【③脚の長さが違うとどうなの?】


「脚の長さが違うと言われました…」

 

と深刻な表情をして来られる方がいらっしゃいます。

 

この業界でとても頻繁に使われている言葉で、カイロプラクティック・整体などに行った経験のある方は一度は言われていることかと思います。

 

実際にカイロプラクティックの学校でも、身体を評価するときの1つの指標として教えられますが、結局何を意味しているのでしょうか?

 

2つのタイプにわけられる


まず始めに、脚の長さが違う原因には機能的なものと解剖学的なもの2つに分けられます。

 

解剖学的なものとは、実際に脚の骨の長さが違うなど構造的な問題が原因のものをいいます。ですが、ほとんどの場合は機能的なものにあてはまることが多いです。

機能的な脚の長さの違いとは


機能的な脚の長さの違い。一言で言うと筋肉や神経の機能と関係しているものをいいます。

 

人間は普段の生活や身体のつくりなど必ずしも左右対称に活動しているワケではないので、左右差というものはどうしても出てきてしまいます。

 

OSCに来られる方でも、脚の長さをうつ伏せや仰向けの状態で見てみると、ほとんどの方に長さの違いを見てとることができます。それらの差も数ミリから数センチまでさまざま。

 

そこで、それをもとに全てを評価して問題を見出していくかというとそんなことはなく、その時点では「長さがちょっと違うかな?」という印象をもつ程度です。

 

脚の長さが変わる要因としてはさまざまなものが考えられます、

 

例えば

  • 骨盤の傾きによって脚の骨(大腿骨)が上げられたり下げられたりする場合
  • 太ももの筋肉(大腿直筋)の張りや硬さの違い
  • ふくらはぎの張りや硬さの違い
  • 足関節・足首の問題
  • 仙腸関節(骨盤)の動きが左右で違う場合

などなど、

 

さらには、首・頚椎の動きも関係してくることがあります

 

つまりからだ全身の状態が影響します。

 

関節や筋肉の問題で脚の長さが変わることはよくあるので、アジャストメントやマッサージなどさまざまなアプローチで脚の長さの変化は期待できるのですが、結局何が原因でということを突き止めるのはなかなか難しいように思います。

 

評価手段としての信頼性は比較的高いものなので、からだをチェックする上で意味のないことではないです。

 

そんなに気にする必要はありません


脚の機能的な長さの違いはさまざまな要因から起こるので、からだを評価する上での数ある指標のうちの1つにすぎないです。

 

放置しておいていいとは言いませんが、あまり気にする・深刻になる必要はありません。実際にはその他の指標と総合してからだの状態を判断していくので。

 

普通に生活していたら、左右のバランスのくずれなどから脚の長さくらいすぐ変わってしまうので「まぁ身体に何かあるんだな」くらいに考えてもらえれば充分です。