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【腰椎すべり症】10代でおこる腰痛の原因として多いものです


すべり症という言葉を聞いたことがあるという人は少なくないかと思います。

 

腰痛の原因となりうるものの1つで、腰がかがみにくいなどからだの動きの制限にもつながることがあります。

 

6%~11.5%の方にみられるというデータがあるように、そんなに珍しいからだの問題でもありません。(2)

10代(思春期~青年期)で運動をしている人の中では腰痛の原因として一番多いものでもあり、女性と男性では女性の方に多いとされています。また年齢によってすべり症になる原因は違ってきます。

 

すべり症とは脊椎・背骨が前や後ろにずれてしまった状態をいいます。ずれる原因の1つとして背骨の一部が折れてしまうというものがあり、この状態は分離症と呼ばれます。こちらの名前も聞いたことがあるという方はいるのではないでしょうか。

 

分離症はすべり症の原因の1つとなりうるもので、分離症だからすべり症というわけではありません


スポーツでは、ダンサー・体操選手・フィギュアスケート・ウェイトリフティングなど腰をよく反るような動きを行うものでよくみられますが、脊椎に負担をかけるという意味ではどんな競技でもみられることがあります。

 

「すべり症と言われたけど何をしていいかわからない」

「すべり症とは何なのかもう少しちゃんと知りたい」

「10代で腰痛がある」

 

といった方は是非お読みください。

なんですべり症になるの?


90%のすべり症は腰椎の5番=L5におこるとされています。(2)

上記にあるように体操などの腰を反ること(=過伸展)が多い競技でみられることが多いです。体重の重い人は脊椎へのストレスが大きくなるのでBMIの高さ、そして女性に見られる反り腰などとも関係があるようです。

 

脊椎に対するストレスが関節間部(=Pars Interarticularis)という部分に過剰にかかることで、その部分が折れてしまい(=分離症)場合によっては前方などにずれてしまうことですべり症が起こると言われています。

*下の図を参照

 

分離症が原因ですべり症になることが多く、加齢に伴う椎間板の変性も関係してくることがあります。

関節間部=Pars Interarticularisに過剰なストレスがかかることで分離症=Spondylolysisになり、

すべり症=Spondylolisthesisにもつながることがあります。

*https://medium.com/@TheTennisPhysio/the-sporting-lumbar-spondylolysis-75ed41ed27eより引用

 

すべり症だと判断するには


基本的にはすべり症だと判断するには整形外科などでレントゲン・MRIといった画像での評価が主になります。

 

主な症状としては腰の痛みや脚の痛みが腰を反ると出るということが多いですが、腰痛・腰~脚の痛み・神経症状・筋肉の弱化や委縮、ハムストリングスがかたい、腰の可動域が狭い、バランスがとれないなども報告されています。 (2)

 

腰を反ると痛みが出るのとは反対に、座ったり、腰を曲げるといった動きで症状が和らいだりすることもあります。

関節間部=Part Interarticularis

*https://slideplayer.com/slide/9241975/より引用

 

OSCで出来ること


軽度のすべり症では脊椎自体が安定していることが多いので、適切なエクササイズを行うことが大切です。エクササイズの主な目的としては腹筋や体幹を鍛えることになります。

 

程度によっては手術なども候補には上がるようですが、まずは運動・エクササイズでのアプローチをすすめています。適切な判断するためにも、医療機関の受診は早めにしておくべきだと思います。

 

程度や状態によってはカイロプラクティックによる改善例も報告されています。(1)

 

「軽度と言われた」

「どんなエクササイズをすればいいかわからない」

「他になにか出来ることはないの?」

といった方は是非一度ご相談ください。

 

*OSCでは初回の評価・検査結果をもとにケアプランを作成し、根本的な解決をサポートしています。

*初回での結果によっては医療機関の受診・再受診をすすめることがあります。



参考文献:

  1. Australian Spinal Research Foundation. 2017, August 10. Spondylolisthesis & Chiropractic: What The Research Indicates. Retrived from https://spinalresearch.com.au/6735-2/.
  2. Garet M, Reiman MP, Mathers J and Sylvain J. Nonoperative treatment in lumbar spondylolysis and spondylolisthesis: a systematic review. Sports Health. 2013 May;5(3):225-32.
  3. Yochum TR and Rowe LJ (2004). Essentials of Skeletal Radiology 3rd Edition. Philadelphia, PA :Lippincott Williams & Wilkins.
  4. Souza TA (2014). Differential Diagnosis and Management for the Chiropractor 5th Edition. Burlington, MA: Jones & Bartlett Learning.

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FYI: ちょっと専門的に


◎Meyerdingによるグレーディングシステム (3)

➡前方のすべり症にはどのくらい前方にずれているかを示すグレーディングシステム(グレード1~5)があります。レントゲンの画像などで確認することが出来ますが、今後のアプローチの仕方を考えていく上で参考になるものです。

 

◎Wiltseによるタイプ別分類 (3)

➡すべり症になる原因をタイプ別に分けたものです。

  • タイプⅠ=形成異常、先天的なものなど
  • タイプⅡ=A(疲労骨折など)、B、C(急性の骨折など)
  • タイプⅢ=加齢による変性など
  • タイプⅣ=関節間部の骨折以外のものなど
  • タイプⅤ=骨粗鬆症などの病理的なものなど
  • タイプⅥ=医原性のものなど

タイプⅡAやⅢが原因として多いとされています。


立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック