梨状筋症候群

梨状筋症候群とは

梨状筋症候群は、お尻の奥に位置する梨状筋が硬くなり、坐骨神経を圧迫することでお尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが起こる状態を指します。

整形外科で検査しても椎間板ヘルニアなど明確な異常が見つからず、原因が分からない坐骨神経痛の一因として見落とされがちな症状です。

長時間の座位や運動不足が続くことで悪化しやすく、近年のデスクワーク増加により発症リスクが高まっており、梨状筋症候群は腰痛・坐骨神経痛全体の0.3～6%を占めるというデータがあります。（Hicks et al. 2023）

中年層、特に女性に多く見られる疾患で、腰痛患者自体が多いことから潜在患者も相当数いると考えられており、当院でもよくご相談をいただく症状の一つです。

梨状筋症候群を放置すると、痛みが慢性化し日常生活の質が著しく低下します。座る、立つ、歩くといった基本動作に支障をきたし、仕事や家事への集中力も低下してしまいます。

さらに、痛みをかばうことで腰や膝、股関節に二次的な負担が広がり、姿勢のバランスがくずれて他の部位にも痛みが出現することがあります。

筋力低下や感覚麻痺が進行すると、歩行困難や自立した生活が制限されるケースもあるため、早めの対応が大切です。

梨状筋症候群の原因

梨状筋症候群は、筋肉の硬さや姿勢の乱れ、運動習慣、外傷など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、症状の感じ方や進行には個人差があり、根本的な解決を目指すには、梨状筋の状態だけでなく全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

梨状筋症候群の原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、お尻だけでなく、骨盤帯や腰部、股関節の動き、全身の姿勢バランスが影響しているケースが多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的な梨状筋症候群へのアプローチと特徴

梨状筋症候群では以下のような対処法が一般的です。

当院では、梨状筋をほぐすことだけに注目するのではなく、股関節～骨盤帯のバランスや姿勢、運動習慣まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

症状を一時的に抑えるだけでなく、根本原因にアプローチし、再発を防ぎ、安心して仕事や趣味を楽しめる状態を目指します。

梨状筋症候群の無い生活のために

仕事中や趣味の運動でお尻の痛みを常に気にするのはとてもストレスです。

まずは、ご自身の身体の状態を正しく知り、「どこが原因で梨状筋に影響が出ているのか」「どのようなアプローチから始めるべきか」を見極めることが大切です。

実は、坐骨神経痛を持っている方で梨状筋に問題がある方は意外と多いです。梨状筋に負担のかかりにくい身体づくりを専門家のサポートを受けながら行う必要があります。

できるだけ日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、梨状筋症候群の原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

梨状筋症候群を根本から解決し再発を防ぐためには、梨状筋の状態や骨盤帯・股関節のバランス、姿勢など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、痛みの経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に歩き、動ける毎日をサポートします。

梨状筋症候群のQ＆A

梨状筋症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然回復することもありますが、多くの場合は適切な介入が必要です。放置すると慢性化するリスクが高いため、早期の対処をおすすめします。

どこで診てもらうのがよいですか？

整形外科で検査を受け、異常が見つからない場合は専門的な筋肉・姿勢評価ができる場所での相談をおすすめします。

どんなストレッチが有効ですか？

梨状筋や股関節周囲のストレッチが効果的ですが、自己流で行うとかえって悪化することがあります。痛みの出ない範囲で専門家の指導の下に行いましょう。

長時間座る仕事でも治りますか？

座り方や姿勢の工夫、一定時間ごとの立ち上がり・動作調整などを心掛けられると良い変化が見込めます。

坐骨神経痛と梨状筋症候群の違いは何ですか？

坐骨神経痛は原因が多岐に渡り、腰部疾患によるものと梨状筋症候群によるものの違いがあります。MRIや身体所見で判別されます。

効果を実感された方の声

梨状筋症候群に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

梨状筋は股関節を支える大切な筋肉ですが、余計な負荷がかかりやすい部位でもあります。問題があると骨盤帯だけでなく全身のバランスがくずれ、他の部位にも負担が広がってしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。

当院では、股関節～骨盤帯と全身を同時にチェックしながら、身体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

ジム通いを続けられるようになり、不安がなくなりました

施術翌朝の体の軽さに驚きました