![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=564x10000:format=jpg/path/sabf03e1784dec017/image/i8ca2af4e3ac9628d/version/1674541982/image.jpg)
アキレス腱。人の身体の中でもよく知られた部位だと思います。この部分にストレスが過剰にかかってしまうことで痛みや動きの制限などが出てしまうアキレス腱障害というものがあります。
以前まではアキレス腱炎という言葉が主流でした。最近の研究では炎症が必ずしも伴っているわけではなく、腱を傷めてしまっている・腱が正しく機能していないといったことが主な理由になることからアキレス腱障害などと言うことが多いです。(1)
*参考までに英語だとTendinitis(腱炎)ではなくTendinopathy/Tendinosis(腱の問題)と言います。
- ランニングやジャンプ動作後に痛くなる
- レースに向けて追い込んだら痛くなってしまった
- 歩くのも痛くなってきてしまった
- アキレス腱をつまむと痛い
など多くの運動やスポーツに支障が出てしまう問題の1つです。
ただ、アキレス腱の問題を抱えている人の約30%は強度の高いスポーツや運動とは関係なく起こってしまっているとも言われています。(1)
初期での正しい評価やケアが出来ていないと症状が長引きやすく、何をすれば良いのか困ってしまうことも多いです。
アキレス腱が痛くなってしまうのはなぜ?
![*アキレス腱=Achilles (Calcaneal) tendon](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=564x10000:format=jpg/path/sabf03e1784dec017/image/id9ae7508f81213a4/version/1674542130/image.jpg)
アキレス腱は人の身体の中で一番大きく・強い腱ですがランニングやジャンプ動作で負荷・ストレスがたくさんかかる部位です。ランニング中はアキレス腱に体重の約12.5倍もの負荷がかかっているという研究もあります。(1)
多くの場合でオーバーユーズといった使い過ぎ・負荷のかかりすぎ・休まないで運動をしつづけるといったことが原因となり、腱を傷めてしまって痛みや腫れが出てしまったり、動きが悪くなってしまうことがあります。
放っておくとより深刻な問題につながることもあるので、アキレス腱・ふくらはぎがもともとかたい人などは注意が必要です。
トレーニングエラー・運動を取り巻く環境・靴の状態・走る場所などもアキレス腱にストレスを与える外的な要因として考えられ、特に運動のレベルや強度を身体が追い付かない程急激に上げてしまうような場合は注意が必要です。
足の過剰な回内(アーチがつぶれてしまっているような状態=Hyperpronation)とも関係があります。
その他年齢(30代~50代)・運動強度・からだの代謝・体重なども影響するとされています。男女間にはあまり差はないようです。(1)
アキレス腱の問題かなと思ったら
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1920x400:format=jpg/path/sabf03e1784dec017/image/i4a4ba94c7afc2dcb/version/1546923446/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1920x400:format=jpg/path/sabf03e1784dec017/image/i26208f8cf53b529c/version/1546923446/image.jpg)
急性期ではストレッチやふくらはぎを使うような動き(つま先立ちなど)で筋肉が収縮すると痛みがでることがあります。
- アキレス腱の痛みや腫れ
- アキレス腱周囲の痛み
- 朝起きると痛い・かたい
- パフォーマンスの低下
慢性化するとアキレス腱自体が太く・かたくなることがあります。触ると感覚が鈍かったり、左右で違いを感じるようになることもあります。(3)
アキレス腱が最近痛くなってきたという方は、どんな運動をしてきたか・靴の状態・運動レベルを急激に上げたかなどを思い返してみてください。アキレス腱のどの部分が痛いかということも大切な情報です。
OSCで行う総合的なアプローチ
![立川市のOUMIスポーツカイロプラクティック](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=564x10000:format=jpg/path/sabf03e1784dec017/image/ie0ea0f59d3b50faa/version/1674542263/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E5%B8%82%E3%81%AEoumi%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF.jpg)
深刻なケースでは手術ということもあるようですが、基本的にはエクササイズや徒手でのアプローチを統合した保存でのケアが最初の段階ではすすめられています。
特に最近では完全に安静・休養してしまうよりも痛みの許す範囲で動くことが重要とされています。(1)(3)
OSCではカイロプラクティックで脳と身体のコミュニケーションを良くしてから、アキレス腱だけでなく、脚・足全体の機能、そして身体全体を見ていきます。アキレス腱の余計なストレスのかからにく身体づくりをする必要があるからです。
運動習慣の見直し、トレーニングエラーをしっかりと見つけ出すサポートもエクササイズを通して行っていきます。
カイロプラクティックや脊椎・四肢のマニピュレーションを併せた統合的なアプローチによるケアはアキレス腱障害に対するケアの選択肢の1つです。(2)
OUMIスポーツカイロプラクティックでは上記の評価とアプローチ全てを行うことができます。【カイロプラクティック】・【筋肉のバランスケア】・エクササイズ指導・生活習慣へのアドバイス・インソールや足底板を含む総合的なアプローチを提供しています。
まずは正しい評価から。お気軽にご相談ください。
*初回の検査結果をもとに作成したケアプラン(施術計画書)を提示して、根本的なおかつ再発しにくい身体づくり・セルフケアのサポートをさせていただきます。
*初回の結果によっては医療機関の受診・再受診をすすめることがあります。
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参考文献:
-
Bondi M, Rossi N, Magnan B and Brivio LR. The Achilles Tendinopathy: Pathogenesis Review. Int J Orthop. 2015 June 23;2(3):289-99.
- Hoskins W, McHardy A, Pollard H, Windsham R and Onley R. Chiropractic treatment of lower extremity conditions: a literature review. J Manipulative Physiol Ther. 2006 Oct;29(8):658-71.
-
Physiopedia. Achilles Tendinopathy. Retrieved from: hhttps://www.physio-pedia.com/Achilles_Tendinopathy.
-
Souza TA (2014). Differential Diagnosis and Management for the Chiropractor 5th Edition. Burlington, MA: Jones & Bartlett Learning.
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