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足底腱膜炎と腰痛はなぜ同時に起こるのか?その意外な理由

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足の裏と腰の痛みが同時に続いている、という経験をお持ちの方はいませんか。一見すると全く別の場所の悩みに思えますが、実はこの二つには深いつながりがあることが多いです。

足底腱膜炎と腰痛の関係は、カイロプラクティックの視点から見るととても理にかなったつながりが見えてきます。足裏の痛みだけをみても腰痛が残り、腰だけをケアしても足裏が楽にならないという方は、この二つが連鎖していることを見落としているかもしれません。

今回は、足底の問題がなぜ腰に影響するのか、そしてその逆もあり得るのか、という身体の連鎖のメカニズムについてお伝えします。

院長:近江

足と腰のつながりを知ることで改善の糸口が見つかることがよくあります

目次

足底腱膜炎とはどういう状態か

まず足底腱膜炎について簡単に整理しておきましょう。足底腱膜炎は、かかとの骨から足の指のつけ根まで広がる足底腱膜(足底筋膜)に繰り返しのストレスが加わり、損傷や炎症が生じた状態です。

朝の第一歩でかかとに鋭い痛みが走ること、長時間立った後や歩き続けた後に痛みが増すことが代表的な症状です。近年は炎症所見が乏しい変性状態をPlantar fasciopathy(足底腱膜症)と分類することもあります。

この症状は足裏だけの問題と思われがちですが、身体全体のバランスや動き方が深く関与しています。そのつながりを理解することが、根本改善への第一歩になります。

足底の問題が腰痛を引き起こすメカニズム

足裏の痛みがなぜ腰に影響するのか、最初は不思議に感じるかもしれません。しかし身体は足から頭まで筋肉・筋膜・骨格が連続してつながっており、一箇所の機能不全は必ず隣接する部位、さらにはより遠い部位へと連鎖します。

足底腱膜炎があると、痛みをかばうために身体全体の使い方が無意識に変わります。その変化が積み重なることで、腰への負担が増大します。

かばい歩きが腰椎に余分な負担をかける

足裏が痛いと、人は無意識のうちに患側の足への体重のかけ方を変えます。つま先寄りで着地したり、歩幅を狭くしたり、患側に身体を傾けたりといった代償動作が起きます。

このかばい歩きが続くと、左右の重心バランスがくずれ、骨盤が傾き、腰椎に非対称な負荷が集中し始めます。一歩一歩は小さな歪みでも、毎日何千歩と積み重なれば腰への影響は無視できないものになります。

足部の状態が骨盤や背骨に連鎖する

足底腱膜炎の背景にある足部の機能不全は、骨盤や背骨の動き方にも関連することが分かっています。内側縦アーチがくずれた状態では過回内が起きやすくなり、その影響が膝・股関節を経由して骨盤の前傾や後傾、さらには背骨の回旋へとつながります。

足部のアライメントのくずれが骨盤帯の不均衡を生み出し、慢性的な腰痛の背景になっていることはとてもよく見られます。足と腰を別々に考えるのではなく、ひとつの連鎖として捉えることがとても重要です。

腰痛が足底腱膜炎を悪化させる逆の連鎖もある

この関係は一方向ではありません。腰痛があることで足底腱膜炎が悪化・慢性化するという逆の連鎖も起こります。腰椎や骨盤帯に問題がある時は、歩行時の重心移動が制限され、足部への負担が偏ります。腰が痛いために姿勢がくずれ、足底への荷重分布が変わることも同様の影響を及ぼします。

殿筋群の機能低下がランニング時の足底に影響する

腰痛の影響で殿筋群がうまく使えない状態になると、ランニングの際のブレーキとしての機能がうまく作用しなくなります。着地の衝撃を殿筋で受け止めるべきところが、足部でパタパタと着地するような走り方になり、足裏に余計な負荷をかけ続ける要因となります。

腰部や殿筋群の問題が足底腱膜炎の真の引き金になっているケースは、ランナーに限らずとても多く見られます。腰と足底が互いに悪循環を形成している状態では、どちらか一方だけをケアしても改善が乏しくなります。

なぜ足底の問題で全身をみるのか

当院にいらっしゃる方からも「足底の問題なのに、なぜ腰や骨盤帯も含めた全身をみるのですか」と聞かれることがよくあります。その理由がまさに、ここまでお伝えしてきた内容です。足底腱膜炎の根本にある原因は、足裏だけにあるとは限りません。

骨盤のバランスのくずれや殿筋群の機能低下、背骨の回旋制限といった問題が足底への負担を生み出していることがあります。逆に足部のアライメントのくずれが骨盤や腰椎に影響していることもあります。

足底の痛みにフォーカスしながらも、全身の連鎖を評価しなければ本当の原因にたどり着けないという考えが、当院のアプローチの根本にあります。

足裏だけ、腰だけという局所的なアプローチでは届かない改善が、身体全体を見ることで初めて可能になります。足底腱膜炎と腰痛を同時に抱えていて、どこに相談すればいいか分からないという方こそ、ぜひ一度ご相談ください。


院長:近江

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