
院長:近江お気軽にご相談ください!

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肘が痛くなる「テニス肘」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。


実は、テニス肘の痛みは、愛犬との散歩でも起こることがあります。日常のどんな動作で痛みが出やすいのか、犬の散歩とあわせてお話しします。
私自身の経験も交えてお伝えしますね。



散歩は大切な時間ですよね
当院に来られる方の多くは、普段テニスをされていません。きっかけは、本当に何気ない、毎日の動作です。ここでは、肘に負担がかかりやすい代表的な動きと、その理由を、できるだけ分かりやすく整理していきますね。
肘の外側には、手首を反らせたり指を伸ばしたりする筋肉がつながっています。物を握って持ち上げる時、この筋肉は腱の付け根でぐっと踏ん張っています。
ペットボトルのフタを開ける、ドアノブを回す、フライパンを持ち上げる。どれも手首を軽く反らして握る動作で、肘の外側に負担が集まります。
タオルを絞る、雑巾を絞る、ドライヤーを持つ。握る力にひねりが加わると、腱の付け根へのストレスはさらに大きくなります。
洗濯物を干す時に腕を伸ばしたまま持ち続けるのも、実は同じです。痛む動作が多いほど、毎日の生活がつらくなってしまいますよね。
マウスを握ったまま手首が反った状態が続くと、前腕の筋肉は休めません。在宅勤務が増えてから痛くなった、という声もよく聞きます。
ここまでの動きを、表で整理してみました。ご自身の毎日と照らし合わせてみてください。
| 日常の動作 | 肘の外側にかかる負担 |
|---|---|
| ペットボトルのフタを開ける | 握りとひねりが同時に加わる |
| 買い物袋を提げて歩く | 手首を反らしたまま重さを支え続ける |
| タオルや雑巾を絞る | 強い握力とひねりが重なる |
| マウスの長時間操作 | 手首が反った状態が続く |
| リードを握って歩く | 握り続けることと急な引っ張りが加わる |
共通しているのは、手首を反らして握り続ける、そこにひねりや衝撃が加わるという点です。
散歩は、握る、引っ張られる、手首をひねるといった動作が、長い時間続く運動です。肘の外側にとっては、思った以上に負荷の高い場面になります。どんな場面で負担が高まるのか、実体験も交えながら見てみます。
実は私自身、アメリカ留学中にルームメイトの大型犬を、よく散歩に連れて行っていました。犬種はグレートデーンだったので、なかなかの力でした。
いろいろな方向へ急に引っ張られるので、そのたびに腕へ強い力がかかります。気づけば、私の肘も痛くなっていました。
リードを握る手は、ずっと力を入れたまま動きません。腱の付け根は血流が少なく、休みなく働き続けると傷みやすくなります。
そこに、他の犬や猫に気づいた愛犬の突然の動きが加わります。繰り返しの小さな負荷に急な引っ張りが加わることが、肘の痛みを引き起こしやすい大きな要因です。
大型犬はもちろん、小型犬でも勢いがつくと意外に大きな力になります。毎日の習慣だからこそ、負担は知らないうちに積み重なります。
当院に来られている方でも、肘のサポーターをしながら、なんとか散歩に連れて行っているという方がいます。
愛犬との散歩は、飼い主さんにとって貴重な運動の時間でもあります。私は、とても大切な時間だと考えています。
痛いからといって、愛犬との散歩をやめるわけにはいきません。だからこそ、続けながら負担を減らす工夫が大切です。無理なく取り入れられるものを選んでみてください。今日からすぐに始められる方法を、いくつかご紹介します。
まず取り入れやすいのは、次の3つです。
この中でも、手を交代するだけで、同じ場所へのストレスをぐっと減らせます。
リードの持ち手を手首に巻きつけず、肘を軽く曲げて身体の近くで持つことも、負担を減らすコツです。
よくお伝えしているのは、腕だけの力で頑張らないことです。肩甲帯から腕までを一つのユニットとして意識するくせを身につけると、肘だけに力が集中しにくくなります。
肩甲帯とは、肩甲骨と鎖骨まわりの部分です。ここがスムーズに動くと、リードを引かれた時の力が、腕全体に分散されます。デスクワークで肩が丸まっている方は、特にこの部分が固まりやすいです。
帰宅後は、手首をぶらぶら揺らして前腕を休ませてあげてください。痛みが強い日は、短めのコースに切り替えるのも立派なケアです。
「そのうち良くなる」と思っていても、一度痛みが出てしまうと、数週間から数か月単位で長引きやすいケガです。年齢による変性や、慢性的な負荷が重なっていると、症状は出やすくなります。気になる状態があれば、早めに確認しておくと安心です。
2週間以上痛みが引かない、夜にうずく、朝起きた時に肘がこわばる、物を持つのが怖くなってきた。こうした場合は、慢性化が始まっているかもしれません。早めに身体の状態を確認しておくと、安心して散歩を続けられます。
カイロプラクティックでは、背骨や骨盤、そして四肢など関節の状態を評価します。筋肉は関節の動きの影響を受けるため、動きの土台となる部分をしっかり整えることが特徴です。
肘が痛くても、原因は肩甲帯や背骨の動きにあることが少なくありません。痛い場所だけでなく、その土台から見直すことで、無理なく動ける身体を目指します。
肘の痛みは、我慢し続けても良くなりません。散歩のたびに不安を感じているなら、一人で抱え込まずに、いつでも相談してくださいね。愛犬との時間を、笑顔で楽しめるようにお手伝いします。

