、手根管症候群といった指や手の悩みを抱えて来院される方も多くいらっしゃいます。

これらは症状の出方こそ異なりますが、身体全体のバランスや筋肉の使いグセ、関節への負担のかかり方を整えていくというアプローチの方向性には、共通する部分が多くあります。

「これは相談していいのかな」と迷っているものがあれば、どうぞ気軽にお声がけください。

一人で悩まないでください

親指の付け根の痛みは、日常のあらゆる場面で影響が出やすいだけに、早めに対処した方が生活の質を保ちやすくなります。「何をやっても良くならない」「何が正しいかわからない」という時は、一人で抱え込まずにいつでもご相談ください。

当院では、痛みの場所だけを見るのではなく、身体全体の動きのバランスや筋肉の使い方まで含めて評価します。どこが使いすぎていて、どこをもっと活かせるのかを整理したうえで、その方の生活スタイルに合ったセルフケアの方向性を一緒に考えていきます。

気になることがあればいつでもお声がけください。


院長:近江

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