痛みへの理解


OSCを利用していただくにあたって、必ずお伝えしていることがあります。

それは痛みをどうとらえるかということについてです。

 

下の図ですが、あなたならどちらを選ぶでしょうか?

立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック

これは明らかなことですが、痛みというのは脳が感じているものです。

 

最近では、ケガなどがなくても、思いこみのせいで痛みが出てしまうということが言われています。逆にケガをしていても痛みが出ないということもあります。

 

また、実際にケガをしている場所・部位に関わらず、そしてケガの程度にも関わらず痛みを感じてしまうこともあります。

 

ケガをした直後の初期段階では、痛みはからだからの警報システムとして機能し、私たちのからだに異常があることを教えてくれています。

 

ですがこれが慢性化、つまり3ヵ月以上痛みが続いているということになると、話が少し違ってきます。それは脳が痛みを覚えてしまっていて、からだを痛みが出るように動かしてしまっているということです。

 

脳が痛みを学ぶ?


勉強やトレーニングなど何かを覚えよう・上達させようとするときに、集中して学ぶことで覚えようとすると思います。

 

もし、痛みに着目し、考えすぎ、集中してしまうとどうなるでしょうか?同じことが起こります。脳が痛みをより学んでしまうということになります。

例えば、腰痛のために腰痛ベルトをすると「自分は腰痛持ちだ」という考えがからだに染み付いてしまい、良くない影響を与えることがあります。

 

痛みに対してはアクティブにアプローチし、ポジティブシンキングがいいわけですが、「はいどうぞ」と言ってできるものでもないので、そこに対してOSCでは施術やエクササイズなどを使ってサポートをしていきます。

 

痛みのある場所に原因があることは少ない!


実際にケガしている場所や、ケガの程度は実際に感じている痛みとあまり関係がないことが多いと上の方で言いましたが、カイロプラクティックでのアプローチにおいても痛みがある場所に必ずしもアジャストメントを行うわけではなく、原因となっている部分を適切な評価から見つけ出し行っています。

 

「骨盤を調整したら、膝が楽になった」

「背中を調整したら肩が楽になった」

 

そういったことは珍しくなく、あくまで問題の原因を調べていったら、その場所は痛みが出ている場所ではなかったということだけです。そういったアプローチの出来る場所は実はそんなに多くありません。

 

OSCではなぜ脳がそういった痛みを作り出してしまったのか、初回でしっかりと時間を使って評価するようにしています。

 

脳の再教育


OSCの理念の1つである「カイロプラクティックで脳とからだの再教育」ということにもつながるのですが、OSCでは痛みを覚えてしまった脳に対して再教育を行います。

 

カイロプラクティックアジャストメントを受け運動をすることで、新しい刺激が脳へと伝わります。アクティブな生活を維持することで、そして脳が痛みではなく正しい動きなどの新しいことを覚えられるようにサポートすることで再教育を促していきます。

 

人間には痛み以外の多くの感覚があるので、もちろん正しい食事や睡眠なども重要な要素となります。

OSCで”痛み”だけに着目しないケアを


私たちは生活において姿勢やケガ、ストレスが原因で大きい筋肉ばかりを使いすぎてしまうように脳が覚えてしまっていることがあります。カイロプラクティックアジャストメントで小さい筋肉にも刺激を入れてあげることで、脳がからだをより認知できるようにします。

カイロプラクティックの詳しい説明に関してはこちら

 

「痛みを意識するな!気にするな!ポジティブに行け!」と言っても意識的にそう行うのは難しいのがほとんどです。

 

OSCではカイロプラクティックアジャストメントを受けた後に、脳がからだの状態をより認知できるようになった状態で、エクササイズをやってもらいます。そうすると今まで難しかった動きがより簡単にできるようになります。

 

「今までできなかったけど出来た!」

「この動きがさっきより楽!」

「あれ?痛みが少ないから結構いけそうだぞ。」

 

そういった気づきみたいなものが、実はかなり重要だったりします。そういった感覚が脳に痛み以外の新しい刺激を入れ、覚えさせるという意味で有効だからです。

 

痛みだけに着目せず、その人が本当の意味でアクティブにポジティブに動けるようになることをOSCはサポートします!

上の図の右側のサイクルで行きたいという方は是非一度ご相談ください。

 

まずは正しい評価を!(重要)


骨折などの深刻なケガやレッドフラッグと言われる生命に関係しそうなものの場合はもちろんその限りではないので、まずは正しい評価のできる専門家のもとへご相談ください。

 

OSCでも評価の下、必要な場合は先に医療機関の受診をすすめています。



参考文献: