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母指CM関節症とドケルバン病の違いは?親指の痛みを見分けるヒント

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親指の付け根や手首の親指側が痛いと、これって同じような症状なのかなと迷ってしまいます。実際に、母指CM関節症とドケルバン病との違いが分からず、不安なまま過ごしている方は少なくありません。

特に物をつまむ、ひねる、瓶のふたを開ける、赤ちゃんを抱っこする、そんな日常動作で痛みが出ると困ってしまうものです。もし親指の痛みが続いているなら、母指CM関節症の可能性も含めて整理しておくことが大切です。

似ているようで原因も負担のかかり方も違います。今日はその違いを、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。

院長:近江

親指の痛みは似た症状が多いからこそ、まず違いを整理することが大切ですね

目次

母指CM関節症とドケルバン病は何が違うのか

親指まわりの痛みは、場所が近いためにひとまとめに考えられがちです。ただ実際には、母指CM関節症は関節の問題であり、ドケルバン病は腱鞘炎です。つまり、同じ親指側の痛みでも、負担が集中している組織が違います。ここを分けて考えることが、適切な対処への第一歩になります。

母指CM関節症は、親指の付け根にあるCM関節へ負担が蓄積し、軟骨のすり減りや炎症が起こる状態です。つまむ、握る、ひねるといった動作で関節に圧縮とねじれの力がかかるため、日常生活のあらゆる場面で痛みが出やすくなります。

一方のドケルバン病は、手首の親指側を通る腱と腱鞘に炎症が起こる腱鞘炎の一種です。親指を持ち上げる、広げるといった動きで腱がこすれ、手首の親指側に強い痛みが出るのが特徴です。

痛い場所が近いからこそ、同じものだと思い込まないことが大切です。

痛みの場所と動作で見えてくる違い

見分ける時に大切なのは、どこが痛むのか、どんな動きで痛むのかです。もちろん自己判断だけで決めつけるのは危険ですが、目安を知っておくと早めに整理しやすくなります。毎日の困りごとと結びつけて考えると分かりやすいです。

比較項目母指CM関節症ドケルバン病
痛みの中心親指の付け根の関節手首の親指側
痛みが出やすい動作つまむ・ひねる・握る親指を広げる・持ち上げる
日常で困りやすいこと瓶のふた・ドアノブ・洗濯ばさみ抱っこ・スマホ・手首をひねる動作
特徴的な変化進行すると変形や開きにくさ腫れや熱感が出やすい

母指CM関節症では、物をつまんだりひねったりする時に関節へ負担がかかりやすいです。

瓶のふたを開ける、鍵を回す、洗濯ばさみをつまむ動作でつらいなら、母指CM関節症の可能性をより考えたいところです

ドケルバン病で起こりやすい特徴

ドケルバン病では、手首の親指側がピンポイントで腫れぼったく感じることがあります。赤ちゃんの抱っこで手首に負担がかかる親御さんや、スマホを片手で長時間操作する方に多く見られます。

親指を握り込んだまま手首を小指側に曲げると痛みが強くなる場合は、腱鞘炎の可能性が高まります。ただしこの確認も、炎症が強い時期は刺激になることがあるため、無理に繰り返すのは避けてください。

年齢も大切な見分けのヒントになります

痛む場所や動作と並んで、年齢も見分けの大切なヒントになります。母指CM関節症とドケルバン病では発症しやすい年代が異なるため、自分の年齢と照らし合わせることも参考になります。

母指CM関節症は関節の軟骨のすり減りが背景にあるため、若い方には発症しにくく、40代以降の方に多い傾向があります。特に更年期前後の女性は女性ホルモンの変化が関節の炎症を起こしやすくする要因のひとつとされており、発症リスクが高まります。

20代・30代の若い方が同じような場所の痛みを感じている場合は、別の原因を考えた方がよいケースも多いです。

一方のドケルバン病は、年齢に関わらず使いすぎや負担の蓄積が主な原因です。育児中の若いお母さんから家事や仕事で手をよく使う方まで幅広い年代に起こります。出産後に発症するケースも多く、ホルモンバランスの変化が腱鞘の状態に影響することもあります。

若い方で親指まわりが痛む場合はドケルバン病、40代以降で徐々につらくなってきた場合は母指CM関節症を念頭に置いておくと、整理の入口として役立ちます

母指CM関節症で起こりやすいサイン

母指CM関節症は、最初は少し違和感がある程度でも、使い続けるうちに徐々に症状が強くなっていきます。朝はそれほどでもないのに、使っているうちに親指の付け根がジンジンしてくる、という方も多いです。

親指の付け根がぽっこりと膨らんできたり、親指が開きにくくなったりするのも特徴のひとつです。さらに進むと、ペンを持つ、布を絞る、ボタンを留めるといった細かい動作でも痛みが出やすくなります。

セルフケアだけで判断しない方がいい理由

今は情報が多いので、セルフチェックやセルフケアを試しやすい時代です。ただ、親指の痛みは母指CM関節症とドケルバン病が似ているうえ、両方の要素が重なっていることもあります。自己流で決めつけてしまうと、遠回りになることがあります。

冷やした方がいいのか、動かした方がいいのか、サポーターが合うのかも状態によって変わります。理想は専門家に身体の状態を確認してもらい、適切な指導のもとで進めることです。原因が分かったうえで行うセルフケアは、とても意味のあるものになります。

カイロプラクティックで大切にしている考え方

当院では、親指が痛いから親指だけを見る、という考え方はしていません。手首や前腕の使い方はもちろん、肘や肩、姿勢まで含めて身体全体を評価します。痛い場所に負担が集まっている背景を整理することで、より納得感のあるケアにつなげたいと考えています。

母指CM関節症の要素が強い場合には、CM関節自体へアプローチすることもあります。カイロプラクティックは関節に主にアプローチする施術ですので、関節の動きを評価しながら親指への負担軽減を目指して状態を整えていきます

家事や仕事での使い方、継続できるセルフケアの方向性も必要に応じて一緒に整理していきます。

違いが分からない時こそ早めに相談を

母指CM関節症とドケルバン病との違いは、知識としては整理できても、実際の自分の痛みがどちらなのかは迷いやすいものです。しかも、我慢しながら手を使い続けると、どちらも長引きやすくなります。違いが分からない時点で相談することに意味があります。

大切なのは、親指の痛みをただ我慢することではなく、原因を整理して今の生活に合った方法で負担を減らしていくことです。早めに状態を知る方が、結果的に遠回りを防げます。


院長:近江

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