
院長:近江お気軽にご相談ください!

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バスケットボールをされている方の中に、足首を捻挫してから「なんとなくプレーが怖い」「着地のたびに不安を感じる」という経験をされた方はいませんか?


痛みはほとんど引いたはずなのに、足元に自信が持てない。そんな状態が続いているとしたら、それは足関節不安定症のサインかもしれません。
今回は、バスケットボールにおける足首のはたらきと、回復に欠かせない感覚機能についてお伝えします。捻挫後の「なんとなく不安」の正体が、きっと見えてくるはずです。


昔のケガが原因で足首が不安定になっているケースはとても多く、その感覚は決して気のせいではありません
バスケットボールは、切り返し・ジャンプ・着地を繰り返す、足首への負担がとても大きいスポーツです。ドリブルでのチェンジオブペース、リバウンドでの着地、ディフェンスでのスライドムーブ。これらのあらゆる動作で、足首は瞬時にバランスを取り続けなければなりません。
バスケットボールといえばハイカットタイプのシューズを思い浮かべる方も多いと思います。ハイカットは足首をある程度保護してくれる反面、シューズに頼りきることで足首まわりの固有感覚がくずれやすくなるという側面もあります。
普段からしっかりトレーニングしていないと、保護されているつもりがかえって感覚機能の低下を招いてしまうことがあります。
そもそも捻挫はバスケットボールで最も多いスポーツ障害のひとつです。やっかいなのは、「痛みが引いた=完治した」ではないケースが多いという点です。靭帯の傷が修復された後も、捻挫前と同じ感覚機能が戻っていないことは珍しくありません。
固有感覚という言葉を聞いたことはあるでしょうか。関節や筋肉に備わっているセンサーのようなもので、「今、足首がどの角度にあるか」「どのくらいの力がかかっているか」を脳に伝える感覚のことです。
視覚に頼らなくても、目を閉じていても自分の足がどこにあるかわかるのは、この固有感覚が機能しているからです。
普段は意識しない感覚ですが、スポーツ中にはとても重要な役割を持ちます。着地の時に足首が傾いたとき、この情報を素早く脳に送り、筋肉が瞬時に反応して足首を守る。この一連のサイクルが正常に機能していることが、プレーの安全につながります。
足関節不安定症の原因として「昔のケガ」はとてもよく当てはまります。
足首の捻挫が起きると、靭帯だけでなくその周辺にある固有感覚のセンサー(メカノレセプター)にもダメージが及びます。靭帯の中に存在するこれらのセンサーが傷つくことで、脳への信号の送受信がうまくいかなくなります。
痛みや腫れが引いた後も、この感覚機能の低下は残ったままになることがあります。その結果として、足首が傾いてもすぐに筋肉が反応できず、気づいた時には「またグキッ」という状況になりやすくなります。捻挫がくせになると言われるのは、こうした理由があります。
足関節不安定症には、大きく2種類があります。ひとつは靭帯そのものがゆるんでいる構造的不安定性。もうひとつは、靭帯の損傷は軽くても感覚機能や筋機能が低下している機能的不安定性です。
バスケットボールをされている方に多いのは、この機能的不安定性が主体のパターンです。MRIや画像では大きな問題が見当たらないのに「プレー中に足首が頼りない」と感じる場合は、固有感覚の問題を疑う必要があります。
簡単なチェックとして、片足立ちを試してみてください。靴下のまま、目を開けた状態で片足立ちを30秒行います。ぐらつかずに安定してできますか?次に目を閉じた状態でも試してみてください。目を閉じると一気に難しくなる場合は、感覚機能が十分でない可能性があります。
もちろんこれは目安であり、厳密な評価ではありません。ただ、左右差があったり、目を閉じると著しく不安定になる場合は、専門家による評価を受けてみる価値があります。
足首の感覚機能を取り戻すためには、正しい順番とアプローチが重要です。近年は「足の裏からの感覚入力」が注目されることが多いですが、それだけでは不十分です。実際に取り組む上で大切なのは、次の3つのポイントです。
この3段階のアプローチを順番に積み上げることで、シューズを脱いだ時でも安定して動ける足首を手に入れることができます。評価と介入は早い時期に始めるほど効果的ですので、スポーツカイロプラクターなど専門家に相談してみてください。
カイロプラクティックは、関節や筋肉に存在する固有感覚センサーに直接はたらきかけるアプローチです。足首の評価では、距骨(きょこつ)だけでなく、立方骨(りっぽうこつ)など足部全体の関節の動きを丁寧に確認します。
捻挫後の足首は、こうした骨の位置や動きが変化していることがあり、これが回復を妨げている場合があります。関節の動きを整えることで、周辺の筋肉や固有感覚センサーがより正常に機能しやすくなります。
手術や過度な安静を必要とせず、動きながら機能を取り戻していけることが、スポーツ復帰を目指すクライアントにとって大きなメリットになります。
痛みがないのに不安感が消えないという状態は、身体が何かを訴えているサインです。その感覚を無視してプレーを続けることが、さらなる損傷へとつながるリスクがあります。
「また捻挫するんじゃないか」という不安を抱えながらプレーを続けるのは、パフォーマンスの面でも精神的な面でもとても大きな負担です。足首の状態について一人で抱え込まず、いつでも気軽にご相談ください。

