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【ストレートネック・姿勢矯正】結局何をすればいいの?姿勢ケアあれこれとまとめ。


*左から、通常・平背・スウェイバック・反り腰
*左から、通常・平背・スウェイバック・反り腰

姿勢ケア姿勢改善といった言葉を目にすることが最近では多くなっているような気がします。

 

猫背、頭部前方変位、平背、巻き肩、スマホネック、反り腰など姿勢に関する言葉も多くあります。

 

「自分はストレートネックなんです。」なんていいながら来られるクライアントさんも珍しくありません。

 

長期的な健康というものを考えた時、やはり良い姿勢であることは大切なことです。悪い姿勢では身体に偏った負担がかかり、痛みや症状などの体調の変化につながることもあるからです。

 

よく言われることですが、人の頭の重さはボウリングの球くらいあるので、それが少し前後左右にずれただけでも余計な負担が関節・靭帯や筋肉にかかります。

 

デスクワークやスマホの使い過ぎなど生活習慣の変化もあって特に悪い姿勢にはなりやすい現代です。子供の頃悪かった姿勢は大人になっても基本的に変わらないので特に気を付けたいところです。

 

もしあなたが、

  • 姿勢ケアのために何をすればいいかわからない。
  • 悪い姿勢からくる頭痛や肩こりで悩んでいる。
  • 良い姿勢にみえるようにしたい。
  • お子さんの姿勢が悪すぎて気になる。
  • 姿勢が悪いまま年を重ねていくのが不安。

といったことでお困りなら、米国資格(DC)のOUMIスポーツカイロプラクティックがお役にたてるかと思います。

 

お気軽にご相談ください!


◆姿勢には動いている時の動的姿勢、止まっている状態の静的姿勢があります。そして、姿勢ケアの目的は大きく3つに分かれます。

  1. 姿勢からくる痛みや症状があるのでどうにかしたい。
  2. 見た目をどうにかしたい。
  3. レントゲン写真で見たレベルで姿勢を改善したい。

このページでは、主に静的姿勢における痛みや症状・見た目に対してどういったアプローチを行っているかについて紹介しています。

 

いろいろある姿勢のタイプ


*(8)を参考に作成
*(8)を参考に作成

姿勢にはいろいろなタイプがありそれぞれ特徴があります。*各姿勢のイメージに関しては一番上の図をご参照ください。

 

これら以外にも猫背・巻き肩・スマホネック・ストレートネックなどいろいろとありますが、要は背骨などに偏った負荷がかかりやすい状態になってしまうということです。

 

また、背骨→胸郭(肋骨)→肩甲骨→肩といったように他の関節やその周囲の筋肉にも影響が及ぶことがあり、痛みや症状につながるとされています。

 

特に胸郭から呼吸への影響、肩甲骨の動きから筋肉への影響はよくみられます。

 

*背骨のカーブが正面から見て横に曲がってしまう側弯症に関してはこちらをご参照ください。 


各姿勢に関して少し補足しておくと、

  • 頭部前方変位のように頭が肩に対して前に出てしまうと、頭の重さ以上の負担が首や肩にかかります。
  • 本来カーブがあるべきところがまっすぐになっていたり、本来曲がるべきところが反っている、過度に曲がっている状態だと関節自体に負担もかかります。
  • 骨盤の前傾や後傾は周辺の筋肉のバランスに影響します。
  • 反り腰では筋肉のバランスが痛みに影響することが多くいです。反り腰=腰痛ということにはならないとされています。そして、すべり症や分離症との鑑別も大切です。 

上部・下部交差症候群


姿勢の影響で筋肉のバランスがくずれる、または筋肉のバランスがくずれることによって姿勢に影響が出てしまうこともあります。

 

上の図にあるように筋肉には①使いすぎる傾向にあるもの、②使わなくなってしまう傾向にあるものがあります。

 

これらは身体の上部と下部で前後に交差するように配置されていることから、上部・下部交差症候群と呼ばれています。

 

◎例えば、上部でいえば胸の筋肉(巻き肩)や肩の上の筋肉(肩こり)、下部でいえば股関節を曲げる筋肉(腰痛・脚のしびれ)や腰部の筋肉(腰痛)を使いすぎてしまうことが多いです。

 

◎反対に、上部では首の深部の屈筋(首こり・頭痛)、肩甲骨の間の筋肉(巻き肩・呼吸)、下部では腹筋やお尻の筋肉(腰痛)があまり使われなくなってしまいます。

 

*()内はその筋肉に影響がでることで出やすい症状です。

 

姿勢ケアの参考にするべきところです。

 

姿勢が悪くなる原因


立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック

姿勢が悪くなる原因としては多くの要素が考えられますが、やはり近年ではデスクワークの増加、スマホなどの頻繁な使用など一定の姿勢を長時間にわたって続けてしまう、なおかつ運動習慣がなく適切なセルフケアができていないということがあります。

 

そして、ここが一番姿勢ケアにおいて厄介なところなのですが、人の脳や身体というのはある一定の状態が続くとその状態を覚えてしまいます。それが例え悪い姿勢だとしても、それが普通だと考えてしまいその状態に戻そうとしてしまいます

 

これはつまり、悪い姿勢を無意識にやってしまうということです。無意識にやってしまうことを意識的に直すのはかなり難しいことです。

 

そういった悪い姿勢が無意識の中に染みついてしまうまでには長い時間を要します。

 

昨日姿勢が悪くなって痛みが出る、といったことにはならないので、姿勢の影響を実感しにくいことも問題です。

 

症状が出たころには、それこそ5年、10年、20年と経っている場合もあります。ある日突然何もしてないのになぜか痛い、なぜか症状があるということになります。

 

これらは姿勢ケアには時間がかかる1つの理由です。

 

姿勢によって起こりうるからだの問題


*(7)(9)を参考に作成
*(7)(9)を参考に作成

姿勢によって身体に起こりうる問題はいろいろとあります。

 

筋肉のバランスが理由となるものが多いのでいわゆる肩こり、首こり、頭痛といったものは想像しやすいかもしれませんが、他にもさまざまな問題につながる可能性が研究からわかっています。(7)(9)

  • 背骨に余計な負担がかかることによるケガや加齢による変性
  • 身体の使い方(余計なところに力を入れてしまう)
  • 身体のかたさ・関節の動き
  • バランス
  • 呼吸 (3)
  • ストレスや集中力 (4)
  • 自律神経系 (2)・消化系
  • 脳のはたらき (1)

痛みや症状が全くなくても、姿勢が悪いというだけで実は気づかないところで身体に問題が出ていることもよくあります。(1)(2)

 

姿勢のケアに関しては早い段階で初めておきたいというのが本音です。

 

OSCでの姿勢ケア


立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック
  • カイロプラクティックで偏った関節の動きにアプローチ
  • 徒手やツールを使って筋肉にもアプローチ
  • セルフケア・ホームエクササイズで自分自身でも姿勢のケア

姿勢は時間と繰り返しによって形成されます。それに対抗するにはやはり時間と繰り返しが必要です。(10年かけてなった姿勢を戻すのに10年かかるということはありませんが)

 

悪い姿勢を普通のものだと認識してしまった脳と身体を再教育することが大切です。

 

施術やツールを使って身体の外からアプローチ、運動・エクササイズで自身で動いて内からアプローチするような「施術+エクササイズ」という方法が近年では推奨されています。また、姿勢と関係する痛みや身体のはたらきに対しても施術と運動を併用する方が良いとされています。(5)

 

OSCでは、カイロプラクティックにより背骨などの関節の状態に変化を与えて動きを改善し、適切なエクササイズをセルフケアの一環としてやっていただくことで関節と筋肉の両方からアプローチを行っています。 

立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック|ROCKTAPE/ロックテープ

また、筋肉への施術や姿勢のためのテーピング等も含めた総合的なケアを提供しています。

 

仕事環境や日常生活におけるアドバイスも姿勢ケアの観点からさせていただきます。

 

痛みや症状が出る前に、または悪化する前に、自身の今後の健康と人生を考えた上で姿勢ケアを行ってみてはいかがでしょうか?

 

まずは正しい評価から、お気軽にお問い合わせください!

*Posture Screen


立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック

OSCでは姿勢チェック専用のアプリを使って具体的な数値を基にしながら姿勢ケアを提供しています。姿勢チェックにおいて信頼性のある方法とされています。(6) 

立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック

客観的に自身の姿勢を知ることが姿勢ケアの最初の一歩です。

 

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参考文献・サイト:

  1. Moustafa I, Diab A, Hegazy F et al. Demonstration of central conduction time and neuroplastic changes after cervical lordosis rehabilitation in asymptomatic subjects: a randomized, placebo-controlled trial. Sci Rep 11, 2021;15379.
  2. Moustafa I, Youssef ASA, Ahbouch A, Harrison D. Demonstration of Autonomic Nervous Function and Cervical Sensorimotor Control After Cervical Lordosis Rehabilitation: A Randomized Controlled Trial [published online ahead of print, 2021 Feb 4]. J Athl Train. 2021;56(4):427-436.
  3. Wirth B, Amstalden M, Perk M, Boutellier U, Humphreys BK. Respiratory dysfunction in patients with chronic neck pain - influence of thoracic spine and chest mobility. Man Ther. 2014;19(5):440-444.
  4. Nair S, Sagar M, Sollers J 3rd, Consedine N, Broadbent E. Do slumped and upright postures affect stress responses? A randomized trial. Health Psychol. 2015;34(6):632-641.
  5. Fathollahnejad K, Letafatkar A, Hadadnezhad M. The effect of manual therapy and stabilizing exercises on forward head and rounded shoulder postures: a six-week intervention with a one-month follow-up study. BMC Musculoskelet Disord. 2019;20(1):86.
  6. Szucs KA, Brown EVD. Rater reliability and construct validity of a mobile application for posture analysis. J Phys Ther Sci. 2018;30(1):31-36.
  7. Haavik H. The Reality Check (2015).
  8. Physiopedia. Posture. Retrieved from https://www.physio-pedia.com/Posture.
  9. The Reality Check. Posture. Retrieved from https://therealitycheck.com/animations/chiropractic-and-posture/.