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ゴルフで腹斜筋を傷める人の姿勢と呼吸に共通する特徴

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こんにちは、スポーツカイロプラクターの近江です。ラウンド中やスイング後に脇腹がズキッとする、そんな経験をされたことはありませんか。

実はゴルフでの腹斜筋の痛みは、スイングフォームだけが原因とは限りません。日頃の姿勢や呼吸の使い方が、脇腹への負担を静かに増やしていることも多いのです。

今回は、ゴルフをされる方に多い腹斜筋の痛みについて、姿勢や呼吸の観点から、その本当の原因と対策を詳しくお伝えしていきます。

院長:近江

見た目だけでなく姿勢と呼吸まで見ないと本当の原因はわかりません

目次

ゴルフで腹斜筋を傷める人に共通する見落としがちな要因

腹斜筋の痛みを訴えるゴルファーの多くは、スイングスピードや練習量ばかりに原因を求めがちです。しかし実際には、スイング以前の身体の状態、つまり普段の姿勢や呼吸の使い方が、腹斜筋への負担を大きく左右しています。

スイングだけが原因ではありません

強いスイングをすれば腹斜筋に負荷がかかるのは当然です。ですが同じスイングをしていても、傷める人と傷めない人がいるのはどうしてでしょうか。

その差を生んでいるのが、スイング前の身体のコンディションです。股関節や胸椎の回旋がスムーズであれば、腹斜筋への負担は分散されます。反対にどこかの動きが硬いと、その分を腹斜筋で無理に補うことになり、疲労や損傷が起こりやすくなります。

日常にない動きを週末に急に行う負荷

体幹をダイナミックに捻る動きは、日常生活の中で行う機会が少ない人がほとんどです。平日はほとんど体幹を捻ることなく過ごし、週末になって急にフルスイングを繰り返す、という流れになっている方も多いのではないでしょうか。

ウォームアップをしっかり行わずにいきなりフルスイングから始めてしまうと、身体が準備できていない状態で強い回旋動作を受けることになります。普段使っていない動きだからこそ、練習前の準備運動が重要な役割を持ちます。

姿勢の乱れが腹斜筋に与える影響

デスクワークや長時間の運転で猫背気味の姿勢が習慣化していると、胸椎の可動性が低下し、体幹を回旋させる際に腹斜筋への依存度が高まります。

さらに骨盤が後傾していると、スイング中の体重移動がうまくいかず、上半身だけで捻る動きになりやすいです。こうした姿勢の癖は自覚しにくいものですが、ラウンド前の数十スイングで蓄積した負荷が、ある瞬間に痛みとして現れることもあります。

呼吸と腹斜筋の意外な関係

「呼吸と脇腹の痛みに何の関係があるの」と思われるかもしれません。呼吸のパターンは体幹の安定性やスイング中の力の伝わり方に深く関わっており、腹斜筋への負担とも無関係ではありません。

呼吸パターンとスイングの連動

理想的なスイングでは、バックスイングで軽く息を吸い、インパクトに向けて息を吐きながら体幹を回旋させます。この呼吸と動作の連動がスムーズだと、腹圧が適切に保たれ、体幹全体が安定した状態でスイングできます。

一方で息を止めたまま強くスイングしてしまう方も多く見られます。呼吸を止めると腹圧のコントロールが乱れ、体幹の安定性が失われた状態で無理に回旋する形になり、腹斜筋に過剰なストレスがかかりやすくなります

肩が上がる呼吸のクセにも注意

呼吸の際に肩がグッと上がるクセがある方も注意が必要です。これは胸の上部だけを使った浅い呼吸になっている状態で、横隔膜や体幹深部の筋肉がうまく働いていない可能性があります。

これらの筋肉は体幹の安定性を支える重要な役割を持っており、機能が低下すると腹斜筋のような表層の筋肉が代わりに頑張ろうとします。つまり呼吸の質が低いと、スイングのたびに腹斜筋が本来以上の仕事を強いられる状態が続き、疲労の蓄積から損傷につながりやすくなります。

腹斜筋だけでなく肋骨や骨盤帯も含めて考える

ゴルフで腹斜筋を傷めたというお話は、職業柄よくお聞きします。ですがしっかりお話をうかがってみると、実際には腹斜筋とは別の問題だったというケースも少なくありません。

肋骨や肋間筋、肩甲骨周りが関係している場合も

腹斜筋だと思っていた痛みが、実は肋骨まで傷めてしまっていたり、肋間筋への過度な負荷、肩甲骨周りの問題が絡んでいたりすることもあります。

腹斜筋自体は肋骨から骨盤にかけて付着している筋肉なので、付着している骨や関節の動きの影響を直接受けます。腹斜筋のことを考える際は、最低限肋骨部と骨盤帯もあわせて確認する必要があります。

特に肋骨が関係している場合は、呼吸をするたびに影響が出ることが多いのですが、損傷の度合いによっては意外と平気だと感じてしまい、そのままプレーを続けてしまう方もいらっしゃいます。

肋骨が関わっている場合は、ある程度安静にする期間が必要になってくるため、自己判断で継続するのは避けたいところです。

専門家によるチェックをおすすめする理由

このように、痛みの場所は似ていても実際の原因はさまざまです。ご自身では腹斜筋の問題だと思っていても、専門家が評価すると別の部位が主な原因だったということも珍しくありません。最低限、専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。

姿勢・呼吸を整えるためのセルフチェックとケア

腹斜筋の痛みを根本から改善するには、痛みの出ている部分だけでなく、姿勢と呼吸を含めた全身の使い方を見直すことが欠かせません。ここでは自分でできる簡単なチェック方法をご紹介します。

姿勢チェックのポイント

壁に背中とお尻をつけて立ち、腰と壁の間に手のひらが入るかどうかを確認してみてください。手がすっと入りすぎる場合は骨盤が前傾しすぎ、反対に手が入らない場合は骨盤が後傾している可能性があります。

また、両手を胸の前で組んで体幹だけを左右に捻ってみて、可動範囲に大きな左右差がないかも確認しましょう。左右差が大きいほど、スイング中に片側の腹斜筋へ偏った負荷がかかりやすくなります。

普段からできる呼吸の意識づけ

正しい姿勢で深呼吸がちゃんとできるように、普段から意識しておくことも大切です。肩を上げずに、お腹まわりを使ってゆっくりと呼吸する感覚を、日常のふとした時間に確認してみてください。

こうしたセルフケアは予防としてとても有効ですが、すでに痛みが出ている場合や、姿勢の癖が強く自分では改善しにくい場合は、専門家による評価が近道になります。股関節や胸椎の可動性、体幹の使い方まで含めて総合的に見極めることで、なぜ腹斜筋に負担が集中しているのかがはっきりします。

スイング時のダイナミックな回旋動作や、深呼吸をするだけで痛みが出てしまう場合は、医療機関を含めた専門家への受診をご検討ください。ゴルフでの腹斜筋の痛みは、スイングフォームだけでなく姿勢や呼吸という土台部分、そして肋骨や骨盤帯まで含めた身体全体に原因が隠れていることが多くあります。

表面的な痛みのケアだけで終わらせず、根本にある身体の使い方まで見直すことが、再発を防ぎながら気持ちよくラウンドを続けるための鍵です。一人で悩まず、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。


院長:近江

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