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かかとと土踏まずの両方が痛い時、何が原因なのか分からず不安になりますよね。


かかとや土踏まずの痛みの原因を調べている方の多くは、足底筋膜炎や足底腱膜炎を疑っているはずです。実際、この痛みは足底の組織だけでなく、足部の機能や身体の使い方とも深く関わっています。
今回は、かかとと土踏まずの痛みがなぜ起こるのか、そしてどう見極めればよいのかを分かりやすくお伝えします。


痛む場所で原因の見当をつけることは大切です
足の裏には、かかとの骨から足の指のつけ根まで広がる足底腱膜があります。この組織は歩行時の衝撃を吸収し、土踏まずのアーチを支える重要な役割を持っています。ここに繰り返しの負荷がかかると、かかとや土踏まずに痛みが出ます。
足底筋膜炎や足底腱膜炎では、朝の第一歩で痛む、しばらく歩くと少し楽になる、長時間立つとかかとがつらい、といった特徴がよく見られます。痛みの出方と場所を合わせて見ることが原因の見極めに役立ちます。
かかとの内側が痛む場合は、足底腱膜がかかとの骨に付着する部分に負荷が集中していることが多いです。朝起きた時や立ち上がる時に強く痛む方は、この部位が関係している可能性が高くなります。かかとの内側の痛みは足底腱膜の付着部へのストレスを疑う重要なサインです。
土踏まずの中央や内側が痛む時は、足底腱膜の中間部に負荷がかかっていることが考えられます。長く歩いた後や、硬い床の上で立ち続けた後に痛みが増す方は、このパターンが多いです。
土踏まずの痛みは、単なる筋肉疲労ではなく、足部のアーチ機能のくずれが背景にあることが少なくありません。
扁平足だから起こる、ハイアーチだから起こる、と単純に分けるのは今の考え方ではありません。実際には、扁平足でもハイアーチでも足底腱膜炎になることがあります。大事なのは、見た目の形だけでなく、歩く時にアーチがどう動くかです。
静止している時にアーチが見えていても、歩行時にくずれてしまう方は多いです。逆に、見た目は扁平足でも、動きの中ではそれほど問題が出ない場合もあります。足部の状態は見た目より動きの中で評価することが大切です。
歩くときに踵が接地する際、後足部は衝撃を吸収するために適切にはたらきます。この時、後脛骨筋がうまく機能すると土踏まずの支持が保たれ、足底腱膜への負担を抑えやすくなります。後足部に問題があると、ショック吸収がうまくできず、足底に負荷がかかり続けます。
そのため、かかとや土踏まずの痛みをみる時は、足裏だけではなく後足部のはたらきも確認する必要があります。これが根本的な見極めにつながります。
かかとや土踏まずの痛みは、足底筋膜炎だけではありません。舟状骨のドロップがあると内側縦アーチがくずれやすくなり、土踏まずに負荷がかかります。
ショパール関節やリスフラン関節の捻挫でも、足部の連結がくずれて似た痛みが出ることがあります。こうした場合は、足底だけをみても原因にたどり着きにくいです。
扁平足のためにアーチを少し高くして支えるインソールも、原因によってはあまり効果が見られないことがあります。どこがくずれているのか、どの関節や組織に負担が集中しているのかを見極めることが大切です。
足裏をボールでコロコロするセルフケアを続けている方は多いですが、一度痛みが出てしまうと、それだけで良くなることは基本的に少ないです。痛みの原因が足部の機能や身体全体の使い方にあるためです。
歩くのも痛い時は、インソールを併用しながら、さらに足部の状態を整える介入が必要になります。今の痛みを和らげることと、根本的に良くすることは別で考える必要があります。
かかとと土踏まずの痛みは、足底腱膜炎や足底筋膜炎でよく見られる症状ですが、原因は足裏だけにあるとは限りません。足部の動き、後足部のはたらき、身体全体のバランスを一緒にみることで、ようやく原因に近づけます。
一人で悩まず、痛みの場所やタイミングを整理しながら、早めに状態を確認することが大切です。どんな小さな違和感でも、まずは原因を正しく見極めるところから始めましょう。

