むちうち

むちうちとは

むちうちは正式には「頚椎捻挫」などと呼ばれる状態で、交通事故やスポーツでの衝突など、強い衝撃によって首が急激に前後に揺さぶられることで発生します。

首の正常な可動域を超えた動きにより、筋肉、靭帯、神経、血管などの組織が損傷し、痛みやしびれ、めまい、頭痛といった多様な症状が現れます。

日本におけるむちうちの有病率は男性7.7%、女性9.6%で、そのうち3ヶ月以上症状が続く割合は男性34.3%、女性24.2%という報告があります。生活の質低下と関連し、年齢の影響がより大きいことが明らかになっています。（Kumagai et al. 2022）

当院でもこうした症状でお悩みの方が多く来院され、よくご相談をいただく症状の一つです。

むちうちを放置すると、首や肩の痛みが長期間続く慢性疼痛となり、仕事や趣味での集中力低下により生活の質にも悪影響を及ぼすことがあります。

神経への圧迫も発生して続いてしまうと、手足のしびれや感覚異常が悪化し、握力低下や細かい作業ができなくなることもあります。

自律神経のバランスがくずれることで、めまい、吐き気、動悸、睡眠障害、倦怠感、集中力低下などの自律神経失調症状が現れることもあります。

頭痛や耳鳴りが後遺症となり、仕事や趣味の継続が難しくなってしまうケースもあるため、早めの対応が大切です。

むちうちの原因

むちうちは、交通事故による衝撃や首への過度な負担、筋肉や靭帯の損傷など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こるものです。

そのため、症状の感じ方や回復には個人差があり、根本的な解決を目指すには、頚椎の細かい動きや全身のバランスを見極めながら整えていくことが大切になります。

むちうちの原因としては以下がよく挙げられます。

実際に当院を訪れる方の中には、首だけに問題があるのではなく、姿勢、胸椎・肩甲骨、体幹全体のバランスが影響しているケースも多く見られます。

症状のある部位だけにとらわれず、全身の状態を多角的に評価することが、根本的な解決への近道です。

これまでいくつかの対策を試したものの改善が感じられなかった方も、まずは一度お気軽にご相談ください。

快適な生活のために当院でできること

なかなか良くならないな、と思っている時は他の選択肢も探すために、セカンドオピニオンをもらうという判断も必要になります。

一般的なむちうちへのアプローチと特徴

むちうちでは以下のような対処法が一般的です。

当院では、首だけに注目するのではなく、身体全体のバランスや使い方まで丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術やアドバイスを行っています。

痛みを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぎ、安心して仕事や日常生活を楽しめる状態を目指します。

むちうちの無い生活のために

首の痛みや不調を感じてしまうと、日常生活や仕事のモチベーションに悪影響を与えます。

まずは、ご自身の首や身体の状態を正しく知り、「どこに負担がかかっているのか」「どのようなケアから優先して行うか」を見極めることが大切です。

実は、むちうち後のケアでは、頚椎だけでなく胸椎や肩甲骨周りの動きもチェックする必要があります。長期的に固定などをして、首を動かすこと自体が怖くなると回復も遅れてしまうので、その時の状態にあったエクササイズを行うことが大切です。

できるだけ日常生活を続けながら、その時の状態に合ったセルフケアを取り入れ、カイロプラクティックとエクササイズによる総合的なケアを始めてみませんか？

当院の特徴

当院では、アメリカの国家資格（DC）を持つカイロプラクターである院長が、初回のカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。

痛みのある場所だけにとらわれず、むちうちが長引く原因を見極めた上で、その場限りではない根本的なケアを、豊富な経験をもとに行っていきますので、安心してお任せください。

当院で変化を感じる方が多い理由

むちうちを根本から解決し長引くのを防ぐためには、頚椎の構造やバランス、上肢全体の使い方など、今の身体がどのような状態にあるのかを正確に把握することが何より大切です。

そのため当院では、症状の経過や日常生活での負担のかかり方といった、わずかな変化も見逃さないよう、評価から施術まで院長が責任をもって丁寧に対応しています。

神経・筋骨格系と運動に精通したカイロプラクターが、あなたの身体にしっかりと向き合い、再び快適に過ごせる毎日をサポートします。

むちうちのQ＆A

むちうちは自然に治りますか？

軽度のむちうちは時間とともに自然に改善することもありますが、約20％の患者は1年経過しても症状が残るとされています。早期に適切なアプローチを受けることで、症状の慢性化を防ぐことができるとされています。

首の痛み以外の症状もむちうちと関係がありますか？

はい、むちうちは首の痛みだけでなく、頭痛、めまい、吐き気、しびれ、耳鳴り、倦怠感、集中力低下、睡眠障害など多岐にわたる症状を引き起こします。これらは神経や血管、自律神経への影響によるものです。

むちうちの症状はいつまで続きますか？

症状の持続期間は損傷の程度や個人差により異なります。軽度であれば2～3ヶ月で改善することが多いですが、適切な治療を受けない場合は半年以上続くこともあります。

事故直後は何ともなかったのに後から症状が出るのはなぜですか？

事故直後は緊張状態やアドレナリンの分泌により痛みを感じにくいことがあります。また、軟部組織の炎症は時間の経過とともに進行するため、数時間後や数日後に症状が現れることが一般的です。

レントゲンで異常なしと言われたのに痛みが続くのはなぜですか？

レントゲンは骨の異常を確認する検査であり、筋肉や靭帯、神経などの軟部組織の損傷を判別するにはMRIなどの検査が必要になります。むちうちの多くは軟部組織の損傷によるため、レントゲン画像上異常がなくても症状が存在します。

効果を実感された方の声

むちうちの症状に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、以下のような変化を実感されています。

首は頭部を支える重要な部分であり、全身のバランスの要となる場所でもあります。問題があると様々な症状が現れ、日常生活に大きな影響を与えてしまいます。

だからこそ早めに対応することが、症状の改善はもちろん、再発の予防にもつながります。

当院では、首と全身のバランスをチェックしながら、体の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術で根本的な解決を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

慢性的な首こりと頭痛が改善し、快適になりました

競技特性を理解した施術で安心してレースに臨めています