2019年に院長の近江はICCSPという国際認定スポーツカイロプラクターの資格を無事に取得することができました。予定より時間はかかったのですが、自分自身がやりたいことの為に必要だったので、とりあえずは無事に取れて良かったです。
*ICCSPは2019年8月の時点で、ICSCという名前に変わっています。
スポーツカイロプラクティックについては、以前から何度かご紹介していると思いますが、せっかくの機会ですので、こういった資格をどうやって取得できるのか、どんなことを勉強したのかということをシェアしてみたいと思います。
「知りたい!」という人はかなり少ないと思いますが、「スポーツカイロプラクティックって何ができるの?」という方にも読んでいただければと思います。
ICCSP取得の前に
ICCSPというのは国際スポーツカイロプラクティック連盟(=FICS)が発行する国際認定としての資格なのですが、取り方にはいくつかの方法があります。
FICSが認定しているカイロプラクティックの学校を卒業すると、ICCSPプログラムへの応募が認められるのですが、自分の場合はアメリカのスポーツカイロプラクティック協会が発行するCCSPというものをすでに持っていたので、少しだけ一般的な応募方法と違いました。
ということで、まずはCCSPに関しての説明です。
認定スポーツカイロプラクター(アメリカ)
アメリカスポーツカイロプラクティック協会(=ACBSP)が発行するのが、認定スポーツカイロプラクター=Certified Chiropractic Sports Practitioner=CCSPなワケですが、これを取得するにはこれまた複数の方法があります。(*2016年時点)
- カイロプラクティックの学校卒業後に最低100時間のCCSPプログラムを受講する
- ATC(公認アスレティックトレーナー)を取得している
- ACBSPから認定を受けた学校で、修士を取得する(スポーツ科学に関連するもの)
- 同じく認定を受けた学校で、スポーツ医学研修医プログラムを1年修了する
上記のどれかに加えて、有効な応急処置の資格(CPR/AED)を保持した状態で、試験に合格することで取得できます。*参考までに試験は250問からなります
上記のプログラムを修了してから、3年以内に試験を受けなければならず、3回まで受けることが可能です。
試験の為にカバーしておくべき内容の例をいくつか挙げると、
- スポーツカイロプラクターとしての概念
- 運動生理学
- 臨床バイオメカニクス
- スポーツ栄養学
- 補助療法・代替療法
- スポーツ傷害画像診断
- CPRと緊急時の対応
- スポーツ傷害の診断・治療・予防
- その他アスリートと取り巻く環境・特例・法律など
があります。
自分は母校であるライフ大学でスポーツ科学・スポーツカイロプラクティックに関する修士を取得(上でいう3番)していたので、試験を受ける資格がありました。
*ちなみに修士の場合は、300時間以上の授業があります。
この試験に無事に合格できたので、CCSPを取得することができました。
そして、この資格の維持には1年ごとに一定数のセミナーなどの単位を取得しなければなりません。
*ちなみに、この資格には上位の学位プログラム(Diplomate)があり、これはあたりまえですが、CCSP取得以上に大変です。
と、ここまで結構長く書いてしまったので、本題はその②へと続くことにします笑
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